恋愛格差ってなに? なぜ格差を感じる?
そもそも、恋愛格差とはどういったものなのでしょう?
友だち関係であれば、恋愛経験が豊富な人が強者、少ない人が弱者というように位置付けられてしまうことも。なぜそうなってしまうのか、という原因に対して具体的には次のような理由が挙げられます。例えば、経済力がある、コミュニケーション能力が高い、はたまた外見… というように分かりやすい格差から、見えにくい格差までさまざま。
また今度は、付き合っている男女の間でも格差は生まれるもの。さまざまなシーンで相手と自分を比較することで、主従関係が生まれてしまうことがあります。すると、対等な恋愛関係と言えなくなってしまいますよね。長く付き合っていく上では、なんとか解消しておきたい格差とも言えます。
【女性100人に聞いた】恋愛格差を感じたことがある?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
まずは、女性100人に「あなたは恋愛格差を感じたことがありますか?」と質問。結果はグラフのようになり、感じたことがある… 24.2%、感じたことがない… 75.8%となりました。約1/4の人たちが、恋愛格差を感じていることが分かりました。
恋愛格差を感じたエピソードを紹介
では、恋愛格差を感じてしまったことがあるという人の、実際のエピソードを聞きました。
【1】経済的な豊かさ
そもそもの恋愛の入り口であるデートについて、お金がないとデートにすら誘えないという声も。男女ともに同じように感じる格差と言えそうですね。また恋愛中にも、付き合っている相手がお金持ちだったり、家柄が良かったりすると、恐縮してしまうこともありそう。
「お金を持っていないとデートができない」(20代・山形県)
「家庭環境。元彼は家がお金持ちで、いつも高級そうな服を着ていたりいいレストランに行ったり、合わせるのに苦労してついていけなくなった」(30代・東京都)
「お金持ち過ぎる相手には恐縮してしまいます」(30代・青森県)
「年上の彼がブラックカードを持っていて、この人と私では格が違うのかもと思ってしまった」(20代・東京都)
【2】経験の差
友だち同士で、デートにぴったりの場所やおすすめ情報を話題にすることもありますよね。そんな時に、すぐに挙がってくる人がいるとデート慣れしている証拠。また、歴代の彼氏の話をした日には、聞きたくなかった… と自己嫌悪に陥ることもありそうです。そして、恋愛経験が多い男性と付き合っている時には、その瞬間は幸せと思いながらも、私もそのうちのひとりでしかないのかも、とどこかで不安な気持ちがついて回るなんてこともあるよう。
「デートスポットやホテルなどを知り尽くしている点に恋愛格差を感じました」(30代・広島県)
「仲間内で歴代の付き合った人数を聞いた時、自分が少なすぎて焦った」(20代・石川県)
「恋愛経験の多い人と付き合うと大変。どうせ別れるかもとか、軽いノリで付き合っているのではと感じた」(20代・埼玉県)
【3】外見
恋愛の入り口でどうしても生まれがちなのが、外見。性格などの中身が大事、とは言うものの、分かりやすいのは見た目になってしまいますよね。外見だけで勝負をしている子は少ないと思うものの、ちょっとした嫉妬の気持ちを抱いてしまうのは仕方のないことかも。年齢も変えようがないので、どちらにしても自分磨きを頑張りたいところ。
「可愛い子には彼氏が絶えない」(30代・愛知県)
「見た目がいい人の方が優遇されるから」(30代・山形県)
「容姿や年齢」(30代・愛知県)
「顔で判断される」(20代・東京都)
【4】気持ちの差
付き合っていると不安に感じるのが、私ばかりが好きなのではという気持ち。素直にその気持ちを相手に伝えることで、そんなことはないと実感できることもあるはず。まずはきちんと確かめつつ、話し合うことが大事になりそう。
「好意の温度差がある」(30代・群馬県)
「自分の方が相手より好きの度合いが高かったりと不安になった」(30代・埼玉県)
