青森県産のハート形さくらんぼ「ジュノハート」
今回は、フルーツ好きの人たちの間で注目されている、青森県産の希少なハート形のブランドさくらんぼ「ジュノハート」のイベントに参加してきました!
「ジュノハート」とは?
青森県の果物といえば、日本一の生産量を誇る「りんご」を思い浮かべていました。青森県の南地方では、夏場に太平洋から冷たい風「やませ」が吹き付ける関係で、以前より、りんごを守る防風林の役割としてさくらんぼが植えられていたそう。その後さくらんぼは青森の地域の気候に適していることや味のおいしさから、次第に果実を収穫するために栽培されるようになりました。
ハート形のキュートな見た目と大きさが目を引く「ジュノハート」は、25年の歳月をかけて研究・開発した青森県独自のさくらんぼ。青森県農林水産部食ブランド・流通推進課が中心となって、甘みの強い「紅秀峰」と実が大きい「サミット」の交配により作り上げたものなんです。大きさは3L(横径2.8cm以上)と、国内で生産される品種の中では最大級! 上品な甘さが特徴です♡
出荷は初競りからわずか3週間。味わうことができる期間が限られており、出合うことができたらラッキーな貴重なさくらんぼです。「ジュノハート」という名前の由来は、ローマ神話に出てくる古代イタリアの家庭の幸福を司る⼥神「Juno」と、果実の形である「ハート」を組み合わせたもの。
「ジュノハート」の魅力を堪能!
今回のイベントでは、西麻布にある会員制レストラン「le lien(ル・リアン)」で「ジュノハート」の魅力を堪能させていただきました。フレンチの名店「ラ・ロシェル」にて13年の修行後に独立された、安里(あざと)シェフが手がけるお料理は、シェフの出身地でもある沖縄の食材を使用した沖縄フレンチがいただけます。
まず初めに登場したのが、鮮やかなルビー色のジュノハート。ジューシーで粒が大きく、口の中に入れて噛んだときに種まで到達する距離が、いつも食べているさくらんぼの1.5〜2倍くらいでビックリ! 糖度は約20度と甘味が強く、果肉はかため、種がはがれやすく食べやすいのが特徴です。一粒700〜1,000円という価格なのも納得!
続いては、ジュノハート、生ハム、サーターアンダギーのピンチョス。沖縄の伝統菓子「サーターアンダギー」×「ジュノハート」の斬新な組み合わせ! ジュノハートのジューシーな果肉と上品な甘さ、黒糖を使用したサーターアンダギーのサクサク食感、最高級生ハムの塩味が口の中で混ざり合い、奥行きのある味わいに。
こちらは、ミーバイ(アカハタ)の昆布じめカルパッチョ。利尻昆布でしめた肉厚なミーバイ(アカハタ)に、ジュノハートとラビコットソース、白ワインビネガー、うみぶどうをトッピングした一品。さっぱりとしているのに、甘み、酸味、旨味が感じられるおいしさです。
続いては、フォアグラのマラスキーノ漬け。フォアグラ、ジュノハート、パッションフルーツなど贅沢食材をたっぷり使った、フルーティーで夏らしい味わいの「フォアグラのマラスキーノ漬け」は、サクふわのブリオッシュと一緒にいただきます。
こちらは、甘鯛の松笠焼き。苦味がアクセントになったゴーヤフリットと、パリパリの皮の食感がたまらない甘鯛のソテーは、じっくり煮詰めた濃厚パプリカのソースと、ソテーしたジュノハートと一緒にいただきます。奥行きのある味わいが楽しい!
最後は、フランス風のカツレツ「石垣アグー豚のコルトンブルー」。なかなか手に入らない石垣アグー豚と、コクがあり滑らかな舌触りのチーズをたっぷり使った、チーズ好きにはたまらない一品です。ジュノハートの甘味と酸味がポイントになっています。
そのままいただくだけでなく、ソースに混ぜたり、火を加えたりとお料理の中でも存在感のある「ジュノハート」の旬は、6月下旬から約3週間と短く、出荷量も限られていることから、これからもますます注目を集めていきそうな予感がします!
大雄寺幹子
女性誌の制作に15年以上携わり、常に情報のシャワーを浴び続けるデザイナー。
職業柄見た目も重要だけど、味が一番大切。「手土産はコミュニケーション」を信条としている。学生時代にデパート地下のお菓子売り場でアルバイトをしたのをきっかけにデパ地下の魅力に取りつかれる。
以来、20年以上最低でも週に3回以上(多いときは週5日)はデパ地下に通うマニア。今までに手土産、お土産、自分へのご褒美に費やした総額は高級外車が買えるほど。(現在も金額は日々更新中!)
365日手土産、お土産、お取り寄せ、自分へのご褒美情報を仕入れ、デザイナーとしての仕事の他、手土産の相談を受ける日々。手土産は貰うのもあげるのも大好きで365日、何かしら甘いものを食べるスイーツマニアでもある。
もちろん美味しいものに目がなく、スイーツ以外に肉マニアとしても寄稿。