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2022.06.08

「会社員」の定義とは?「会社員」の確定申告やメリットなど詳しく紹介

「会社員」とは、言葉の通り企業に雇用されて働いている人のことを指します。あなたは「会社員」ですか? またその立場に満足していますか? 今回は「会社員」のメリットとデメリットについて考えてみます。そのうえで、向き不向きを考えてみてくださいね。

「会社員」の定義

「会社員」とは、言うまでもなく、会社に雇われている人、会社に所属して働いている人のことをいいます。

「会社員」のメリット

(c)Shutterstock.com

「会社員」の対義語に近いもののひとつとして「フリーランス」があります。「フリーランス」と比較して「会社員」のメリットとデメリットを考えてみましょう。

1:毎月決まった額の給料がもらえる

これが最大のメリットといえるでしょう。「フリーランス」は基本的に出来高払いですが、「会社員」であれば、与えられた仕事をすれば、決まった額の給料がもらえます。

2:休んでも、給料の額は一定している

「会社員」の多くには、有給休暇があります。有給休暇とは、一定の日数内であれば、たとえ私用で会社を休んだとしても、働いたものとしてカウントされる制度のことです。

「フリーランス」の場合には、休暇という概念すらありませんから、この辺りはまったく違うといえますね。

3:業務上の怪我や病気には保証がある

「会社員」には、労災保険があります。業務上の怪我や病気については、この保険で保証されるので、お金の面では安心できるといえるかもしれません。

4:社会保険料が半分でいい

日本では、健康保険や厚生年金保険などに加入しなければなりません。そのため、「フリーランス」の場合、これらは自分で保険料を支払わなければなりませんが、「会社員の場合、健康保険、介護保険(40歳以上)、厚生年金保険、雇用保険の4つにおいては、「会社員」と会社が折半で支払うことになっています。

5:税金の手続きが不要になる

これは「フリーランス」の人からすると、本当にうらやましい点なのではないでしょうか。「会社員」の場合、所得税や住民税などの税金に関する手続きは、会社が全てやってくれます。「会社員」本人は、地震保険料や生命保険料、住宅ローンなど、控除に必要なことを「年末調整」に書いて提出するだけです。

ちなみに、近年「ふるさと納税」が注目されていますが、この手続きは会社では行われません。「会社員」自身で確定申告をする必要があります。ほかに、

・給与による年収が2,000万円を超える場合

・給与所得以外に20万円以外の所得ある場合

・2ヶ所以上から給与を得ている場合

などには「会社員」であっても確定申告が必要です。

6:福利厚生が充実している

会社にもよりますが、「会社員」には福利厚生があります。福利厚生とは、社員が快適に仕事をするために会社が提供するサービスのことです。家賃補助が受けられたり、積み立てをしながら安価で社内旅行に行けたり、業務に関連するセミナーや勉強会に社費で出られたりもします。さらに、結婚祝いや出産祝い、子どもの入学祝いなどがある会社も多く、出費のかさむことですから、ありがたいですね。

いずれも、内容的には「フリーランス」でもできることですが、すべて自費になります。

7:社会的な信用がある

「会社員」には、お金を借りやすいというメリットがあります。車のローンや住宅ローンなどは「フリーランス」に比べると組みやすいといえるでしょう。現在「会社員」で、今後独立する予定のある人は、「会社員」のうちにローンを組んでおくといいかもしれません。

「会社員」のデメリット

(c)Shutterstock.com

では、「会社員」のデメリットはどのようなものでしょうか。

1:仕事を選べない

「会社員」は、基本的には言われたことをせねばなりません。会社が受けた仕事は、個人的な気持ちはどうあれ、放り出すわけにはいかないのです。

2:給料が一定している

これはメリットでもありますが、デメリットでもありますね。与えられた仕事をしていれば一定額の給与が保証されますが、逆にどんなにがんばっても月給は同じなのです。もちろん、ボーナスや昇給などで努力は評価されますが、会社の業績や周囲とのバランスなどから、ある程度想像できてしまうところがあります。

3:拘束時間が長い

近年、フレックスタイム制を導入するなど、「会社員」でも自由に時間を使えるようになってきましたが、それでも「フリーランス」に比べると時間的に拘束されるのが「会社員」です。たとえば、自分の得意分野で副業がしたいと思ったり、何か勉強を始めたいと思ったりしても、時間的な制約からそれがかなわないということも往々にしてあります。

4:ルールには従わなければならない

たとえば、ソフトボール大会には全員出ないといけないとか、年に3回の飲み会には絶対出席、といったルールが会社にあったとしましょう。その場合、やはり「会社員」であれば、所属先のルールに従わなければならないという空気感が強くなることがあります。もちろん、民主的にルールを変えることはできると思いますが、実際にはなかなかたいへんなことです。

「会社員」になると、自分が不要だと思うルールであっても、組織の一員である以上従わねなばならないというしんどさがデメリットとして挙げられるかもしれませんね。

「会社員」に向いている人、向かない人

(c)Shutterstock.com

「会社員」のメリット、デメリットを挙げてみました。それぞれを見ていて、あなたはどちらに向いていると思いましたか? もし、「会社員」に息苦しさを感じている人がいたら、それは「フリーランス」への転向を考えるときかもしれません。

一方で、「会社員」のメリットをあらためて実感して、当たり前に感謝できた人もいるかもしれませんね。同じ会社で毎日過ごしていると、会社が「会社員」に提供してくれていることに目が向かなくなりますが、こうして見てみるととてもありがたいことばかりでした。

「会社員」に向いている人

どんな人が「会社員」に向いているのでしょう。

□ スキルや業界の知識がまだ乏しい人

□ 安定を第一に求める人

□ 仕事の内容にあまりこだわりがない人

このようなタイプは、「会社員」向きといえるでしょう。「会社員」でいると、研修などでスキルを高めることができますし、業界の知識も自然に入ってきますね。たとえ、新社会人であっても、一定額と一定の地位を得られるというのは大きな魅力です。ただし、日本を含め、世界はつねに変化しているので、「会社員」であれば、絶対に安心とは言い切れないことは心にとどめておきたいところですね。

「会社員」に向いていない人

逆に、「会社員」に合わない人もいますね。

□ 自分の力を試したい願望が強い

□ 儲けたい!

□ 安定すると、つまらなくなる

不安定さが逆に原動力になったり、自分自身の力を試してみたいという気持ちが強かったりする場合には「会社員」はあまり向いていないかもしれません。また、「フリーランス」は、やればやるだけお金が入ってきますから、稼ぎたいという人には向いているかもしれませんよ。

最後に

「会社員」のメリットとデメリット、そして向き不向きについて考えてみました。メリット・デメリットはあまり変化はないかもしれませんが、向き不向きは、あなた自身が変化すれば自然と変わっていくでしょう。近年では、会社にとらわれない生き方を実践している人も多いので、そう入った人のことを調べて見てもおもしろいかもしれませんね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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