「I get the bird.」ってどんな意味?
「バードウォッチング」などの言葉が定着しているように、“bird”=「鳥」という意味で広く知られていますよね。
実際に“eat like a bird”(鳥のように食べる、つまり小食という意味)のような、ユニークな表現もあります。
でも実は、“bird”には「鳥」以外の意味もあることをご存じですか?
たとえば、こんな例文。
「I get the bird.」
とはどのような意味でしょうか?
直訳すると「私はその鳥を手に入れる」になりそうですが、それではなんのことだかさっぱりわかりませんね!
実は“get the bird”が、ややカジュアルな会話の中である特殊な意味になることがあるのです!
前回の記事はこちら>>知らなかった… 「I know better.」にこんな意味が!?【連載 大人の英語塾】
正解は?
“get the bird”で「やじられる」または「会社をクビになる」という意味合い。
“the bird”自体に「ブーイング」や「ひやかしの声」といったニュアンスがあり、逆に“give ~ the bird”といえば、「~にやじを飛ばす」「~をクビにする」ということになります。
ex. 「The audience gave him the bird.」(観客は彼にやじを飛ばした)
その他の“bird”の使い方も見ていきましょう!
・人
ex. “a tough bird”(扱いにくい人)
ex. “an early bird”(早起きする人、早く到着する人)
「The early bird catches the worm.」(早起きは三文の得)
・刑期
ex. “do bird”(刑期を務める)※イギリスのやや古い俗語
最後に、“bird”を使ったことわざをご紹介したいと思います。
「A bird in the hand is worth two in the bush.」
意味は、手の中の一羽の鳥はやぶの中の二羽の価値がある、つまり明日の百より今日の五十ということです。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。