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BEAUTY

2024.07.05

知ってた!? キャベツの葉は「あの枚数まで」がビタミンC最大!

今回ピックアップするのは、キャベツを“お得に食べる”コツ。書籍『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます!』より、一部引用・再編集してお届けします。

ちゃんと食べているつもりでも、栄養の“摂り”こぼしをしている可能性が!

米ワシントン大学などの研究によると、昨今、野菜や果物の栄養価が数十年前と比べて減っているという。

その背景のひとつとして考えられるのが、農作物の品種や収穫量の増加。それにより土壌から吸収できる栄養分が減り、土壌を消耗させているのだとか。さらに、温暖化による悪影響も!

そのため私たちが毎日野菜や果物をしっかり食べているつもりでも、実は栄養が不足している可能性があるのです。

(c)Adobe Stock

そこで書籍『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます!』より、最新の調理科学をもとにした、栄養価をアップさせてお得に食べるコツを紹介。

物価高が続く今こそ、買った食材は賢く扱って栄養の“摂り”こぼしなしを目指して!

【キャベツ】外葉や芯のポイ捨てNG! 3枚めまでがビタミンC最大

(c)Adobe Stock

キャベツの外葉や芯は、捨ててしまう人が多い部位ですが、実は栄養豊富なのはこの2カ所。

ビタミンC、β-カロテン、カルシウム、マグネシウムは外側の葉3枚めまでに含まれ、特にビタミンAが8割、ビタミンCももっとも多い量を含んでいるのです。

一方、カリウム、リンなどは芯に3〜4割が含まれています。そのため芯や外葉を捨てると、栄養の多くを捨ててしまうことに。

部位によって栄養素も食感も大きく変わるので、それぞれに適した食べ方をしましょう!

キャベツの芯はお宝! 買ってきたらまず取り外して

キャベツの芯には成長点があり、収穫した後も蓄えた栄養を葉に送ろうとします。

半分にカットしたキャベツが、時間が経つと芯を中心に盛り上がってくるのはそのせい。芯の豊富な栄養が抜けてしまうだけでなく、葉先から栄養がどんどん消失し、傷みも早くなってしまいます。

そのため、買ってきたらまずは芯をくりぬいて外しましょう。キャベツのビタミンは保存中の減少が少ないので、5日ほどを目安に食べ切れば栄養ロスもほぼなし!

また、「栄養価が高いとはいえ、芯はおいしくない」と思うなかれ。キャベツの芯は旨みのもと、実はアミノ酸が葉の8倍以上も含まれるおいしい部位なのです。

茶色くなった部分はくさみが出やすいので切り落としますが、それ以外は細かく切って炒め物やカレーに入れるほか、そのまま漬物やマリネにするのもおすすめ。芯こそ、旨みの宝庫です!

***

TOP画像/(c)Adobe Stock

『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます!』(東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 監修/世界文化社)

科学的エビデンスでわかった! 目からウロコの最新「ソンしない食べ方のコツ」大事典

45万部突破のベストセラーが、最新の栄養学で進化! 物価高が続く今こそ、買った食材は徹底的に「お得に食べる」にこだわった1冊。

「実は、キャベツは3枚目までにビタミンCが9割」など、ふだん捨てていたあの部位、調理方法によって実は2倍も栄養価がアップする! 丸ごと、栄養価をアップさせてお得に食べるコツを、最新の調理科学をもとに紹介。世界初の最先端の研究を基にした栄養の「摂り」こぼしなし!の1冊です。

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