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LIFESTYLE

2025.08.03

お騒がせ母、再来。朝ドラといえば「ダメ父」ですが…|『あんぱん』第18週【ライター・朝ドラ子のあらすじ追っかけ!週間レビュー】

NHKの「連続テレビ小説」こと、「朝ドラ」。朝ドラ大好きなOggiスタッフが、その“ツボ”を語ります。今回は『あんぱん』第18週を振り返りましょう!

朝ドラ『あんぱん』を語りたい!今週の見どころと感想をレポ

朝ドラ『あんぱん』観てますか? やなせたかし先生の妻・小松暢さんをモデルに、“逆転しない正義” 『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語を描くドラマ。ヒロインの「朝田のぶ」を今田美桜さん、やなせ先生をモデルにした「柳井嵩」を北村匠海さんが演じます。

朝ドラ大好きOggiチームきってのNHK「連続テレビ小説」ウォッチャー、ライター・朝 ドラ子が、今週の『あんぱん』のツボを自由きままに語りたいと思います!

先週のレビューはこちら:ふたりの恋が動き出す…! でもなんか思ってたんと違った|『あんぱん』第17週

先週、ついにお互いの想いを確かめ合ったのぶちゃんと嵩。めでたく両思いとなったものの、東京と高知の距離は遠く…。飛行機も新幹線もスマホもない時代、なかなか会うことは叶いません。のぶちゃんと生きていくため、嵩は仕事をやめて東京へ。ふたりはどうなる!?

第18週「ふたりしてあるく 今がしあわせ」を振り返ります

のぶちゃん&嵩、東京でふたりの生活がスタート♡ 大事な話をしようとするたび邪魔が入る展開はさながらドタバタラブコメ漫画のよう。そしてふたりからお悩み相談をされる八木さん、大変そう(笑)。

なんといっても今週のハイライトは嵩のお騒がせ母・登美子の再登場ですよ! 元気そうでなにより&戦前からまったく変わらないキャラクター。このまま「ダメ親だけど愛されキャラ枠」へと収まるのだろうか。てか登美子はなんでのぶちゃんちの場所を知ってるの? 「だいたいのことは嵩に手紙で聞いています」とのことなので、嵩が教えたのかな? 登美子になんでもかんでも教えるのはあんまりいい予感がしないぞ。

中目黒に新居を構え、ふたりは結婚。のぶちゃんの「おかえり」がうれしくて「ただいま」を何度も繰り返しちゃう嵩の新婚ムーブが微笑ましいです。「幸せは、ふたりでなるもの」。夫婦になったのぶ&嵩の新たな冒険が始まります♡

朝ドラウォッチャーの「今週のツボ」

たたみ
嵩が見つけてきた中目黒の長屋は狭くて古そうだったけれど、「屋根があるだけでありがたい」「居心地のよさそうなえい部屋や」と笑顔ののぶちゃん、前向きでえい(C)Adobe Stock

1. 嵩はもともと超有能クリエイターなんだよなぁ

嵩、のぶちゃんを追って東京に転がりこんできました! 高知新報も退職して、まさに一念発起。次の仕事も家も決めずに上京する勢いにちょっとだけ「大丈夫?」という気持ちがよぎりますが、我々は未来人ですから、彼が将来アンパンマンを生み出すことがわかっているので心配は無用です。こういうパッションも、物語には時々必要なのです。

そして光の速さで就職先を決めてくる嵩、やっぱり有能。銀座の「三星百貨店」でデザイナーとして働くことが決まりました。あいかわらず筆が早くて大活躍している様子。さすがです。ですがここで「嵩は意外にも活躍し…」とナレーションが入ったのには引っかかりました(笑)。だって全然意外じゃないよ! 嵩はもともと超優秀クリエイターだったでしょうが〜!

確かに普段はマイペースでポンコツ感がある嵩ですが、「絵の才能」は彼の最大の武器。ナレーションもそこんところもうちょっと強調してあげてください!!

