塩野瑛久がアースカラーを着こなす
さまざまな役を演じ分けることから、“カメレオン俳優”とも呼ばれる、塩野瑛久さんの連載。 毎回テーマを設けて魅せるファッションはもちろん、Oggiの読者世代でもある塩野さんが等身大に語るインタビューにもご注目ください！
【Theme＃23 アースカラー編】
――今回、塩野さんの好きなアースカラーをベースにあまりやったことのなさそうなスタイリングを目指して、クリームっぽい色とベージュを繋げたグラデーションでなじませるトーン合わせのコーディネートに挑戦してもらいましたが、いかがでしたか？
あまりしないカラーリングかもしれません。よく見るとパンツの色が紫で、色がしっかり効いているんですよね。でも、表面に加工が施されていてくすみカラーっぽくなることで、あのスタイルにもなじむ。自分ではなかなか思いつかないスタイリングで新鮮でした。靴もかわいかったですよね。ボリュームのある靴が好きなんですが、今日用意してくださった靴にもたくさんありましたし、まだこのトレンドは続きそうです。
コーディネート自体も脱力感がある感じですごく好きでした。意外とこういう色のコートは持っていないので新鮮でしたし、単品で見るとインパクトのある派手なパンツがアースカラーと組み合わせるとワンポイントになるバランスが素敵で。ボリュームのある足元に落ち感のあるロングコート、そしてパーカのフードの首元の立ち上がり具合、この掛け合わせがスタイルアップしてくれて顔が小さく見える気がしました。
――アースカラーは定番で好きな色だと思いますが、この冬、新たに気になるカラーはありますか？
赤が気になっているんですよね。真っ赤というほどではなく、バーガンディほどくすんでもいない赤が気になっています。ちょっと攻めているカラーで着こなせるか不安ではあるんですが…。着るならスウェットやパーカなどカジュアルな着こなしにしたいです。あとは変わらずグリーンが好きです。
――連載や作品、イベント出演など、どの現場でもいいのですが、最近衣装で着た中で「自分でも取り入れたい」と思ったコーディネートや影響を受けたアイテムはありますか？
シャツとジャケットが共布でつくられている衣装を着たんです。ちょっと生地が厚めなんですが、ボトムにデニムパンツを合わせたコーディネートがかっこよくて。デニムパンツも僕にとっては新鮮でしたし、お気に入りのコーディネートです。あとは前にも言ったかもしれませんが、ループタイもずっと気になっていて、どこかのタイミングでつけたいと思っています。
――健康にも気を配っている塩野さんですが、最近している美容や健康法ってありますか？
お水を最近たくさん飲む！ どれぐらいなど細かい基準は決めていないですが、こまめに飲むように意識しています。
――逆に気をつけて避けているものはありますか？
最近、遅延型アレルギー検査をしたんですよ。なんと結果を見たら、牛乳、卵、ナッツ類、大豆、グルテンがダメでした。数値一番大きいのがそのラインナップなんですけど、こんなにあるとなにも食べられないですよ…（苦笑）。とはいえ、遅延型アレルギーって、「数値が出たから一切食べてはだめですよ」というわけでもないらしいんです。症状が出るか出ないかが大事で、症状が出ないものなら大丈夫な場合もあるみたいです。
もちろんあまり良くはないけれど、アレルギー反応が出たものを完全に断ち切らなきゃいけないわけではないらしいんです。でも知った上で生活を送ると、パンとご飯の選択があったらご飯を選ぶようになり、自分に合うものを自然と選べるようになりました。疲れているときや、ちょっと調子が悪いときは避ける予防もできるようになりましたし、受けてよかったです。気にしすぎないようにしつつ、米、そば、野菜など大丈夫なものを選ぶ機会が増えたかもしれません。
――乳製品がダメってことはずっと続けていた水切りのヨーグルトもやめたんですか？
はい、ヨーグルトは一旦やめました。あと豆腐もダイエット食として一番使っていたのにアレルギー反応が出てしまったのが悲しいです。グっと絞るときは、さすがに豆腐に頼らないとダメだから食べると思うんですが、とりあえずは食べないようにしています。
