今こそ、インテリアのセンスを磨きたい
いつもせわしなく働く私たちを癒やしてくれるのは、「心が落ち着く」「好き! が詰まった」「テンションが上がる」帰りたくなるおうち。生活様式の変化とともに、より大切なものになった、おうち時間。部屋ひとつだけでも、いや、ひとつの部屋の片隅だけでも、いやいや、その片隅にあるテーブルの上だけでもいい。
ふとした瞬間に気分が上がる、自分にとって心地よい空間がひとつあるだけで、私たちの毎日はもっともっと楽しくなるはず!自分らしさと好きなもの=パワーの源がすべて詰まっている自分のスペース。「まるっと同じ」はできなくても、センスの取り入れ方は真似できる!
今回は、「センスがいい!」と編集部で評判のOggiスタッフやブランドプレス、オッジェンヌたち。皆さんが暮らすおうちの一部分——いろいろな〝半径2メートル内〟を拝見します!
真似したくなる素敵なおうちの「テラス」
オッジェンヌ・水上友里さん宅

グリーンを育てるのもおうちづくりの楽しみ

「リビングとダイニングから眺めることができるテラス。ここでは大物の観葉植物を育てています。どれも〝SOLSO FARM〟で購入したもの。休日になると、夫がここにずっと座って楽しそうにグリーンのお手入れをしているんです」
カメラマン・魚地武大さん宅

外掃除に使う南部箒をさりげなく壁に掛けて

「家全体をグレーで統一しています。というのも、何を置いても映えるから。軒先に掛けているのは、岩手の〝高倉工芸〟でつくられている南部箒。とにかく掃きやすい! と実用性重視で選んだアイテムも、サマになる気がします」
真似したくなる素敵なおうちの「キッチン」
カメラマン・魚地武大さん宅

暮らしがあふれる場所にこだわりを集めて


「ワインと稲葉知子さんのグラスを置いたアルミニウムのトレーは〝東屋〟で。縁が高いのでこうしてドリンクを運ぶにも安心です。キッチン用品として愛用しているナイフは〝ペルスヴァル〟。その隣に並ぶステンレスのカトラリーは彫金師でもある竹俣勇壱さん、そして木製のスプーンたちは匙屋・さかいあつしさんのもの。それぞれ、用途や素材などの特徴に合わせた職人さん、作家さんの魅力が詰まっています」
オッジェンヌ・水上友里さん宅

壁一枚あるだけでムードが大きく変化

「キッチンの横に壁を一枚立てることで、リビングやダイニングから冷蔵庫が見えない仕様に。この一工夫でキッチンにありがちな生活感がぐっと薄れて、なんだかホテルライクな雰囲気に。とっても気に入っている間取りです」
アパレルPR・藤野かりんさん宅

モノトーン×シルバーですっきり見えを意識

「どうしても生活感が出てしまいやすいキッチン。すっきりと見えるよう、家電から雑貨までモノトーン×シルバーでとことん色を統一しています。また、カウンターの下に棚を造作。お気に入りの器などの収納スペースにしています」
オッジェンヌ・高橋加奈代さん宅

シックな佇まいの中に花器を効かせて

「アイランドキッチンなので、その他のインテリアの邪魔にならないよう黒とグレーでまとめて。お気に入りの花器が映える空間づくりを心がけています。炊飯器などのキッチン家電は、掃除のしやすさも含めて、なるべく収納。使用するときだけ出すように」
2025年Oggi3月号「今こそ、インテリアのセンスを磨きたい」より
構成/旧井菜月、須藤由美
再構成/Oggi.jp編集部