【2023カレー総まとめ】移転に新店、印象に残った6つのカレーは…<マニア連載#140> | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. グルメ
  4. カレーおじさん
  5. 【2023カレー総まとめ】移転に新店、印象に残った6つのカレーは…<マニア連載#140>

LIFESTYLE

2023.12.13

【2023カレー総まとめ】移転に新店、印象に残った6つのカレーは…<マニア連載#140>

2023を振り返り、カレー業界の動きを総括します。15年間1日たりとも欠かさずにカレーを食べ続けているカレーおじさん\(^o^)/こと縫田曉言(AKINO LEE)さんによるカレー愛に溢れたコラム。カレー好き女子に送る「カレーなでしこ連載」140回目!

カレーおじさん\(^o^)/

カレーおじさん\(^o^)/の連載一覧はこちら

2023年カレー業界を振り返り! 南インドが熱い!?

12月、年の瀬です。今年はコロナ禍による飲食店の営業時間制限が本格的に少なくなり、ようやく飲食店にも日常が戻ってき始めた年だったといえるでしょう。

カレー界においてはどのような年だったか振り返ると、南インド料理店が増えたことが印象的でした。新店舗はもちろん、人気店の移転や支店の増加も含め、特に都内では話題となった店が増えました。

これはコロナ禍により家でもスパイスを自分で組み合わせて作るスパイスカレーが広まり、レシピなどから南インド料理の知識を得た方が少なからずいたものの、その原型となる本物の南インド料理を食べたことがないというニーズと合致したといえるでしょう。

京橋「ダバインディア」の流れを汲んだ南インド料理店が続々と登場!

中でも印象的だったトピックは、東京の南インド料理を牽引する存在だった京橋の「ダバインディア」が地域再開発により閉店となったこと。そしてそこから派生した御茶ノ水「GOND」と。円満独立した飯田橋「TOKYO BHAVAN」の2店舗ができたこと。どちらもダバインディアらしいリッチでパンチのある初心者にもわかりやすい南インド料理をいただける店となっており、既に人気です。

3種のカレーとご飯、ナンがのったプレート▲Indian Street Food & Bar GONDの本日のカレー3種(チキンひき肉カレー・豆とオクラカレー・クリーミー海老カレー)

【Indian Street Food & Bar GOND】
東京都千代田区神田駿河台3-5-15 荒井ビル1F
公式サイトはこちら

カレーと副菜、ご飯がのったプレート▲TOKYO BHAVANのヴェジミールス

【TOKYO BHAVAN】
東京都千代田区飯田橋1-12-7 MSビル1F
公式Instagramはこちら

また、そのダバインディアの元料理長が立ち上げ、ミシュランビブグルマンも受賞した銀座の「アーンドラ・ダイニング」が大門に支店を出したのも忘れてはなりません。こちらも銀座本店、渋谷店に負けないクオリティながら、まだ隠れた穴場的な状態であり、年末の忘年会などで利用するのもよさそうです。

▲アーンドラ・ダイニングのアーンドラ・ミールス ノン ベジタリアン

【アーンドラ・ダイニング】
東京都港区芝大門1-15-3 GEMS大門4F
公式サイトはこちら

さらに、ダバインディアに勤めていた方がスタートさせ、知る人ぞ知る人気間借りカレー店となっていた「アミカル」が間借りを卒業し、久我山の地で実店舗を開店。

カレー、ご飯、副菜がのったプレート▲アミカルのダルゴッシュプレート

【アミカル】
東京都杉並区久我山4-2-24 美研ビル2F
公式Instagramはこちら

▼あわせて読みたい

カレー好きは絶対行きたい♡【東京】おすすめ「間借りカレー」3選<2022年…

さらに南インド料理の大人気店から派生した店にも注目!

同様に、人気南インド料理店「エリックサウス」で店長も務めたシェフが「ルビーマーレー」を松陰神社前駅近くで実店舗開店準備中(2023年内開店予定)させる流れがあり、まだまだ南インド料理の波は高まっていきそうな気配です。

カレー、ご飯、副菜がのったプレート、サラダ▲ルビーマーレーの2種あいがけ(ポークビンダルー、海老ココナッツ)

【ルビーマーレー】
東京都世田谷区世田谷4-6-12 松蔭スクエア2F
公式Instagramはこちら

2023は残念な閉店も…、そしてカレーの未来は?

また、新店舗が数多くできた一方で、南インドのケララで修業し、日本の南インド料理の黎明期から活躍してきたシェフによる御茶ノ水の名店「桃の実」が閉店してしまったことも忘れられない出来事。コロナ禍の余波はまだ続いていることを感じました。外出自粛によって飲食店に食べに行かないことに慣れてしまった方も少なからずいるのでしょうが、やはり店で食べてこそのおいしさがあると常々思っています。2024年はコロナ以前の形に戻るといいなと期待するばかりです。

ケララといえば、ケララを中心とした南インドの料理をベースとしつつ自由に進化させた料理をワインと組み合わせるという「ダルメロ」が錦糸町にオープンしたことも要注目。こちらはカレーをファストフードではなきスローフードとして成立させることを目指しており、これは桃の実がやっていたスタイルでもあります。まだまだ少数派ではありますが、この形・この流れがもっと世の中に定着していくとカレー界の未来は明るくなるでしょう。

マンゴーライス、パンダナスチキン、栗と生姜のアチャールがのったプレート▲ダルメロのマンゴーライス、パンダナスチキン、栗と生姜のアチャール、バターミルクラッサムのワンプレート

【ワインとスパイス小料理の店 ダルメロ】
東京都墨田区太平1-22-14
公式Instagramはこちら

スパイスカレーブームが落ち着いたともいわれる昨今ですが、スパイスカレーに影響を与えたといわれる南インド料理の隆盛が2023年には確実にあり、同様に影響を与えたスリランカ料理も今後盛り上がっていくことが期待されます。そして多くの方が本物の現地料理の味を知ることによって、その影響を受けているスパイスカレーのレベル自体も高まるといいなと個人的に考えています。

既に様々なジャンルのカレーが登場し、カレーも多様性の時代です。だからこそオーセンティックなものを一度理解し、その上で様々なカレーを楽しむことができれば、まだまだカレーの盛り上がりは止まらないでしょう。

事実、数年前と比べるとカレーを出す店は各地で増え続けていますし、全体的なレベルも高まってきていると感じています。2024年もこの調子で、レベルの高いカレーを食べることができる機会が増えますように!

AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/

ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。

音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均1000食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。

公式HP

あわせて読みたい♡

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.21

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。