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WORK

2023.09.26

音楽活動と会社員の二足のわらじ!? 「パラレルキャリア」や「リスキリング」で働き方の可能性を広げた女性3人

ライフスタイルの多様化とともに、働き方やキャリアチェンジの選択肢が広がりを見せている昨今。もっと自由に、自分らしく働くためのヒントを、さまざまなキャリアを歩む方々の実例とともに探ります。今回は、パラレルキャリアやリスキリングで働き方の可能性を広げた女性3名にインタビュー。

働く私たちの「キャリア見本帖」

これまでになく女性の働き方の自由度が高まっている今、どのようなキャリアや生き方をしていけばいいのか悩む方も多いはず。これからの働き方のヒントになるように、多種多様なキャリアを歩む方々を紹介します。

働き方の可能性を広げた女性3名にインタビュー

今回は、パラレルキャリアやリスキリングで働き方の可能性を広げた3名をピックアップ!

【パラレルキャリア】音楽活動と会社員の二足のわらじ

夢や目標がある人は、別の仕事とのパラレルキャリアを目指すのも一つの手。仕事が夢に生きてくることも!

大島真帆さん

▲大島真帆さん(29歳/シティ・ソウルバンド「Penthouse」ボーカル/人材系企業・コンサルタント)
学生時代の音楽サークル仲間と社会人3年目にバンド結成。ツインボーカルのひとりを務める。今年はラジオ番組「STEP ONE」(J-WAVE)で半年間パートナーも務めた。

◆Work History
22歳:人材派遣会社に就職。キャリアアドバイザーに
24歳:事業拡大に伴い、人材紹介事業部に異動。学生時代の音楽サークル仲間とPenthouse結成
25歳:インディーズで楽曲配信開始。勤務先でトップコンサルタントとなり特例で副業を認めてもらう
27歳:音楽活動に力を入れるため、勤務体系を変更。Penthouseメジャーデビュー
28歳:契約社員
29歳:ファーストアルバム「Balcony」リリース。全国5大都市ツアーを開催

会社員であることは音楽活動にもプラス! 当面は二足のわらじを履いていく

「子供のころから歌手を目指していましたが、新卒で人材系企業に就職。趣味で音楽を続けながら、やるからには! と働きまくりました。

その後、バンドが忙しくなっても、業務量や労働条件を都度相談しながら働き続けられたのは、最初の数年で実績を出して、会社との信頼関係が築けたから。

今は音楽活動のチャンスを逃したくなくて、原則週4日勤務で残業なしの契約社員。2~3年以内に武道館にも立ちたいです!

一方で、会社の仕事でさまざまな方と接していることが、ラジオの仕事や曲づくりにも生きています。会社員の安定した収入も捨てがたいですしね(笑)。そのときどきで優先すべきことを考えて、どちらも続けられるバランスを今後も探っていきたいです」

今年は全国5都市ツアーも開催!

シティ・ソウルバンド「Penthouse」

会社員の仕事はPCまわりを快適に整えて乗り切る!

PCまわりガジェット

【リスキリング】スキルを身につけて異業種へ転職

違う分野の仕事をしてみたい、異業種に転職したい! という人は、今話題の「リスキリング」に挑戦してみては? 異なるスキルが身に付くことで、可能性の幅も広がります。

加藤奈保さん

▲加藤奈保さん(29歳/Webメディア・デジタル運用)

◆Work History
22歳:空調メーカーに就職。開発職に
25歳:広告代理店に転職。Web広告の運用を担当
27歳:ファッションメディアのライター講座を受講
28歳:宣伝会議のライター講座を受講
29歳:現在のファッション系Webメディアに転職

ライターのスキルを身につけてメディアに転職。副業も視野に。

「1回目の転職はWebマーケティングに携わりたくて、2回目は、大好きなファッションに携わる仕事がしたい、という気持ちから。

ライター講座を受講したことは、今の業務に直接役立っているというわけではありませんが、転職時の面接官に好印象を与えたと、後々聞きました。今後は編集部と関わる業務も増えそうです。

最近になって、自分のブランドを立ち上げたいな、とまた新しい目標ができました! 大規模に展開したいわけではないので、あくまでも副業として。手始めに、会社員として働きながら、服飾の専門学校で1年学ぶつもりです」

転職するごとに自己分析をしっかり!

自己分析メモ

 

【パラレルキャリア/越境転職/起業】キャリアチェンジで選択肢が広がった

思いがけないことで想定外のキャリアチェンジをする方も。コロナ禍のように、いつ何があるかわからない社会。副業やスキルを増やすことが可能性を広げてくれるかもしれません。

佐々木 舞さん

▲佐々木 舞さん(39歳/Webライター/イベントMC)

◆Work History
18歳:福岡の専門学校在学中にTVレポーターに。レギュラー番組を多数担当
29歳:仕事を辞め、2年間の世界旅行へ
31歳:帰国後上京し、フリーレポーターとして仕事再開
33歳:Webライターに転身。webメディア「くふうLive!」で人気ライターとして活躍する傍ら、ライター集団「ライティングアイランド」を立ち上げ

コロナ禍の大打撃で始めたライター業が、キャリアの幅を広げてくれた

「福岡で約10年TVレポーターを務めた後、31歳で上京。イベントMCをしていました。東京でレギュラーの仕事がついたころにコロナ禍が直撃。イベントは中止になり、収入はゼロ。このままじゃ家賃が払えない… というときに始めたのがライター業です。

ブログを書いていた経験から始めたんですが、1ヵ月間働きまくってギャラは2万円弱。愕然としました(笑)。その後、100円ショップネタを発信する『100均ライター』を名乗ってからは安定して仕事をもらえるように。

仕事を受けきれなくなり、昨年、法人化して50人ほどのライター集団を立ち上げました。今はライターの育成にも力を入れています。

40代を前にした今となっては、レポーターを続けていたら、年齢の壁もあって今ごろ苦労していたかも… と思うことも。想定外のキャリアチェンジでしたが、これまでの『話す』スキルに『書く』スキルが合わさって、自分のキャリアに付加価値がついたと実感。働き方の選択肢が広がりました

取材から撮影、執筆までひとりで完結。MCの仕事も続行中

仕事道具

 

2023年Oggi10月号「働く私たちの『キャリア』見本帖」
撮影/深山徳幸(大島さん、佐々木さん分) イラスト/石 明子 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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