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友人が落ち込んでいたらどうするか? の答えは幅広い
友人が落ち込んでいたらどうするか? の答えは、実に幅広いと言えるでしょう。
落ち込んでいる友人との距離感や関係性、落ち込んでいる理由や友人の性格によっても求めている対応は異なるものです。
けれど、どんな関係性であっても落ち込んでいる人が身近にいれば早く元気になってほしいと思うのが心理です。対応を誤ってしまって相手がさらに落ち込むことのないよう、相手との関係性に関わらずにオールマイティに対応できる方法を習得していきましょう。
友人が落ち込んでいたらどうするか… 迷ったときの対処法5選
友人が落ち込んでいるけれど、どうやって対応したらいいのかわからないときにオールマイティに対応できる方法を5選解説します。
♦︎そっとしておく
友人が落ち込んでいるときには、事情がわからない以上まずはそっとしておくのがひとつの方法です。
無理に話を聞こうとせず友人が自分から話し出すのを待ちましょう。自然と心の整理ができる時間を提供する気遣いは友人への配慮につながります。
落ち込んでいるときには一人で考える時間を確保することも大切で、自分と向き合う時間を設けることで友人も感情を整理しやすくなるかもしれません。
♦︎落ち込んでいる様子には触れずに普通の話をする
落ち込んでいる友人に対して、あえて気づかないふりをして普段通りの話題を提供すると、落ち込んでいる気持ちを和らげる効果も期待できます。
趣味の話や最近あった楽しい出来事など軽い話題を振り、友人の気分転換を図りましょう。ごく普通の会話をすることは友人にとって「いつも通り」の日常を感じる時間にもなり、安心感を与えられるでしょう。
♦︎自然豊かな環境に誘ってみる
自然に囲まれて過ごす時間には心を癒やす効果があります。
落ち込んでいる友人を自然豊かな場所に誘って一緒に散歩やピクニックを楽しむことができれば、リラックスできる時間をプレゼントできるでしょう。自然の美しさや静けさが落ち込んでいる友人の心を落ち着かせるきっかけにもなり、気分をリフレッシュするチャンスにもつながります。
♦︎話したそうにしていれば「何があったの?」と尋ねる
友人が事情を話したそうな様子を見せている場合は「何があったの?」と優しい口調で尋ねてあげると話をしやすくなるかもしれません。
落ち込んでいる友人と話すときには、きちんと聞く姿勢を示しながら聞き役に徹するのがポイント。無理に聞き出すのではなく友人が話しやすい環境をつくるのが重要です。
話を聞くことで友人の心の負担を軽くする効果も期待できるでしょう。
♦︎好きなレストランに誘ってみる
美味しいものや好きな食べ物は、落ち込んでいる気分を払拭してくれるパワーが期待できます。
友人の好きなレストランに誘い、美味しい食事を通じて気分を上げる手助けができるかもしれません。
好きな料理や居心地の良い雰囲気が友人の気持ちを明るくしてくれる可能性も高く、お気に入りの場所ならば自然と深い話ができる環境も整うため、リラックスした状態で話をしやすいでしょう。
友人が落ち込んでいるときにしてはいけない対処法5選
友人が落ち込んでいるときにどう対処していいのかがわからないと、間違った対処をしてさらに状況を悪くしてしまう場合もあります。そこで、関係性に関わらず「してはいけない対処法」を5つ解説します。
♦︎根掘り葉掘り聞き出そうとする
どんな関係にある友人であれ、落ち込んでいる原因を無理に聞き出そうとすることは避けるべき。相手にとって話したくないことを無理に聞き出そうとするとかえってストレスを与えてしまい、友人の心理状態が悪化するリスクも考えられます。
友人が話したくなったときに自然に話せるような環境を整える配慮はしても、無理に質問攻めにするのはやめましょう。
♦︎一緒になって落ち込む
友人が落ち込んでいるときに一緒になって落ち込むのは逆効果です。
落ち込んでいる友人は身近な人からの励ましや支えを求めている場合も多く、周囲の人はできるだけ明るく前向きな態度を保つことも大切です。
自分まで一緒になって落ち込んでしまうと、友人の気持ちをさらに重くしてしまうかもしれません。
♦︎落ち込んでいる原因を分析する
頼まれたわけでもないのに、友人が落ち込んでいる原因を勝手に分析し解決策を提示しようとするのは避けましょう。
落ち込んでいる人の多くは話を聞いてもらいたいだけで、分析やアドバイスを求めているわけではありません。もしもアドバイスが必要な場合には「助言がほしい」と言ってくることから、まずは友人の気持ちに寄り添い共感することを優先しましょう。
♦︎わかったような相づちを繰り返す
よく事情を知らないのに、わかったような相づちを繰り返すことも避けるべきです。
「それは大変だね」や「わかるよ」といった軽い相づちでも、落ち込んでいる友人からすると真剣に話を聞いてもらえていないと感じる場合も。話を聞くときには軽めの相づちや知ったかぶりに聞こえる返答はできるだけ避け、真剣に耳を傾けることが友人の気持ちに寄り添った反応につながるでしょう。
♦︎お酒を飲ませようとする
落ち込んでいる友人には「パーっと飲んで忘れよう!」と声をかけたくなりがちですが、無理にお酒を飲ませようとするのは避けるべきです。
お酒は一時的に気分を紛らわす効果があるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。むしろお酒によって感情がさらに不安定になってしまい、状況を悪化させる可能性もあります。
お酒に逃げるのではなく、もっと健全な方法で友人の気持ちを支えるよう心がけましょう。
友人が落ち込んでいたらどうするか… 迷ったときほど適切な距離を
友人が落ち込んでいるときにどう対応をすればいいのか迷ってしまったときには、いったんは距離を縮めすぎないことも必要でしょう。
変に深入りしてトラブルに巻き込まれるのも防げますし、距離を縮めすぎて友人の負担になることも避けられます。
迷ってしまったときほどまずは適切な距離を保ちながら、そっと見守り状況を見ながら手助けをしていきましょう。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。