目次Contents
▼この記事の要点
- 彼氏から彼女へ向けた呼び方としては「呼び捨て」が一番人気。次点で「名前+ちゃん付け」を希望している女性が多い
- 呼びやすさや二人の距離感が、呼び方を考えるうえで大事なポイントに。交際をきっかけにあえて呼び方を変えたり、結婚や出産で自然と呼び名が変わったカップルも
- ふたりの愛を深めるためにも、なるべく相手を不快にさせない呼び方を考えると◎。親しみを込めた呼び名が決まれば、さらに仲のいい二人になれるかも!
【女性100人に聞いた】彼氏からどんな呼び名で呼ばれている?

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に「あなたは恋人からどのように呼ばれていますか?」と質問してみました。主要な結果は下記のとおりです。
・呼び捨て… 40.0%
・ちゃん付け… 21.7%
・あだ名… 6.7%
もっとも多かったのは、彼氏に「呼び捨て」で呼ばれるという回答。全体の4割を占めており、彼氏・彼女間でのメジャーな呼び方であることがわかります。
次に多いのは、約2割の人が回答した「ちゃん付け」。「呼び捨て」とあわせると、このいずれかの呼び方をしているカップルが約6割を占める結果となりました。
両想いであることがお互いにわかり、満を持して恋人同士になっている以上、自然と親密さや距離の近さをうかがわせる呼び方になるのかも。愛情や親しみを込めて、彼女を「呼び捨て」か「ちゃん付け」で呼ぶ彼氏は非常に多いようですね。
【女性100人に聞いた】彼氏からどんな呼び名で呼ばれたい?

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
続いて「あなたは恋人からどのように呼ばれたいと思っていますか?」と質問。すると、半数以上の女性は「呼び捨て」で呼ばれたいと考えていることがわかりました。詳細な結果はこちら。
・呼び捨て… 55%
・ちゃん付け… 20.0%
・あだ名… 9.2%
・苗字… 0.7%
やはり「呼び捨て」か「ちゃん付け」が人気のようで、この二択だけでも全体の8割近くを占める結果となりました。苗字で呼ばれたいという人はわずか1%以下しかおらず、〝彼氏ならではの近しい距離感が伝わる呼び方〟を望む女心が伝わってきます。
「さん付け」を希望している女性の割合は、実際にそう呼ばれている女性の割合と同じですが…「あだ名」で呼ばれたいという女性は、実際に呼ばれている人の割合より少し多いようです。どんな呼び方であれ、彼氏の愛おしく思う気持ちや特別な感情を、呼び方に込めてほしいと感じている彼女が多いのかも?
【男性100人に聞いた】彼女の呼び方を変えるタイミングっていつ?