――昨年から食べている干し芋は？
干し芋は大丈夫でした。でも今はあんまり食べていないです。好きだし、食べたいんですけどまとめ買いしているのに意外と早くなくなるんです。買い足すスパンが早い上に1個1個ラップで包んで冷蔵庫に保存しないといけないから、結構手間がかかるんですよ。それが面倒くさくて（笑）。
――スキンケアルーティンを教えてください。
体は何のケアもしないです。最近、乾燥しだしたんですが、塗るのは好きじゃないんです。「何もしないほうがきれいになる説」を信じています（笑）。保湿アイテムをすすめられたり、ケアしたほうがいいよと言われたりしたときは、ちょっとだけいやそうな顔をしてみます（笑）。
――あまりにも小さい抵抗を…(笑)
はい、表情だけで…（笑）。「保湿をして、肌が甘えだしたらどうしてくれるんだ！」って気持ちを込めて（笑）。髪ですか？なにもしないですね。最近は染めることもほとんどないのでシャンプーとコンディショナーだけです。
コート¥119,900・パンツ¥44,000(ミカゲシン) パーカ¥37,400(にしのや⟨ウティ⟩) 靴[参考商品](セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス⟨セルジオ ロッシ⟩)
【お問い合わせ先】
・ミカゲシン 050-3131-8658
・にしのや 03-6434-0983
・セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス 0570-016600
撮影／宮下昌生（スチール）、尾崎玲央（PEACE MONKEY／ムービー） スタイリスト／久保コウヘイ ヘア＆メイク／草替哉夢 構成／佐々木怜菜、岡野亜紀子
【撮影現場ビハインド♡〝しおらしい〟取材メモ】
・「ボリュームのある靴がいいよね」と話すのを聞きながら、連載スタッフの頭をよぎるのは連載開始当時の“靴の置き忘れ事件”（https://oggi.jp/7147933）。「あのとき忘れていったのもボリュームのある靴でしたよね。こんなに存在感のある靴をどうして…？ 裸足で帰ったのか、スタジオのスリッパで帰ったのかと戸惑ったのを覚えています」と伝えると、「懐かしいなぁ（笑）」と穏やかに笑う塩野さん。
・「塩野さんは黒が似合う」と絶賛する撮影チームに「いや、黒はみんな似合うでしょう？（笑）」と言う塩野さんに、「いやいやいや！塩野さんは群を抜いて似合います」と熱弁するスタッフ陣。「でもカレンダーの撮影のときに、オールブラックコーデで夜ロケした写真が好きで、それは自分でも意外とハマっているなと思いました」とおっしゃっていました。
・連載の撮影現場では、塩野さんがスタッフに健康法やアイテムを教えてくれることもしばしば。いいものがあると「これいいよ。やってみてください！」「このアイテムは本当におすすめ！」と惜しみなく教えてくださり、実際にそれを買って愛用する人が増えていくというブームを巻き起こすので密かに「美のトレンドセッター」と呼んでいます。
俳優 塩野瑛久
しおの・あきひさ／1995年1月3日生まれ。東京都出身。【公式Instagram ＠akihisa_shiono_official】どんな難役も演じ分けることから“カメレオン俳優”と呼ばれる実力派俳優で、話題作に多数出演。2024年は大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇を熱演し話題に。2025年はドラマ「五十嵐夫妻は偽装他人」にてW主演、日韓制作のドラマ「魔物（마물）」、現在放送中のドラマ『終幕のロンド—もう二度と、会えないあなたに—』（カンテレ・フジテレビ系／毎週月曜よる10時～）に矢作海斗役で出演。2026年1月スタートの新ドラマ『未来のムスコ』（TBS／毎週火曜よる10時～）への出演が決まっている。ファッション好きとしても知られ、センスのよさから数々のファッションイベントなどに呼ばれる今、まさに旬の人。2024年1月より、Oggi.jpでファッション連載中！ 2025年4月始まりのカレンダーが発売中。詳細はカレンダー公式X @akijikan_calをチェック！
