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「かっこつける」ってなに?
「かっこつける」は日常的によく耳にする言葉。自分をよく見せたり他人からの好印象を得たりしたいために、身の丈以上の背伸びをした自分を見せることを「かっこつける」といいます。
「かっこつける」はマイナスのイメージもある言葉ですが、必ずしも悪い面ばかりではなく、自分に自信をもたせたり目の前の相手に関心をもってもらえたりといったプラスの側面もあります。
かっこつける男性の心理7選
かっこつける男性には、特有の心理が隠されています。代表的なものを7つ探っていきましょう。
◆モテたい
男性が「かっこつける」もっとも一般的な理由は、ズバリ「モテたいから」。
自分に魅力があると思ってもらいたい欲求が強い人ほど、特に女性の前で自分の良い部分を過剰にアピールしたり、目の前の女性に合わせるかのように話題や服装を変えたりします。
◆イケてる人だと思われたい
見た目やスタイルだけでなく、内面的にも「イケてる」と思われたい心理が「かっこつける」行動につながっている男性も少なくありません。
周囲から「イケてる」と思われることで自分のプライドが満たされ、自信をつける人も多いのです。「イケてる人=まわりから尊敬される人」と思っている男性も少なくありません。
◆尊敬してほしい
周囲から尊敬されたい欲が強い男性も「かっこつける」ことによって、その欲を満たそうとします。仕事や趣味などで「優秀な人」と思われたい心理が、かっこつけるという行動にあらわれます。
尊敬される自分になることで、自分の価値が高まり他人からの信頼もされやすくなると思っている男性ほど、かっこつける傾向も。
◆緊張しているのを隠したい
緊張していることを周囲に悟られたくないときにも、かっこつけることで自信のなさをカバーしようとする心理が働きます。無理に笑ったり冗談や自慢話を口にして余裕があるようなそぶりを見せるのは、かっこつけているからこそ。
緊張が和らぐにつれて、かっこつけなくなり自然体に戻る男性も少なくありません。
◆自分に自信がないことを隠したい
自分の能力や価値に対して自信がない男性ほど、屈辱的な思いをしたくない恐怖から、かっこつけてごまかそうとします。自慢話や過去の栄光を誇張して話し、まわりから「自信のある人」だと思われるように見栄を張ってしまうのです。
失敗したくない思いが強い男性ほど、かっこつけることで自信のなさをカバーしたがります。
◆彼女にふさわしい男性でいたい
彼女に愛されたい、彼女に尊敬されたいという心理が、かっこつけるという行動につながることも少なくありません。
「男らしい彼氏」だと思われたい心理が強いと、見栄を張ってかっこつけることで彼女から「素敵な人」だと思われたい欲が暴走する男性も…。
かっこつける女性の心理
女性がかっこつける場合には、男性とは異なる心理が隠されています。代表的なものを7つ探っていきましょう。
◆見下されたくない
自分に自信がなかったり他人からの評価が気になっていたりするときに「見下されたくない」という心理が強くなると、かっこつけることで自分の評価を上げたくなりがちです。
職場などで「男性と対等だと思われたい」という気持ちが強い女性も、かっこつけることで平等であることをアピールする傾向も。
◆弱い女性だと思われたくない
社会で一人前の大人として張り合いたい女性には、かっこつけることで自分の弱さを隠そうとする人も。
弱みを見せることが苦手で、弱みを見せてしまえばバカにされたり利用されたりするリスクを感じているときほど、過剰にかっこつける行動をとりやすいでしょう。
◆尊敬されたい
自分に自信があるけれど周囲からの評価が自己評価に及ばないときに、かっこつけることによって周囲からの評価を上げようとする心理も女性にありがち。
自分の能力や才能を周囲に理解させたくて、必要以上にかっこつけた態度をすることで自尊心を高めようとするのです。
◆憧れの有名人に近づきたい