2. お騒がせ母・登美子は「毒親」なのか?

朝ドラといえば、主人公サイドの行く手を阻む「ダメ父」が登場しがちです。『あんぱん』では母親がそのポジションをとるのが珍しいところ。そう、嵩のお騒がせ実母・登美子です。登美子は「ダメ母」というよりも奔放で自分に正直な女性という趣。幼い嵩を一度は捨てたも同然なのに、折に触れて現れてはやたらと干渉してくる姿は、現代の価値観では「毒親」と言われてもおかしくはないですよねぇ。

嵩本人も「強烈な母親なんです。息子を困らせる天才というか」と評しつつ、たったひとりの母親だから…とマメに手紙で近況報告しているみたいです。もう大人なんだから、もっと適度に距離をとってりゃいいのにな。この、メンタルを消耗されつつも母を切り捨てられない感じが、共依存の香りがしてなんだか危ういのです。

本当の意味で母が自分に注目してくれること、欲しい言葉をかけてくれること──大人になった今も、嵩は心のどこかで期待しているのかもしれない。御免与町に置いて行かれたあの日、「すぐ迎えに来る」という母の言葉を信じていた幼い嵩が、きっと今も救われないでいる。そんなふうに思わずにいられません。

3. 嵩の絵の才能を信じるのぶちゃん VS 「嵩はやればできる子なのよ」登美子

さてさて、嵩は東京で何をしたいかというと「思いっきり漫画を描きたい」と言っていました。のぶちゃんもそれを心から応援しています。

で、登美子の反応は案の定「漫画なんて何を言ってるの!? のぶさんもなぜそれを許すの?」。うつむく嵩…。「あなたはやればできる子なのよ」と、どう考えても身の丈にあわないのに、医者になるよう嵩に言い続けていた姿が思い出されます。登美子…嵩はね、絵を描きたいんだよ…小さなころからずっと。その想いを尊重してあげてよ…。

けれどのぶちゃんは臆しません! 嵩の才能を信じているから。嵩の絵には、「みんなを笑顔にしたり、絶望から立ち直せる力がある」。なんの疑いもなくそう思っています!という顔で登美子に言うのです。

のぶちゃん…(涙)。この言葉こそ、嵩がずっと母に期待していた言葉なのだと、ドラ子は思います。嵩、君は登美子が求める「やればできる子」にならなくていいんだ。君の才能を、情熱を、信じて支えてくれる人がいる。観ているこちらも、救われたような気持ちになるシーンでした。

新キャラ続々!? 次週サブタイトルは「勇気の花」

のぶちゃん&嵩のLOVEでハッピーなシーンもありつつ、母・登美子との関係性にハラハラする瞬間もあった今週。ふたりが家族になる週ということで、改めて母と向き合う必要があったのかもしれませんね。とはいえ根本的な解決はしていないので、今後にこっそり期待。後半では、朝田家のみなさんがサプライズでささやかな結婚パーティーを開いてくれました。千代子さんの無事が確認できてひと安心。来週のサブタイトルは「勇気の花」です! Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さん、そして眞栄田郷敦さんが初登場しますよ〜!

番組公式サイト

【おまけ】今週のあんパン

ブーランジェリー シュシュ(千葉県野田市)の「有機小豆のよもぎあんぱん」

ブーランジェリー シュシュ(千葉県野田市)の「有機小豆のよもぎあんぱん」。袋を開けた瞬間に漂うよもぎの香りに癒されます。豆の粒がしっかり残るつぶあんの歯応えもいい感じ。こういう中身がチラ見えしているパン、にっこり顔みたいで好きなんですよね〜。

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

NHK「連続テレビ小説」(通称・朝ドラ)をこよなく愛するアラフォー。毎日退勤後に録画をじっくり観るのが日課。会議でのアツい朝ドラコメントが「天才的なウォッチャー」と編集長に認められ、この連載を開始。歴代ナンバーワン朝ドラは『スカーレット』(2019年度後期放送)。

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