※アンケート20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
呼びやすさは大切なポイントですが「交際前から同じ呼び名なので、もう少し別の呼び名で呼んでもらいたい…」と感じている女性もいるはず。ここでは、男性が彼女の呼び方を変えるタイミングについて確認してみましょう。
付き合ってから
「交際して1か月くらいしてから」(30代・滋賀県)
「付き合ってすぐ」(20代・大阪府)
「付き合い始めてから」(30代・東京都)
「付き合って3ヶ月後」(20代・岡山県)
呼び名を変えようと思ってはいても、きっかけがないとなかなか難しい部分もあるでしょう。交際を開始したタイミングは、呼び方を変えるのにうってつけ。
付き合ったことをきっかけに名字呼びから名前呼びに変更したり、恋人同士らしい親密度がわかる呼び方に変更するカップルが多いようです。
結婚してから
「子供が産まれたとき」(30代・滋賀県)
「子供が産まれてから」(30代・愛知県)
結婚後は戸籍上で正式に「夫婦」となり、家族として同じ名字になることを選ぶカップルも多いですよね。これまで名字呼びだったカップルにとってはとくに、呼び方を変えるのにいいタイミングでしょう。
あるいは結婚して子どもが産まれたことをきっかけに「パパ・ママ」「お父さん・お母さん」など、子どもと同じ呼び方に変わっていく場合もあるようです。こちらについては賛否両論あるようですが、お互いが不快感をおぼえることなく、自然に順応していくのならアリですよね。
親しくなってから
「親しくなって」(30代・兵庫県)
「仲良くなってから」(20代・大阪府)
「キスしたから」(30代・山口県)
「学生時代話したときに呼び名を変えた」(30代・福井県)
親しさの基準は人によるとはいえ、明確に「以前よりも距離が縮まった」「お互いに好意を抱いている」と感じられるようになったタイミングで、呼び方を変えることもあるようです。
付き合う前か後かは関係なく「キスをしたら」「体の関係を持ったら」呼び方を変えるという意見もあり、人それぞれ価値観が異なっていることがわかります。親密度が高くなったぶんだけ、それが呼び方にも反映されることが多い… と考えてもいいでしょう。
呼び方は最初から変わっていない
「初めて会ったときからその呼び方のまま」(30代・滋賀県)
「変えてない」(30代・東京都)
「変わってない」(30代・愛知県)
特に呼び名を変えることもなく、ずっと同じ呼び名を使い続けている男性もいます。女性側も気に入って満足しているのならば、無理して変更する必要もないですよね。
変えるタイミングを逃しているだけという男性は、恥ずかしがらず素直に、彼女へ「今更だけど、呼び捨てで呼ばれたいとか希望ある?」「ずっとさん付けで呼んできたけど、変えてほしければ教えてね」と、ヒアリングしてみてもいいかもしれません。
【男性100人に聞いた】彼女の呼び方を決める理由となるものとは?

自分たち以外の他のカップルがどのような考え方で、どのように彼女の呼び方を決めているのか気になりませんか? ここでは「男性が彼女の呼び方を決める理由」について紹介していきます。
親密度をアピールしたいから
「親近感を沸かしたいから」(20代・新潟県)
「愛情を感じられるから」(30代・茨城県)
「親密感が高いから」(30代・新潟県)
他の人とは違う親密感のある呼び名を使うことで、ふたりの親密度をみんなにアピールすることができます。「その呼び方をしてるってことは、相当仲良しなんだね」と周囲に察されたい人や、恋人としての関係がうまくいっていることを暗に伝えたいという人が、呼び方を通して周囲へアピールしていることもあるようです。
距離を縮めたいから
「更に仲良くなりたいと思ったから」(20代・大阪府)
「敬意を払うため」(30代・滋賀県)
苗字ではなく名前で呼んでもらったり、下の名前からとったあだ名を付け合ったりすることは、相手との距離を縮めたいと感じるときに効果的なアプローチです。親しみを込めた呼び名をきっかけに「もしかしたら気があるのかも」と相手を意識させられるかもしれません。
関係が変わったから
「子供が生まれてから」(30代・愛知県)
「付き合って呼び捨てに変える」(30代・神奈川県)
恋人になった、夫婦になった、子どもが産まれた… など、ふたりの関係が大きくステップアップすると、呼び方を変えたほうがいい場面も増えてきます。出会ったときに「苗字+さん付け」だったふたりが、結婚して同じ苗字になった後もそのままだと、どこかよそよそしい印象を与えてしまうかもしれません。
急に呼び方を変えることに抵抗がある人でも、きっかけがあればスムーズに新しい呼び名を使うことができます。関係性の変化を機に「せっかくだし呼び方変えてみる?」と提案してみるのも◎。呼び名によってさらに愛が深まったり、呼びかけるときに愛情が伝わったりするかもしれません。
相手にそう呼んでほしいと言われたから
「そうしてほしいと言われたから」(20代・愛知県)
呼び名を決める際に、女性側から呼び方をリクエストされたという男性もチラホラ。相手の希望を聞いたうえでお互いにいい呼び方を考えるというのも、コミュニケーションの一環として◎ ですよね。
あまりにも恥ずかしい呼び名は遠慮するそうですが、あるていど一般的なのものならばそのリクエストに応えている… とのことでした。「彼氏にこんなふうに呼ばれたい!」という希望がある女性は、思いきって彼にリクエストしてみるのもひとつの手です。
呼びやすさを重視したから
「なんとなくさん付けで呼びたくなる雰囲気だから」(20代・大阪府)
「友人だったから」(30代・栃木県)
相手を呼ぶときに、あまりにも長かったり複雑なあだ名だと、呼びにくくなってしまうこともありますよね。せっかく親しみを込めて相手を呼ぶのであれば、呼びやすさは大事なポイント。
あるいは、人前でそう呼ばれても恥ずかしくなかったり、この先長く付き合って歳を取っても使えそうだったりなど、客観性をもって適切な呼び方を選ぶことも大事です。
ほかの人と同じ呼び方に合わせているから
「初めて会ったときからその呼び方のまま」(30代・滋賀県)
「さん付け」「ちゃん付け」などは、一般的でありふれた呼び方であるがゆえに、問題が起こることもそうそうありませんよね。
無難だからこそあえて彼女にもそういった呼び方をし、そのまま使っているという人も。なかには「女性は一貫してこの呼び方で統一させている」という男性もいるようです。特別な呼び名をつけて、めんどくさいことに巻き込まれたくない」というさっぱりとした意見も。
人前での彼女の呼び方が「相方」の場合もある

