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2024.10.16

【適職の見つけ方】「モノを売るより、つくりたい」銀行員が入行5年後に気づいた〝本当にやりたいこと〟

自分の強みを活かせる「適職」を見つけて働く「キャリアフィット」という考え方。さまざまな事情から退職や転職を考える機会があると思いますが、紆余曲折ありながらも現在は適職を見つけ、充実したワークライフバランスを実現した女性たちの物語をマンガ仕立てでご紹介していきます。

マンガでわかる私のキャリアフィット

「キャリアアップした人だけが成功」という考えにとらわれて、漠然と不安や焦りを感じていませんか? 自分が仕事に何を求めて、どう働きたいか—— 働き方の選択の基準、こんな考え方を持っておくとラクになれそうです。

紆余曲折を経てひと足先に適職を見つけた女性が、葛藤を乗り越えて充実した今を送るまでの物語をお届けします。

今回は、三井住友銀行に勤務しているS・Tさんのケース。

S・Tさん

▲三井住友銀行 リテール マーケティング部 S・Tさん(35歳)
2014年に三井住友銀行の総合職(リテールコース)に新卒で入行、都内の支店に配属される。’18年に結婚、第1子を出産。育休復帰後の’19年、新商品の開発などを行うリテールマーケティング部に異動。現在は2児の母。

入行当初のキャリアパスを外れ興味のある分野に転向!

漫画

5年経ってわかった、〝本当にやりたい〟こと

もともと支店勤務の部署を志望したのは、目の前のお客さまをサポートしたかったから。バリバリのキャリア志向ではないけれど、支店長を目指すことには納得していたし、やりがいもありました。

でも、ふだん販売している金融商品を『なぜこういう仕組みなんだろう』『もっとこうしたい』と思うようになって、初めて「あ、ほんとは私、モノを売るより、つくる側に行きたいんだ」と気づいて。異動に際して、当初描いていたキャリアパスから外れることにはためらいはなかったし、周囲も快く送り出してくれました。

異動してわかったのは、周囲の人を巻き込みながらチームで物事を組み立てていく働き方のほうが向いているということ。自分の工夫しだいで、仕事と子育てを両立できる今の働き方も性に合っているようで、納得いくまで仕事に打ち込めています。

【私のお仕事マストアイテム】マーケティングを猛勉強!

マーケティングの参考書

希望する異動先ではマーケティングの知識が必須と聞き、本を買い込んで猛勉強しました。今も子育ての合間をぬって、細々と続けています。表紙が破れているのは子供のいたずらです(苦笑)。

2024年Oggi11月号「『キャリアフィット』という考え方」より
イラスト/おぐらなおみ 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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