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2026.06.08

「直行直帰」とはどんな働き方? メリットや注意点、残業代の考え方まで解説

「直行直帰」とは、出勤せずに業務を開始する場所に直接向かい、自宅に帰る働き方です。本記事では、直行直帰のメリットとデメリットやワークライフバランスについて解説します。

この記事のサマリー

・直行直帰は、途中でどこに立ち寄らず訪問先へ向かい、勤務後そのまま帰る働き方のことです。
・勤務時間は、始業・終業時刻と訪問先を記録し、会社のルールに沿って確認しましょう。
・移動時間や残業代の扱いは一律でなく、業務指示や勤務実態によって判断が変わります。

直行直帰は、会社に立ち寄る時間を省ける一方で、勤務時間や移動経路の記録が曖昧になりやすい働き方でもあります。意味を正しく押さえた上で、メリット・デメリット、社内ルールの確認点まで整理しておきましょう。

「直行直帰」とは?

まずは「直行直帰」の意味を確認しましょう。

(c) Adobe Stock

意味

直行直帰(ちょっこうちょっき)とは、途中でどこにも立ち寄らず、訪問先や現場へ向かい、業務終了後は職場へ戻らずそのまま帰宅することです。

「直行」は途中でどこにも寄らず目的地へ直接行くこと、「直帰」は出先での勤務が終わった後、職場に戻らず家に帰ることを意味します。

辞書では「直行」と「直帰」について、次のように説明されていますよ。

ちょっ‐こう〔チヨクカウ〕【直行】
[名](スル)
1 途中でどこにも寄らずに、直接目的地に行くこと。「現場へ―する」「―便」
2 思ったことをためらわずに実行すること。「直言―」
「中々の―にくまれて問屋うけ宜からねば」〈一葉・うもれ木〉
3 汚れたところのない正しい行い。「―の士」

引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

ちょっ‐き〔チヨク‐〕【直帰】
[名](スル)出先での勤務が終わった後、職場に戻らず、そのまま家に帰ること。

引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

「直行直帰」のメリットとデメリット

直行直帰には、会社を経由する移動を省けるという利点があります。一方で、勤務時間の記録や業務報告が曖昧になると、労働時間や交通費の確認でトラブルにつながることもあるでしょう。

ここでは、メリットと注意点を分けて整理しておきます。

〖メリット〗

・移動の負担を減らせる:会社に立ち寄る必要がないため、訪問先や現場へ向かう流れがスムーズです。
・時間効率がよくなる:移動経路によっては、会社を経由するよりも時間を効率よく使えるでしょう。

〖注意点〗

・勤務記録が曖昧になりやすい:始業・終業時刻、訪問先、業務内容を記録しておかないと、後から勤務実態を確認しにくくなります。
・情報共有が不足しやすい:社内に立ち寄らない分、上司やチームとの連絡が滞ることがあります。

直行直帰のルールと規定

直行直帰を行う際は、会社ごとのルールを確認することが大切です。事前申請が必要な場合は、訪問先、業務内容、開始予定時刻、終了予定時刻、移動経路などを上司に報告し、承認を得ておきましょう。出勤・退勤の記録方法や交通費の精算方法も、会社の規程によって異なります。

ルールを確認しないまま直行直帰をすると、勤務時間や経費精算の扱いが曖昧になってしまうことも…。申請方法、勤怠記録、交通費の証明書類、緊急時の連絡方法をあらかじめ確認しておくと安心です。

直行直帰の労働時間管理

直行直帰では、会社に立ち寄らない分、始業・終業時刻や移動時間の扱いを明確にしておく必要があります。ここでは、労働時間の記録方法、残業代を確認する際の注意点を整理します。

(c) Adobe Stock

労働時間の把握と管理方法

直行直帰を実施する際は、始業時刻、終業時刻、訪問先、業務内容を記録し、会社が確認できる状態にしておくことが大切です。

把握方法

勤怠アプリ、デジタルタイムカード、業務報告書などを使い、業務を始めた時刻と終えた時刻を記録します。訪問先で業務を開始する場合は、どの時点を始業とするのかを会社のルールで確認しておきましょう。

管理方法

直行直帰では、自宅から訪問先へ向かう時間、訪問先間の移動時間、訪問先から自宅へ戻る時間の扱いが問題になりやすい部分です。業務命令の有無、会社の管理状況、移動の目的によって扱いが変わることがあるため、自己判断で処理せず、就業規則や勤怠ルールを確認する必要があります。

残業代の計算と申請方法

直行直帰の日でも、勤務実態に応じて残業代が発生することがあります。確認の基本になるのは、始業時刻、終業時刻、休憩時間、訪問先、業務内容の記録です。

残業代は、会社の所定労働時間だけでなく、法定労働時間を超えたかどうかも関係します。時間外労働、休日労働、深夜労働では割増賃金の扱いが異なるため、直行直帰の日も、勤怠記録と業務報告を残しておきましょう。申請時には、勤怠データ、訪問記録、上司の承認履歴などを確認できる状態にしておくと安心です。

(c) Adobe Stock

「直行直帰」に関するFAQ

ここでは、「直行直帰」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. 直行直帰とは、どのような意味ですか?

A. 直行直帰とは、会社や事務所に立ち寄らず、訪問先や現場へ直接向かい、勤務後は職場へ戻らずそのまま帰宅することです。

Q2. 直行直帰の日の勤務時間はどう考えますか?

A. 始業・終業時刻、訪問先、業務内容を記録し、会社の勤怠ルールに沿って確認します。

Q3. 直行直帰の移動時間は労働時間になりますか?

A. 一律には判断できません。会社の指示、移動の目的、業務との関係によって扱いが変わる場合があります。訪問先間の移動は業務に関わる時間として扱われることがありますよ。一方、自宅と訪問先の往復は、通常の通勤に近い扱いになる場合もあります。迷う場合は、勤務先のルールを確認しましょう。

最後に

直行直帰は、移動の負担を軽くしてくれる一方で、勤務時間や交通費、報告の方法を曖昧にしないことが大切です。会社ごとのルールを確かめ、訪問先や時刻をきちんと残しておけば、安心して活用しやすくなりますね。

TOP・アイキャッチ画像/(c)AdobeStock

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