彼氏や彼女のことを、「相方」と呼ぶのはアリだと思いますか? 芸人さんの間でよく使われる言葉なので、中には恋人やパートナーの呼び名として「相方」を使うことに、違和感を覚える人もいるよう。ここでは「相方」と呼ぶ人の心理や理由について確認していきます。
◆恋人よりも強い結びつきを強調したい
恋人のことを「相方」と呼ぶ人は、より強い結びつきを表したいという気持ちが強いのかもしれません。
恋人というと、恋が終われば関係が終わってしまうような儚いイメージもあります。〝何があっても一緒にいたい〟という気持ちから、あえて「相方」という呼び方を選ぶ人もいるでしょう。
◆恋人と呼ぶのが気恥ずかしい
友人や家族に自分の恋愛や恋人について話すとき、気恥ずかしい気持ちになったり、照れ臭くなったりしたことはありませんか? しかし、恋人を「相方」と呼ぶことで、自分の恋愛を客観視でき、恥ずかしい気持ちが緩和される人もいるようです。
周囲の人に、のろけ話だと思われたくないという気持ちから、あえて「相方」と呼んでいる人もいそうですね。ほかにも、同棲しているパートナーのことを彼女や恋人とは言わずに「同居人」と称する場合もあるようです。
◆人生のパートナーだと思っている
「相方」という言葉を辞書で引くと、このように記されています。
1一緒に物事をする人。特に、コンビ漫才などでのパートナー。相手。相棒。
2(「敵娼」とも書く)遊里で、客から見て相手の遊女。(小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用)
令和の世において「2」の意味合いで彼女を「相方」呼びする人はいないでしょうけれど「一緒に物事をする人」「相棒」としての意味合いで、人生のパートナーとしての特別な呼び名だと考えている人はいそうですよね。
恋人や伴侶は、ときに同じ夢や目標を抱いて、苦楽を共にする相棒のような存在でもあります。「相方」という呼び名はある意味、同じ価値観を共有し、信頼していることのあらわれといえるでしょう。
言葉の響きはロマンチックに感じられなくとも、かけがえのない相手として大切に思っているのかもしれません。
彼女の呼び方はこれがおすすめ! 呼び方を考えるQ&A