ありのままの自分に満足できていなくて、憧れの有名人になりたい! という気持ちが強すぎると、自分がもっていない力量やステイタスをかっこつけるという行動によって補おうとします。
このパターンでは、憧れの人がテレビやSNSでやっていたことをそのまま真似して、かっこつけることが多いでしょう。
◆ダサいと思われたくない
「ダサい」と思われるのを極端に恐れている女性も、かっこつけることで周囲からの評価を上げようとします。
「おしゃれ」、「イケてる」などの評価を得るために、ありのままの自分を隠し、自分が思う理想の自分を演じようとしてしまうのです。
◆キラキラしていると思われたい
華やかでキラキラしていると思われたい女性は、自信のなさや実力のなさを、かっこつけることで補おうとします。周囲からの「かっこいい♡」という羨望の眼差しが欲しくて、必要以上の見栄を張り、かっこいい女性を演じようとしてします。
◆完璧な女性だと思われたい
自分の欠点を隠して完璧な女性だと思われたい女性も、かっこつけることによって、自分を大きく見せようとします。
恋愛や婚活、職場の雰囲気などが理由で「私は、完璧な女性でいなくてはならない」という思い込みをもってしまったときほど、かっこ悪い部分をさらけ出すのが怖くなり、必要以上にかっこつけてしまいがちに。
かっこつけるメリット3つ
代表的なメリットに、次のようなものがあります。
◆狙った通りの第一印象を得やすい
かっこつけるという行動は、言い換えれば自分の見た目や態度に気を配るということ。そのため、かっこつけたことによって自分が狙った通りの第一印象を他人に与えやすくなるのはメリットです。
ファッションやメイク、振る舞いによって「私はこんな人です」と多少の無理をしながらでもアピールすることで、その後の人間関係を潤滑にしやすくなるでしょう。
◆頼りになる人だと思われやすい
かっこつけるときには、自分の能力や経験を誇示するケースが多く、これが周囲からの「頼りになりそう」「頼りになる人」といった高評価に繋がりやすいのもメリットです。
自分のスキルや成功体験をかっこつけながら披露した結果として、周囲からの信頼や尊敬が得られれば、その後の人間関係が円滑に進みやすくなる作用も期待できます。
◆自己肯定感が上がる
かっこつけるときには、自分の長所や魅力を強調している人が多いもの。そのため、かっこつけることによって周りから褒められたり尊敬の言葉を口にされたりすることも多く、これにより自己肯定感が上がりやすくなります。
自己肯定感が上がると、対人関係を気持ちよく進めやすくなる作用が期待できます。
かっこつけるデメリット3つ
かっこつけることでデメリットもあります。代表的なデメリットを3つピックアップしました。
◆近寄りにくいと思われやすい
かっこつけていることが周囲にわかると、近寄りがたさを醸してしまい、周囲から孤立してしまうきっかけに。心を開いたコミュニケーションが取りにくくなるので、友だちができにくかったり仕事でも信頼されにくかったりといった弊害が出てきます。
◆ナルシストだと誤解される
自分の実績や評価を自慢するなど、過剰にかっこつける人に対しては「ナルシスト」の評価がくだりやすく、周囲から嫌われたり信頼を失ったりしてしまうことも。
「付き合いにくい人」だと思われ、そっと距離を置かれてしまう例も少なくありません。
◆自意識過剰だと思われやすい
かっこつけるときに自分の意見や提案を押し切るなど、自分勝手な面も出してしまうと、周囲からは自意識過剰だと思われ反感を買ったり強調性のない人のレッテルを貼られてしまいます。
「押し付けがましい人」のイメージがついてしまうと、人が離れてしまい孤立しやすいでしょう。
かっこつけるのは悪いことではありません♡
かっこつけるのは、決して悪いことばかりではありません。
適度にかっこつける程度であれば、自分の自信につながったり周囲からの信頼を得やすくなったりするメリットもありますから、必要に応じて、かっこつけながら自分を高めていくのもアリなのです…! ただし、くれぐれもやりすぎにはご注意を。
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