「自分ばっかり好きなのかな、となった時」(30代・秋田県)
【5】学歴
恋愛条件のひとつに学歴などをあげる人は一定数いますよね。自分よりも相手の方がスペックが高いと、つい自分を卑下してしまうこともあるようです。
「私は高卒で彼は有名国立大卒」(20代・東京都)
「学歴などのレッテルで物を見る人がいた」(30代・神奈川県)
「相手のスペックが自分より遥かに高いと格差を感じざるを得ない」(30代・千葉県)
「彼が名前を聞けばわかるほどの金持ち学校卒業と聞いたときは驚いたけれど、あとから劣等感を感じるようになってしまった」(20代・東京都)
恋愛格差を気にしない方法とは
恋愛格差は、気にしてしまうとどんどん頭から離れがたくなってしまうもの。でも、そんな気持ちを持ったままでは、恋愛を楽しむどころではないですよね。恋愛を思いっきり楽しむためには、恋愛格差を気にしないのがいちばん。どんな考え方があるか教えてもらいました。
【1】違いを認める
多かれ少なかれ違いがあるのは当然なので、そこを認め合い、良い部分をクローズアップして尊重することができると対等な関係が築けるはず。
「お互いを認め合うこと」(30代・埼玉県)
「自分は自分と思う」(30代・東京都)
「自分も相手も互いに良いところをしっかり認め合い尊敬し合うこと」(30代・神奈川県)
「相手を尊重して認め合うこと」(30代・東京都)
【2】相手のことを知る
表向きの情報だけで格差を感じるのではなく、その人の内面をしっかり知ることで自分が本来好きになった部分が見つけられるはず。恋愛が楽しいと思うためには忘れたくないところですね。
「その人の仕事や地位などは気にせず、その人本来の中身を好きになれば気にせず過ごせると思う」(30代・東京都)
「人を見極められるようになろうと思った」(20代・埼玉県)
【3】自信をもつ
自分自身にもっと自信を持たせてあげることも大切。他人の目ばかりを気にしていると、自分を大切にしてあげられなくなってしまいます。自分がしたいことに忠実に、自然体で過ごすことで自己肯定感は上げられます。そうすれば恋愛にも自信が持てるはず。
「自己肯定感を上げる」(30代・神奈川県)
「自然体でいる」(20代・千葉県)
「自分に自信をもって日々過ごす」(30代・福岡県)
「自分の気持ちを他と比べない」(30代・群馬県)
「他人の目を気にしない」(30代・大阪府)
【4】自立する
自分も自立することを心がけることも必要なよう。付き合っていれば、お互いのことを考えてベストを尽くすのは当然ですよね。またそのためには、相手のことだけで生活が完結してしまうことのないように、他の生活も豊かにすることで格差などは気にならなくなるもの。
「相手がお金持ちでも奢ってもらわない」(30代・青森県)
「男女共に努力すること」(30代・京都府)
「仕事をする」(30代・東京都)
「趣味など充実させる。人と比べない」(30代・福島県)
「自分の周りを豊かにする」(30代・愛知県)
【5】好きな気持ち
お互いに好きな気持ちを持ち合っていれば、格差なんて気にならなくなりますよね。もし自分の方が好きの分量が多いかもと思った時にはよく話し合い、関係のバランスが崩れているようであればどうすべきか考えることも必要ですね。
「お互い好きなら関係ないと思う」(20代・京都府)
「相手にも自分をより好きになってもらう」(30代・埼玉県)
「お互いを気遣う」(30代・滋賀県)
「お互い過干渉しないこと。どちらかが尽くすとか、上下関係ができそうになったら離れること」(30代・秋田県)
最後に
恋愛格差はさまざまな部分で感じてしまうことが分かりました。ですが格差を気にしない方法にはすぐに意識できそう、と感じられるものもたくさんあったはず。多くを身につけるほど自分が強くなり、自己肯定感も上がるはず。格差なんて気にせずに、今の恋愛を大切に育んでくださいね。
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