あなたは今、「幸せ」と感じていますか?
長引くコロナでのイレギュラーな数年間、また世界では戦争が始まってしまうなど、絵に描いたような「幸せ」とは反対のニュースが飛び交う現代。そんな今を生きる現代の日本人は「幸せ」と感じているのでしょうか?
今回、株式会社ヒューネルが男女500人を対象に実施した「幸福度に関するアンケート調査」から、現代の日本人は「幸せ」と感じているのか、またその「幸せ」と感じるときはどんな時なのか、そして「幸せのために必要なものは何か」についてわかりました。男女ともに「幸せのために必要」と感じるもの第1位に輝いたのは一体なんだったのか? 一緒に気になる調査結果を見ていきましょう。
■「幸せ」と感じている「男性」は36%と4割に満たない結果に
「あなたは今、幸せですか?」という問いに対しては、「普通」と答えた男性は35%と第1位に。次いで「幸せ」と回答した人が30%、「とても幸せ」と回答した人が6%となり幸福感を感じている人は併せて36%で4割に満たないという結果に。
■女性はほぼ半数の人が「幸せ」と回答
一方、女性の幸福度調査では、「とても幸せ」あるいは「幸せ」と答えた人が49%で半数に近い数値に。次いで「普通」と答えた人については、男性よりやや少なめの29%という結果でした。
数値だけで男性と比較すると、女性の方が幸福度が高いように見えますが、やはり男性はクールなところがあるのでしょうか。実は女性は男性に比べて自分の幸福度を高く評価する傾向があるとのこと。そのため「普通」までを「特に困らず“普通に”幸福度を感じている」と解釈すると、男女差はさほど感じられず、7割~8割程度の人が「幸せ」もしくは問題もなく「普通」と感じていることがわかりました。
そのため、現代の日本人が感じている幸福度はそこまで悪いものではなく「自分は不幸だ」と感じている人は少数派ととれますね。
みんなが幸せに感じる瞬間ってどんな時?
前記の調査結果から、現代の日本人は「幸せと感じている人」が少なくないことがわかりましたが、果たしてどんな時に「幸せ」を感じているのでしょうか? あなたが幸せと感じる時を思い浮かべながら、男女別の調査結果を見ていきましょう。
■男性が幸せを感じる時第1位は「おいしいものを食べている時」
「普段どのような時に幸せを感じますか?」に対する回答結果を見ると、男性は「おいしいものを食べている時」が第1位に。次いで「趣味の時間」「旅行や温泉に行った時」「家族との団らん」という結果に。
やはり至福の時間を味わえる「おしいもの」は無敵。旅行や温泉や家族との団らんについては心も身体も「あたたまる」時にみなさん幸せと感じるようですね。
■女性も幸せを感じるときはダントツで「おいしいものを食べている時」が1位に
女性においても「おいしいものを食べている時」が第1位を獲得しており、男性よりも44人も多いダントツのトップとなりました。男女ともに「おいしいもの」を食べているときは格別な幸せを感じられる瞬間。自分へのご褒美に、大切なパートナーと、いつもお世話になっている家族や友人にお礼としてなど、一緒に幸せを分かち合えるところも「おしいもの」の良いところですね。
2位以下のランキングは以下で、5位までの順位が男女で全く同じという結果に。
1位:おいしいものを食べている時
2位:趣味の時間を楽しむ時
3位:旅行・温泉に行った時
4位:家族団らんの時
5位:パートナー(配偶者や恋人)と一緒にいる時
しかし6位以下の順位、男女間でかなり違いが…。特に男性では「お酒を飲んでいる時」と「仕事で成果を上げた時」と答えた人が上位に入ることに対し、女性は家族やパートナーと一緒に過ごす時間に幸せを感じると答えた人が男性よりも多い傾向に。また子育て世代も多いであろう30代・40代では「子供と一緒にいる時」が女性では6位にランクインしていました。
幸せになるために必要なものって?
幸せを感じる瞬間について見ていきましたが、ではその幸せを感じるために必要なものとは何なのでしょうか? またその必要なものは男女で違うのか? など見ていきましょう。
■男性が幸せの為に必要だと思うもの
■女性が幸せのために必要だと思うもの
「幸せに必要なもの」に対する回答結果は男女ともに1位が「お金(経済的余裕)、2位「健康」3位が「自由な時間」という結果となりました。やはり「愛があればいい」なんてことは難しい。自由な時間も、経済的余裕があってこそ生まれるものともいえるため、経済的に安定しており金銭的に「余裕がある」ことで心にも余裕が生まれ「幸せ」を感じられるのでしょうね。
ちなみに、女性の「幸せに必要だと思うもの」の順位は、3位まで男性と全く同じ結果でしたが、第1位の「お金(経済的余裕)」と回答した人数が男性の213人を上回る232人、「健康」に関しても女性の数値の方が高い結果に。女性の方がより「シビアに」、そして「現実的に」幸せになるために必要なものを考えているところもあるのかもしれません。
金銭的な余裕が「幸せ」のベースに。「ちょっとした幸せ」を日々積み重ねよう
本調査結果から、現代の日本人の「幸せ」について少し覗くことができました。おいしいものを食べたり、“あたたかいもの”に触れたりするときに皆さんは「幸せ」を感じ、またその「幸せ」を感じるためにはある程度の経済的な余裕が必要と考えていることがわかりました。
この調査ではこれ以外に「小さな幸せを感じるときは?」についても調査しており、男性では「晩酌をしている時」「お風呂にゆっくりと浸かるとき」「妻との何気ない会話」「子供が笑ってくれたとき」などの声が。また女性では「コンビニスイーツでプチ贅沢をした時」「お味噌汁の一口目」「空がきれいだったとき」などの回答があり、皆さん本当にちょっとした日常のシーンから「幸せ」を感じていることもわかりました。
その「ちょっとした幸せ」を日々重ねていくことで心の栄養になり、また明日への活力になる。もちろん「嫌になっちゃう日」も人生だからあるけれど、そんな「ちょっとした幸せ」の積み重ねをして日々「幸せ」を感じていきたいですね。
アンケートの詳細はこちら
「幸福度に関するアンケート調査」
調査主体:株式会社ヒューネル
調査日:2022年9月28日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:男性250人女性250人合計500人
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