今まで気恥ずかしくて、あまり名前を呼ぶ機会がなかったり… あるいは交際をきっかけにこの先の呼び方に悩んだり。彼女をどう呼ぶか考えあぐねている男性に贈る、おすすめの呼び方についてQ&A形式で解説します。
A. 一番大切なポイントは、呼ばれる側である彼女が呼び名についてどう考えているかです。気負わず今まで通りのノリであだ名呼びしてほしいという人もいますので、まずは希望をヒアリングしてみるか、無難に下の名前と「ちゃん付け」で反応をみてみましょう
本記事のアンケート結果では、彼氏には「呼び捨て」で呼ばれたいという女性からの声が多数集まっています。次点で「ちゃん付け」が人気ですが、それぞれの呼び方にはメリット・デメリットがあることをふまえ考えるのがいいでしょう。
◆「呼び捨て」
メリットはお互いの距離感が一気に近づく印象を与えられることと、気を許した間柄だけに許される、特別感が伝わってくることです。しかしこれは裏を返せばデメリットにもなりうる部分で、人によっては「付き合ったとたんに俺様感を出してきた」「急に呼び捨てにされてびっくりした」と、失礼に感じてしまうこともあります。
これまであだ名で呼んでいたのであれば、ふたりの距離はもともと近く、気の合う仲間うちの一人として親しい間柄だったはず。大切に築きあげてきた関係値を壊してしまわないためにも、いきなりの呼び捨ては避けたほうがベター。
もし呼び捨てにしたいのであれば、いきなりそう呼ぶのではなく、まずは本人に直接「彼女になったし、お互い呼び捨てにする?」と聞いてみましょう。
◆「ちゃん付け」
メリットは「ちゃん」というカジュアルな敬称がつくことにより、呼び捨てよりも不躾な印象を与えずに済むことと、相手をかわいらしく思っている気持ちが伝わることです。デメリットがあるとしたら、相手によっては「ちゃん付けされるようなキャラじゃないんだけど?」と引かれるかもしれない… という点くらいでしょうか。
「ちゃん」がついている以上、呼び捨てほど失礼な印象にはなりにくいはずなので、呼び方に悩んでいるのであれば一度試してみるのもひとつの手。ふだんあだ名で呼ばれることのほうが多い女性にとって、好きな人からの「〇〇ちゃん」呼びに胸キュンしてしまう… なんて可能性もあるかも。
Q. 彼女とはお互い呼び捨てなのですが、喧嘩になると「お前」や「おい」という呼び方をしてしまうことがあります。最近もそのことで注意をされ、気まずい雰囲気になりました…。今までの彼女に指摘されたことがないので驚きです
A. たとえどれだけ仲のいいカップルであっても「お前」呼びが好印象になることはほぼありません! 勘違い男だと思われないよう、失礼な態度はほどほどに。彼女のことを大切に想う気持ちが伝わるような、誠意ある態度で向き合いましょう
喧嘩で感情的になっているときといえど、「お前」「おい」という失礼な呼びかけと、親しみを込めた名前の呼び捨てとでは、与える印象に天と地ほどの差があります! 女性を「お前」呼ばわりする男性は、オラついた勘違い男扱いされることも多いので気をつけて。
一部のM気質がある女性の中には、「お前」という呼び方にSっぽさを感じてときめく… という人もいるようです。しかし喧嘩になっているということは、あなたの彼女はそういうタイプではないのでしょう。
呼び方にかぎらずですが、「他の人もそうしているから」「前の彼女はそれで大丈夫だったから」という驕った考え方は×。カップルごとに最適解は異なりますので、自分の彼女の性格や考え方をふまえ、失礼なことをしないためにも価値観を尊重しましょう。
最後に
普段は深い意味を考えることなく、無意識に慣れ親しんだ呼び名で恋人に声をかける人は多いでしょう。
ですがこのような話題が出た際は、「本当にこの呼び方で相手が満足してくれているのか」を考え直してみるいいきっかけになるでしょう。
人は相手との距離が近くなればなるほど、そばにいてくれることを当たり前だと思ってしまいがちです。『近しき中にも礼儀あり』という言葉からもわかるように、どんなに仲の良いふたりであったとしても、失礼な呼び名や扱いは×。リスペクトを忘れずに、相手を傷つけないための呼び名をチョイスできるといいですね。
いつもの自然な会話の流れで相手にぴったりな呼び方で、喜ばせてあげましょう。呼び方をきっかけに二人の愛がさらに深まれば、コミュニケーションがより密になり、関係がもっと長続きするかもしれません。
TOP画像/(c)Adobe Stock

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



