ちゃんと食べているつもりでも、栄養の“摂り”こぼしをしている可能性が!
米ワシントン大学などの研究によると、昨今、野菜や果物の栄養価が数十年前と比べて減っているという。
その背景のひとつとして考えられるのが、農作物の品種や収穫量の増加。それにより土壌から吸収できる栄養分が減り、土壌を消耗させているのだとか。さらに、温暖化による悪影響も!
そのため私たちが毎日野菜や果物をしっかり食べているつもりでも、実は栄養が不足している可能性があるのです。
そこで書籍『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます!』より、最新の調理科学をもとにした、栄養価をアップさせてお得に食べるコツを紹介。
物価高が続く今こそ、買った食材は賢く扱って栄養の“摂り”こぼしなしを目指して!
バターは小分けにして冷凍が正解!
油脂の中でも特に消化しやすい乳脂肪で、ビタミンAは牛乳の13倍以上を含むバター。
加熱で酸化しにくいものの、光と空気では酸化しやすいため、冷凍保存がおすすめ。温度変化を防げば、酸化から最大9か月守ります。
とはいえ、塊のバターを冷凍していちいちカットして使うのは、面倒なうえに取り出すたびにバターの酸化が進んでしまいます。
冷凍の際には5〜10gを目安にカットしたものをラップで挟み、空気を抜いてからジップ付き保存袋へ。使う分ずつラップごと切って取り出します。
バターが代謝リスクを減らす?
バターに含まれる飽和脂肪酸は、摂りすぎると心臓に悪影響を及ぼすと考えられてきました。
しかし最新の研究では、バターの飽和脂肪酸に含まれるペンタデカン酸を適度に摂ることで、代謝のリスクを減らしたり、幸福感を向上させる可能性があると指摘されています。
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TOP画像/(c)Adobe Stock
『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます!』(東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 監修/世界文化社)
科学的エビデンスでわかった! 目からウロコの最新「ソンしない食べ方のコツ」大事典
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