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なぜ「僕の彼女」ではなく「俺の女」って言うの?
男性が「僕の彼女」ではなく「俺の女」という言い方をしていると、その真意が気になってしまう場合もありますよね。もともと言葉づかいが乱暴な男性が言っているケースだけでなく、普段は綺麗な言葉遣いをする男性が「俺の女」という荒々しい言い回しを使うこともあります。
「俺の女」と男性が口にするときには、そこに男性たちの特別な心理が潜んでいる例も少なくありません。
「俺の女」と言いたがる男性心理5選
「俺の女」と言いたがる男性には、さまざまな心理が隠されています。シチュエーションによっては、わざとこの言葉を選んで使っている男性も存在します。彼らの心理として、典型的なものを5つ見ていきましょう。
◆オラオラ系がかっこいいと思っている
一部の男性は「俺の女」という表現を使うことで、オラオラ系のかっこよさが出せると考えています。あえて乱暴な言い回しを使うことで、自分の男らしさを強調してアピールしたくて、わざとこのフレーズを使うのです。
オラオラ系の態度を好む男性は、自分の魅力を強調することがかっこよさにつながると考えています。荒々しい言葉遣いをする自分をかっこいいと感じやすい傾向にあることから「俺」や「女」という単語を好みます。
◆彼女を独占したい
彼女を独占したいという独占欲が「俺の女」という言葉に現れている場合もあります。
自分の彼女を他の男性に取られたくないという心理や、自分の彼女であることを周囲に強くアピールして他の男性を寄せ付けたくないという気持ちになったときに、わざと「俺の女」という言い方をして、彼女との親密性を周囲に対して演出しようとするのです。
「俺の女」と言っておけば、彼女との安定した関係性を周囲に印象付けることができると考えている男性ほど「俺の女」というフレーズを連呼したがる傾向も。
◆彼女を周囲に自慢したい
自分の彼女を周囲に自慢したいという心理を持っているときに、ちょっとカッコつける言い方で「俺の女」というフレーズを使いたがる男性もいます。
自分のパートナーに誇りを持っていて、周囲に対して自分の選んだ素晴らしい女性を見せたいという気持ちが、荒々しい表現としてあらわれてしまうのです。「俺の女」という乱暴な言い方をすることで、自分自身が彼女より優位にいるという自信を誇示しようとしているケースもあります。
◆関係に自信がない
彼女との関係に自信がないときに、あえて「俺の女」という言葉を使うことで、ふたりの関係を世間に対して確固たるものにしようとする男性もいます。
自分のパートナーが他の男性に奪われるのではないか、あるいは自分がもう彼女から愛されていないのではないかという不安を抱えている男性ほど、こういった不安を緩和するために、世間に対して彼女を「俺の女」と強調することで、関係を確認したがるのです。
◆照れ隠しで強がっている
照れ隠しをしている男性も、わざと語気の強い言葉を好むシチュエーションがあります。自分の彼女を大切に思っているものの、その気持ちを素直に出せないときに「俺の女」という荒々しい表現を使って、男気を出そうと演出したがる場合が多いでしょう。
愛情を表現することに不必要な照れを感じているために、強がって自分の気持ちを表現するしかできない男性が、このパターンに当てはまりがちです。
「俺の女」と言われがちな女性の特徴3つ
「俺の女」という言葉は、ある意味でパワーワード。力強さや荒々しさを感じますよね。男性から「俺の女」と言われやすい女性にもパターンがあります。典型的なものを3つ解説していきましょう。
◆優柔不断で自分の意見を言わない
優柔不断で、自分の意見を言わないタイプの女性には、男性が「俺がリードしなくてはいけない」と感じやすいでしょう。その気持ちがつい荒々しい言葉となってあらわれてしまい「俺の女」という表現を使う関係になりやすいのです。
自己主張が弱く、意見や希望をはっきりと伝えることが苦手な女性は、彼の言うことを従順に聞き入れてしまうため、交際期間が長くなるにつれて彼との上下関係も生まれがちに。彼が自分を優位だと感じ始めると「俺の女」という表現で、彼女よりも自分が上であることを誇示し始める場合もあります。
◆男性に依存する
男性に依存をしてしまう女性も、交際中の男性から「俺の女」と呼ばれやすい傾向です。
このパターンの女性は、自分の幸せや安定を男性に頼りきってしまうことが多く、常に彼氏の意向や感情に合わせがちに。そのため、男性から見ると「俺がいないとダメな人」という印象が強まるために、心理的に彼女より自分が優位に立っていると感じやすく「俺の女」という言葉でその立ち位置を表そうとするケースも散見されます。
◆オラオラ系の男性が好みのタイプ
オラオラ系の男性が好みのタイプという女性は、荒々しい言葉を使う男性を好みます。
雑な言葉を使って自己主張が強く男らしさをアピールしたいオラオラ系の男性は、彼女との関係性でも自分を強調するために「俺の女」という言葉を使いたがります。
曖昧な関係で「俺の女」と言われたら…? 対処法3つ
曖昧な関係なのに、男性から自分のことを「俺の女」と言われたら、戸惑いますよね。そんなシチュエーションでの対処法を3つ解説します。
◆好きな男性から言われた場合
好きな男性から言われた場合には「俺の女」と言われたことが不快ではないと感じるならば、最初から特別な波風を立てる必要はないでしょう。
彼があなたを特別な存在として認識しているという意識がこの言葉に表れていると考えて、この言葉をきっかけにふたりの関係性を一気に進めるよう動いてみてもいいかもしれません。
彼の「俺の女」という言葉を聞き流さずに、彼に対して自分の気持ちを伝えたうえで彼の気持ちを確認してみて♡
◆好きではない男性から言われた場合
好きではない男性から「俺の女」と言われた場合には、不快感を伴うケースも多いでしょう。
恋愛関係にない男性から、自分を「所有したい」という一方的な欲求を突きつけられたようで、とても嫌な気持ちになる女性が多いはず。この場合には、我慢をせずに相手に対して不満を伝えていきましょう。
聞き流してしまうと相手が調子に乗ってしまい、何度も「俺の女」と言い続ける可能性が高いため、早い段階で毅然とした対処をしたほうが賢明です。
◆職場の同僚男性から言われた場合
職場の同僚男性からいきなり「俺の女」と言われたら、セクハラに聞こえる女性も少なくないでしょう。相手の意図はわからなくても、職場の人間関係だけに、対処には慎重になる必要があります。
相手がジョークのつもりでも軽率な発言であることに間違いはなく、場合によっては上司や職場の相談窓口など第三者に早めに相談をしたほうがいいケースも。
職場の同僚としてのプロフェッショナルな態度に欠けているのは間違いないので、相手がエスカレートする前に、早めにセクハラの芽を摘んでおくほうが安心です。
「俺の女」は独占欲を表す言葉
「俺の女」は、男性の独占欲を表す言葉です。決して上品とは言えない言い回しですが、昔からこの言い方を好む男性は、一定数存在します。
自分の好きな人がこの言葉を使ったときに、嬉しい気持ちになるなら特別な問題はありませんが、もうちょっと丁寧な言葉を使ってもらいたいと思うならば、彼に対して早めに本音を伝えるほうがストレスを減らせるでしょう。
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並木まき
ライター・時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。