パートナーと「お金」でモメないためには…
「デート代はどちらかが多く払うべき?」「高価な買い物に相手の許可は必要?」など、デートのワリカン問題から些細なモヤモヤまで、なかなかわかり合えない男女の金銭感覚。価値観が違うのは当然だから、パートナーとモメないためのヒントを学ぼう!
お金とパートナーシップのプロに教えていただきました!
株式会社すきだよ代表取締役・あつたゆかさん
パートナーシップに関する課題解決や支援をメインに、企業や自治体向けに共働きでのキャリア形成についての研修などを行う。著書に『仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術』(クロスメディア・パブリッシング)。
ファイナンシャルプランナー・町田 萌さん
FPサテライト代表取締役。24歳でFP事務所を開設。20~30代前半のカップルの相談実績多数。著書に『よくばりに気分よく生きたい私たちに都合のいい お金の教科書』(クロスメディア・パブリッシング)。
カップル間の”お金でモメない”ためのTips4
金銭感覚の違いはもちろん、お金を使う優先順位や価値観も違って当たり前。お互い気持ちよく過ごすためにも、実践したい「お金でモメない」ためのヒントをチェック。
自分が何にお金をかけたいか、価値観を明確にする
「お金の使い方は、人生の歩み方と同じこと。どんな働き方をしてどう稼ぎ、何にいくら使うかは人それぞれ違います。だからこそ、まずは自分が大切にしていることを知って」(町田さん)
「自分の価値観が明確になっていれば、仮にお金の使い方で意見の相違が出てきても、対等に話し合えます」(あつたさん)
お店の「レビュー」習慣で、お互いの金銭感覚をシェア
「お金の話はタブー化しがち。ふだんから気軽に話しておくことが大切です。たとえば、『さっきのランチ、コスパよかったと思うけど、どう?』『あの量で1200円は高い』など。感想を言い合うだけでも、お互いの価値観を共有できます」(あつたさん)
使ったお金が「消費」「浪費」「投資」のどれにあたるか話し合う
「たとえば相手が高価な食材を買ったとして、自分には”浪費”に見えても、相手にとっては健康や豊かな暮らしを手に入れるための“投資”かもしれません。お金の使い方の一面だけを見て、『ムダじゃない?』と判断するのはNG」(あつたさん)
お金事情を開示するのは、結婚を意識してからで十分
「おつきあいの段階で相手の年収や貯蓄を無理に聞き出すのは×。基本的には将来設計を話すタイミングで、年収など、だいたいの生活レベルを想定できる情報を開示できれば十分。その際、別財布にするか、家計を一本化するかなど、ふたりのお金の管理方法や仕組みづくりができるとベスト」(町田さん)
2023年Oggi6月号「パートナーとの本音の金銭感覚白書2023」より
イラスト/浅妻健司 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部