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LIFESTYLE

2022.09.17

「ヒール」の正しい「歩き方」を伝授!「ヒール」の選び方も紹介

「ヒール」とは英語で「heel」といい、「かかと」、とくに「靴のかかと」のことを指します。この靴の「ヒール」部分が高くなっていると、スタイリッシュで洗練されたイメージに。「ヒール」の高さはさまざまですが、今回は「ヒール」の種類や選び方、正しい歩き方を詳しく紹介します。

「ヒール」のある靴ってどんな靴?

ヒールの靴を並べて真ん中の靴を履いてる足
(c)Shutterstock.com

パンプスやブーツなど、靴にはさまざまな種類がありますが、「ヒール」のある靴といえば、ハイヒールを想像される人が多いのではないでしょうか。かかとが高く、カーブを描くハイヒールは、スタイリッシュなイメージを受けますね。実は「ヒール」だけで何種類も存在し、しかも歴史的な背景も奥が深いんです。

まずは、「ヒール」の意味や歴史について、詳しく見ていきましょう。

「ヒール」の意味

「ヒール」は、もともと英語で「heel」といいます。「かかと」、とくに「靴のかかと」のことを指します。

「ヒール」の歴史

「ヒール」が登場したのは、16世紀末といわれており、もともとは西アジアの騎馬民族が靴がすべらないように施した革が始まりだという説があるようです。17世紀になると、「ヒール」は宮廷ファッションの一部として、用いられるようになったのだとか。

加えて、「ヒール」は女性が履く靴というイメージが強いですが、当時は男女問わず履かれていたようです。それは、「ヒール」のルーツが、騎馬民族であり、ファッションだけでなく実用的でもあったところが由来していそうですね。

「ヒール」とパンプスの違い

靴の世界は、奥が深いです。かたちや素材などこだわればキリがありません。さて、皆さんは「ヒール」とパンプスの違いを知っていますか? 似たようなものというざっくりとした認識の人が多いことでしょう。

まずは「ヒール」の定義から。先述したように、「ヒール」は「靴のかかと」を指す言葉です。つまり、「ヒール」はかかとの高さに着目しており、例えばハイヒールは、「ヒール」が高い靴のことを指します。

次にパンプスについて確認しましょう。パンプスとは、靴の種類のこと。パンプスは、「足の甲の部分が開いている」「留め具がついていない」「つま先からかかとが覆われている」という特徴を持つ靴を指します。

以上を踏まえると、「ヒール」は靴の高さ、パンプスは靴のかたちを指すという違いがあるのです。

「ヒール」の種類とは?

色とりどりのハイヒール
(c)Shutterstock.com

続いて、「ヒール」の種類について迫ってみましょう。「ヒール」には、形や高さなど実に多様な種類があるんです。「ヒール」の種類が分かるようになると、自分の探している靴のかたちを、探しやすくなるのではないでしょうか。

1:ハイヒール

「ヒール」の王道といえばハイヒールを思い浮かべる方も多いはず。一般的に「ヒール」の高さが7センチ以上ある靴のことを「ハイヒール」と呼びます。この高さは、もっともシルエットが美しく見える高さなのだとか。

2:コーンヒール

コーンヒールは、あまり聞き馴染みがないかもしれません。かかと側の接地面がやや大きい丸で、先細りになっているいわゆる円錐型の「ヒール」を指します。かかと側の接地面積が、ハイヒールよりも大きいため、歩きやすく、かつカジュアルになりすぎないところがメリットといえるでしょう。

3:キトゥンヒール

キトゥンヒールの「キトゥン」は、子猫という意味。子猫のように可愛らしい「ヒール」が特徴的です。高さは3センチから5センチで、ハイヒールやコーンヒールに挑戦しにくいという人は、まずキトゥンヒールから試してみるといいでしょう。

4:セットバックヒール

セットバックヒールは、かかとから地面に対して垂直になっている「ヒール」のこと。ハイヒールよりもつま先からかかとにかけてのカーブがきつく、長時間履くのには向いていません。パーティーなど、ドレッシーな洋服が合う場面では、そのカーブと対象にまっすぐのびる「ヒール」が、なんとも美しいシルエットにしてくれます。

5:チャンキーヒール

チャンキーヒールの「ヒール」は太くて安定しているのが特徴。がっしりした印象になるため、フォーマルな雰囲気にはそぐわないこともあります。しかし、太い「ヒール」のため、歩きやすく、普段使いしやすいのはメリットといえるでしょう。

6:ウェッジヒール

厚底の靴のように、つま先からかかとまで高さのあるソールが特徴の「ヒール」です。かかとにいくにつれて高くなっている厚底と考えると想像しやすいのではないでしょうか。

「ヒール」の正しい歩き方を紹介

赤いヒールを履いて歩く脚
(c)Shutterstock.com

「ヒール」のある靴は、シルエットを美しく見せてくれる半面、歩きにくいというデメリットがあります。そこで、「ヒール」の正しい歩き方を紹介します。これらを意識することで、日常的に「ヒール」で街中を闊歩できるようになるかも!

1:かかととつま先をほぼ同時に着地させる

コツのひとつめは、かかととつま先をほぼ同時に着地させること。このように歩くことで、楚々とした上品な歩き方になります。

2:背筋を伸ばす

「ヒール」で歩くと、前傾姿勢になりがち。頭の先を紐でつられているようにイメージしてみてください。背筋を伸ばして、身体を一直線にすることを意識しましょう。

3:膝を曲げない

「膝を曲げないってどういうこと?」と思われるかもしれませんが、地面に足をつく際のひざはまっすぐ伸ばしましょう。身体を上に引っ張り上げるイメージです。このようにすると、歩きやすく、そして美しく見えますよ。

自分に合った「ヒール」の選び方を紹介

正しい歩き方をマスターしても、そもそも靴の形や「ヒール」が合っていないと、苦痛を味わうことに…。そこで、最後に「ヒール」の選び方を紹介します。

「ヒール」を選ぶ際に、気を付けるポイントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。

・つま先は余裕を持たせる
・かかとは動かない程度のサイズ感
・自分の足に合っている履き口
・試着で違和感があるかどうか

もし不安がある場合は、お店の人に相談してみることをおすすめします。靴の世界は奥深いため、専門知識を持っている人にアドバイスをもらうと失敗を防ぐことができますよ。

最後に

今回は「ヒール」の意味や歴史、種類や歩き方、選び方まで盛りだくさんに紹介しました。「ヒール」を履くと、視線だけでなくテンションも高くなりますよね。日常生活に色どりをプラスするという意味でも、「ヒール」にぜひ挑戦してみてください!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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