マンガでわかる〝私のキャリアフィット〟
「キャリアアップした人だけが成功」という考えにとらわれて、漠然と不安や焦りを感じていませんか? 自分が仕事に何を求めて、どう働きたいか—— 働き方の選択の基準、こんな考え方を持っておくとラクになれそうです。
紆余曲折を経てひと足先に適職を見つけた女性が、葛藤を乗り越えて充実した今を送るまでの物語をお届けします。
今回は、現在i-plugの営業推進チームに勤務している矢野絵里香さんのケース。
▲i-plug 営業推進チーム 矢野絵里香さん(35歳)
2012年、23歳のとき人材派遣会社に契約社員として入社。期間満了に伴い’17年、新卒採用のダイレクトリクルーティングサービスを運営する現在の会社に入社。同サービスの営業や顧客サポート対応などを行う。
キャリアアップよりも人をサポートするのが喜び!
自分も楽しみながら縁の下の力持ちを実践中
私はもともと、目指すキャリアも出世願望もなく、就職先を探さなきゃ…となったときも、これといった希望がなかったんです。『自分にできることって?』と考えたときに思い出したのが、アルバイトをしていたとき、〝人に頼られるのがうれしかった〟という経験。それならだれかを後方から支援する仕事がいいかもということで、1社目から営業サポート職に携わっています。
この仕事は一見地味に見えるかもしれませんが、私は仕事の中で新しい楽しみを常に探すようにしていて。もともと好奇心が強い性格ということもあり、与えられた業務以外にも、みんなの役に立てて、自分が興味を持てる仕事を見つけ出しては、勝手に取り組んでいます(笑)。
そうすると自分のスキルの幅が広がって、周囲にも喜んでもらえて、結果的に自分が快適で働きやすい場所になる。キャリアフィットのためには、今いる場所で自分の力をより活かすよう、工夫をするのも大切だと思います。
【私のお仕事マストアイテム】腱鞘炎防止のためマウスは複数使い
仕事中はずっとPC作業で指先を酷使するため、同じ動きをしないよう、操作方法の違うマウスを使い分けています。最近はプログラミングの面白さにも目覚め、独学で勉強を続けています。
2024年Oggi11月号「『キャリアフィット』という考え方」より
イラスト/おぐらなおみ 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部