2人が夫婦になるときに大切な婚姻届。結婚する時に必要な手続きであるけれども、「婚姻届はどこで入手すればいいの?」「入籍届とは違うの?」などさまざまな疑問が浮かぶかもしれません。この記事では、婚姻届の意味や入籍届との違い、入手できる場所、選びたくなるオシャレな婚姻届を紹介します。
そもそも婚姻届とは?
婚姻届とは、結婚をしたときに戸籍法・民法によって行う届け出のこと。結婚届ともいいます。結婚式や披露宴をしても、この手続きを行わないと法的には内縁関係と見なされます。婚姻届を役所に提出し、無事に受理された時点で2人は婚姻関係になるため、この日を結婚記念日にしている夫婦も多いですね。
婚姻届と入籍届は異なる?
結婚の手続きをする時に混同されやすいのが、「婚姻届」と「入籍届」。実は、この2つは全く異なります。よく言われる入籍とは、届出を出すことで戸籍に入ることを指し、婚約だけを表すわけではありません。
例えば、離婚の際に父親の戸籍に入る子どもを、母親の戸籍に入籍させる場合や、再婚の際に、自分の戸籍に入っていた子どもを相手の戸籍に入れる場合に、入籍届が必要です。一般的に、「結婚=入籍」というイメージが浸透していますが、双方が初婚の場合は、入籍届を提出することはないのです。
婚姻届はどこでもらえる?
婚姻届をどこでもらったら良いかわからない… という方もいらっしゃるのでは? 役所でもらうイメージがある婚姻届ですが、実はさまざまな場所で入手することができるんです。ぜひ、自分たちに合った方法を探してみてくださいね。
1:各自治体窓口でもらう
婚姻届は市区町村役場の窓口でもらうのが一般的です。自治体によって名称は異なりますが、「住民課」「市民課」「戸籍住民課」など、戸籍を取り扱っている部署で受け取れます。
何課でもらったら良いかわからない場合は、受付で確認してみましょう。ちなみに、役所で婚姻届をもらうだけなら本人でなくても問題ありません。開庁時間内に行けない場合は、代わりに家族や友人にとってきてもらうこともできますよ。書き損じた時のために、数枚もらっておくと安心です。
2:ホームページからダウンロードする
市区町村によっては、ホームページから婚姻届をダウンロードすることもできます。インターネットから入手する場合は、「(ご自身の市区町村) 婚姻届 ダウンロード」と検索してみましょう。
3:コンビニで購入する
コンビニのマルチコピー機から、婚姻届を入手することができるのはご存知ですか? シンプルなデザインから和柄のもの、カラフルなデザインのものまで多種多様。コンビニによって個性があるので、ネット上でデザインを見比べて好みのものを選ぶこともできますよ。価格は1枚500円程です。
4:ネット上でデザイン婚姻届をダウンロードする
オシャレなデザインやキャラクターの描かれた婚姻届を使いたい場合は、ネット上で検索してみると見つかります。無料でダウンロードできるものも多いため、2人で気に入ったデザインを選ぶことができますよ。有料のものなら、提出用と保管用がセットになっていたり、婚姻届を飾れるクリアスタンド、婚姻届提出マニュアルがついているものなども。選ぶ時間も楽しいですね。
5:雑誌の付録を使用する
結婚情報誌も、付録として婚姻届を作っています。パートナーとの結婚に備えて結婚情報誌を読んでいるという方は、そのまま付録を使っても良いかもしれませんね。
婚姻届は土日でももらえる?
婚姻届は、役所の窓口が空いていない、土日・祝休日でも入手することができますよ。時間外受付、もしくは夜間受付という窓口です。正面玄関からは入れないケースが多いため、役所の案内に従って、受付窓口まで向かいましょう。
ただし気をつけたいのが、時間外に提出する場合窓口で内容を確認してもらえないこと。万が一、内容に不備がある場合、受理されず婚姻日が変わってしまう恐れもあるので気をつけましょう。
婚姻届のおすすめデザイン
婚姻届には、さまざまなデザインのバリエーションがあることはご存知ですか? 花柄やアニマル柄から、個性的なご当地ものなど。ホームページから無料でダウンロードできるものも多いので、ぜひチェックしてみては?
1:キャラクターが描かれた婚姻届
好きなキャラクターがいるなら、そのキャラクターがデザインされた婚姻届を選んでみては? 2人が好きなキャラクターの婚姻届を選ぶことでより愛着が増しますし、写真映えもするでしょう。ディズニーやサンリオ、ジブリなど色んなバリエーションが登場しているので、ぜひお気に入りを探してみてくださいね。
2:ご当地婚姻届
生まれ育った地元や、新居のある地域がデザインされた婚姻届に興味はありませんか? 日本全国の自治体とゼクシイがコラボしたのが、「まちキュンご当地婚姻届」。その土地ならではの縁起物や、名産品がデザインされたオリジナルの婚姻届です。
例えば、京都であれば金閣寺や京都タワーがモチーフだったり、栃木県は名産のイチゴ「とちおとめ」がデザインされていたりします。提出用の他に、手元に残せる2人の記念用付きなのがうれしいポイントです。ネットで無料ダウンロードができるので、チェックしてみてください。
3:レースをあしらった上品な柄や和柄なども
「婚姻届らしい上品な柄にしたい」というカップルも多いはず。上品なレースをあしらったものや花柄を選べばウェディングの雰囲気が感じられ、素敵な一枚に。また、和装で式をあげるのであれば、着物のような和柄のデザインがおすすめ。手元に残した婚姻届をスタンドに入れて式場に飾れば、衣装と世界観がマッチするでしょう。
婚姻届の写真の撮り方
結婚したという証に、入籍日に婚姻届の写真を撮るカップルも増えています。基本的に婚姻届は、提出したあと手元には残りません。そのため、2人の記念として写真に撮って残しておくと良いでしょう。写真の撮り方のパターンとしては以下のものが挙げられます。
・結婚指輪とともに
・提出する役所の前で婚姻届を持ってツーショット
・婚姻届を記入して完成した後自宅で
・2人の思い出の場所や絶景スポットで
・ペアルックを着て撮る
最後に
婚姻届の意味やもらい方、オススメのデザインを紹介しましたがいかがでしたか? 一般的に役所でもらうイメージがありますが、コンビニやネット上で気軽に入手することができるのでぜひ覚えておきたいですね。デザインもさまざまなバリエーションがあるため、2人にとって記念になるデザインを選んでみてはいかがでしょうか?
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