“余った餅”で韓国料理！ 宮廷で親しまれた辛くないトッポッキ【궁중떡볶이（宮中トッポッキ）】

余った餅で韓国の宮廷料理に挑戦！

この時期になると、余った餅をどう調理しようか悩んだり、餅の食べ方にバリエーションが欲しくなったりしますよね。今年は、そんな余った餅を韓国料理の「궁중떡볶이（宮中トッポッキ）」にしてみませんか？

宮中トッポッキって？

トッポッキといえば辛い味付けの屋台料理が思いつきますが、元々は宮廷で醤油ベースの味付けで楽しまれていた料理だそうです。辛いトッポッキが最初ではないというのは驚きですよね。

このような経緯があり、宮廷で親しまれていた醤油ベースのトッポッキは「궁중떡볶이（宮中トッポッキ）」という名で広まっています。宮廷料理店に加え、一般的な韓定食店でもいただくことができます。

人気の韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い（대장금）」にも登場した料理！

궁중떡볶이（宮中トッポッキ）のレシピ

早速余った餅で「궁중떡볶이（宮中トッポッキ）」を作っていきましょう！

【材料（食材は基本お好みの量でOK）】

・余った餅

・牛肉or豚肉
・玉ねぎ
・にんじん
・白ねぎ
・ピーマン
・しいたけ
・にんにく

・醤油
・酒
・砂糖
・水飴（なくてもOK）
・こしょう
・ごま油
・ごま

【作り方】

野菜の準備→お肉の準備→お餅の準備→調理と順番に紹介していきます！

1. 野菜をカット

まずは野菜をカットしていきます。玉ねぎ・にんじん・白ねぎ・ピーマン・椎茸が同じ形になるように細長くカット。食材それぞれの量は大体同じになるようにお好みでご用意ください！

私が今回用意したのは、玉ねぎ半分・にんじん1本・白ねぎ1本・ピーマン5個・椎茸5個です。

2. お肉を用意

次にお肉を用意します。宮中トッポッキは牛肉がスタンダードですが、豚肉でも美味しくいただけます。細切りか薄切りがおすすめ。私はステーキ肉1枚を細長くカットしました。量はお好みでご用意ください！

3. お肉に下味をつける

お肉に下味をつけていきます。以下をお肉に入れてもみもみ。

・醤油：大さじ1
・酒：大さじ1
・砂糖：大さじ1
・みじん切りorおろしにんにく：大さじ1
・ごま油：大さじ1
・こしょう：少々
・先ほどカットしたしいたけ：全量

4. 餅をカット

続いては餅の準備に入ります。餅はトッポッキの見た目に近づけるため縦長にカットするのが理想。四角い切り餅なら縦に2等分するだけでOKです。

餅も量はお好みで大丈夫ですが、今回8切れ（4つの餅）用意してあっという間になくなってしまったので、もう少しあってもいいのかも…！

5. 餅を茹でる

先ほどカットした餅を茹でていきます。ここで注意したいのは、餅が柔らかくなりすぎないように弱火で少しずつ茹でること！ 数分すると鍋底に近い面が先に柔らかくなるので、平等な柔らかさになるようにひっくり返します。

餅を箸でつついたとき全体的に少しふにふにしていて、持ち上げたときに少しくたっとしていればOK！ 餅はあとで炒めるので、溶かしすぎないように注意です。

6. 餅に下味をつける

餅が千切れないようにそっとお湯からあげ（アク取りを使うと便利）下味をつけていきます。キッチンペーパーで優しくポンポンと適度にお湯を拭き取り、【胡麻油1：醤油1】になるよう調味料を加えて全体に馴染ませます。餅同士がくっつかないように手早く絡めるのがポイントです。

調味料の比率が合っていれば問題ないので、分量は餅の量に合わせて調整してみてください。私は小さじ2ずつ入れて少し余ったくらいの量でした。

7. 野菜を炒める

これで準備は完了、調理に入ります！ まずは野菜を炒めますが、火の入りが遅い野菜があるので順番に炒めていくのが理想です。ごま油を入れたフライパンで、玉ねぎ→にんじん→白ねぎの順番に炒めていきます。それぞれの野菜は、端に焼き色がついてくたっとすれば次の食材を入れるイメージです。

そして最後にピーマンを投入してサッと全体を混ぜたら…、

8. お肉としいたけを加える

すぐに下味をつけておいたお肉としいたけを投入し、お肉に火が通るまで数分炒めます。ピーマンは長く炒めるとくたっとしすぎるので、サッと炒めてすぐにお肉に移るイメージです。お肉を炒めるのと同時にピーマンにもいい具合に火が入ってくれます◎。

9. 餅を加える

お肉が炒まったら餅を加えます（※餅の下味に使った調味料は余っても入れません）。そこに以下の調味料を加え、餅が崩れないように全体を回すように混ぜながら炒めます。

・醤油：大さじ1
・ごま油：大さじ1
・砂糖：大さじ1
・水飴（なくてもOK）：大さじ1

完成！

軽く数分炒めたら、ごまをふって完成！

絶妙な甘さで箸が止まらない！ こちらの量は2人で食べてあっという間になくなってしまいました。これは美味しすぎてリピ確定！ 餅の大量消費にも役立ちそうなこちらのレシピ、ぜひ挑戦してみてください♪