「お米を食べると太る」って本当? 大切なのは食べ方だった!
今やダイエットの定番ともなっている“糖質制限ダイエット”。「糖質を含むお米を食べると太る」と思っている人も多いのでは。
でも、「お米を食べたら太る」というのは間違った知識。炭水化物そのものは、3大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)の中でタンパク質同様に、体脂肪になりにくい性質を持っているんです。
―――そう語るのは、 20 年以上に わたりトレーニングや減量の指導をしている、ダイエットトレーナー・小澤幸治さん。
小澤さんによると、実は炭水化物(糖質)を食べて太ってしまうのは、食べ方に原因があるからなのだとか。
一度にたくさんの量を食べたり、食べるスピードが速かったり、夜遅くに食べる習慣があったり、甘いお菓子や飲みものがやめられなかったり……。
ダイエットを成功させる大原則は非常にシンプル。摂取カロリーより消費カロリーが上回ればやせていくという。
そこで摂取カロリーを抑えるカギとなるのが、「血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)」をコントロールし、満腹感を持続させること。
血糖値をうまくコントロールすれば、大きな空腹感を感じにくく、一度にたくさん食べるのを防ぎながら、カロリーの過剰摂取を抑えられるのだそう。
そしてその血糖値コントロールに適している食材こそ、「お米」なのです。
そこで小澤さんの著書『ラクやせおにぎり 21日間でOK!ストレスゼロ! 血糖値コントロールでみるみるやせる!』より、「ラクやせおにぎり」で健康的な食生活を身につけていくダイエット方法をご紹介。
※書籍より一部抜粋・再編集してお届けします
ラクやせおにぎりの作り方のポイント
1. やや固めに炊く
固めに炊くと、おにぎりにぴったりな噛みごたえのあるお米に仕上がります。
水の量は、通常炊く際の5パーセント程度(1合なら小さじ2杯)減らして炊くのがベストです。
研ぐときは、2~3分以内でさっとすすぐ程度でOK。研ぎすぎるとパサパサになります。無洗米は軽くすすぐ程度でお米を浸してください。
すすぎ後は、30分程度水に浸してすばやく炊くと、風味も良くなりますよ。
2. ふんわり握る
おにぎりを作るときは、ご飯の量は100グラムくらいが理想的。
ご飯を強く握ると米が潰れてしまい、お米の本来の旨味がなくなってしまうので、やさしくふんわり握ってください。
ダイエット中は食事の見た目の満足度も非常に大切。ふんわり大きく握って満足度を上げましょう。
3. 塩分は控えめに
少し薄めの味を心がけて、塩分控えめにしましょう。
おすすめは、精製された食塩(塩化ナトリウム)ではなく天然塩。
マグネシウム、カルシウム、カリウムなど他のミネラルも豊富に含まれていて、旨味や風味もあるので、少量でもおいしく食べられます。
「食塩」は、塩化ナトリウムの純度が99%以上に精製されていて、とりすぎると身体に水分を溜め込みむくみの原因になるので注意が必要。
4. 盛りつけを工夫する
ダイエットを楽しく続けるためには、食事の彩りも大切。少し盛りつけ方を工夫してみるといいでしょう。
ちょっとひと手間かけて、おしゃれなお皿に盛りつけたり、香の物などを添えたりすれば、1つの見栄えの良い食事になります。
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『ラクやせおにぎり 21日間でOK!ストレスゼロ! 血糖値コントロールでみるみるやせる!』( 小澤 幸治 著/あさ出版)
「即効性のあるダイエット法」として人気の糖質制限には、筋肉の低下、動脈硬化などさまざまな弊害が!本書の「やせおにぎり」で血糖値をコントロールすれば、ストレスゼロでみるみるやせられる!健康的に痩せたい人は必読の1冊。