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2022.06.07

街を彩る「モクレン」とは? 色別の花言葉や名前の由来、特徴などを紹介

春になると美しい白色や紫色で街中を彩る「モクレン」。「モクレン」は、「マグノリア」の名前でも有名です。今回は、「モクレン」の基本情報や歴史、「モクレン」の色別の花言葉や名前の由来など、詳しく紹介します!

「モクレン」とは?

(c)Shutterstock.com

春と言えば桜のイメージが強い方も多いかと思いますが、「モクレン」も春になるとよく見かける花木です。桜とはまた違った雰囲気を漂わせている「モクレン」も見どころなんですよ。

「モクレン」の基本情報

「モクレン」は、3月から5月に白色や紫色の花を咲かせる、モクレン科モクレン属の樹木です。「モクレン」は、和名で学名は「Magnolia liliiflora」といいます。

「マグノリア」という名前を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。実は、「モクレン」と「マグノリア」は、同じ植物を指しているのです。「モクレン」の原産国は中国で、古くから頭痛や鼻炎に効く漢方薬として重宝されてきたといわれています。

「モクレン」の特徴

「モクレン」の花は、空に向かって花が咲くのが特徴です。桜よりも大きな花びらで、そよそよと風に揺らぐすがたは、美しくもどこか儚さを感じさせます。

また、「モクレン」の花は、そのすがたにふさわしい上品で甘い香りがするのも特徴です。

「モクレン」の歴史

「モクレン」は、人間が生まれる前から存在したと言われるほど歴史のある植物だとされ、最古の花木なのではないかとも言われています。

現在でも、春になると私たちに変わらず美しいすがたを見せてくれますよね。このことから、「モクレン」には「持続」という花言葉もあるんです。

「モクレン」の名前の由来とは?

(c)Shutterstock.com

続いて、「モクレン」の名前の由来について紹介します。「モクレン」という名前の由来は、漢字を見ると分かりやすいでしょう。

「モクレン」は、漢字で「木蓮」と書きます。もともとは、そのすがたが蘭に似ていることから、「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたようです。

しかし、時代が下るにつれ蓮の花に似ているとも言われるようになり、現在では「木蓮」が一般化したといわれています。確かに、空に向かって花を咲かせるすがたは、蓮の花と似ているといえるかもしれませんね。

「モクレン」の花言葉

(c)Shutterstock.com

次に、「モクレン」の花言葉について紹介します。「モクレン」全体の花言葉は、「自然への愛」「崇高(すうこう)」「忍耐」「威厳」「持続」です。

恋愛と結び付けて考えられることの多い花言葉ですが、「モクレン」は、高潔さや凛とした花の雰囲気にぴったりの花言葉がつけられているのが特徴といえるでしょう。

白色の「モクレン」の花言葉

白色の「モクレン」は、「白木蓮(ハクモクレン)」と呼ばれます。中国では、「望春花(ボウシュンカ・boushunka」と呼ばれ、愛されている品種だそうです。そんな「ハクモクレン」の花言葉は、「慈悲」「気高さ」。

天に向かって咲く「ハクモクレン」の花は、夜になると花びらを閉じてしまうそう。そのすがたによく合う花言葉といえるのではないでしょうか。

紫色の「モクレン」の花言葉

紫色の「モクレン」の品種には、「紫木蓮(シモクレン)」と呼ばれる品種があります。「紫木蓮」の花言葉は、「高潔な心」です。紫色は、古来から高貴さを表す色としてよく用いられてきました。ピンク色がかった紫色が華やかさと高潔さを感じさせますね。

皆さんがよく見かける「モクレン」は、「シモクレン」であることが多いのではないでしょうか。「シモクレン」は、特に日本に馴染みのある品種といえます。

「モクレン」に関する伝説

「モクレン」は、原産国が中国です。そのため、中国の宗教とかかわりが深いとされています。今回は、「モクレン」と道教の関わりについて紹介しましょう。

道教とは、中国固有の生活信条や信仰をベースにしてうまれた民族宗教です。道教は、民衆的な道徳意識を持つことなど、人々の生活に根ざした考え方をします。

その道教の中に登場する最高神「玉皇上帝」の逸話の中に、「モクレン」が登場するのです。

玉皇上帝と「モクレン」

玉皇上帝の娘は、別の国の王子に恋をします。ところが玉皇上帝は、娘に他の相手との結婚を迫りました。そのことを憂いた娘は、王子のもとへと逃げ出してしまったのです。ところが、王子はすでに別の女性と結婚しており、絶望した娘は自殺してしまいます。

王子は、娘の気持ちに気がつけなかったことを悔やみ、なんと自分の妻を殺してしまうのです。

この悲劇を知り、哀れに思った玉皇上帝は、娘と殺された王子の妻の墓に、それぞれ白と紫の花を咲かせたと言われています。それが「ハクモクレン」と「シモクレン」です。

「モクレン」は古くからある花木なので、このような切ない伝説も語り継がれています。

「モクレン」の品種

(c)Shutterstock.com

「モクレン」には、「ハクモクレン」と「シモクレン」の他にも有名な品種があり、それぞれの特徴の違いを楽しむことができます。

1:辛夷(コブシ)

「コブシ」は、別名「田打桜」とも呼ばれる品種です。「コブシ」の樹皮は、煎じて風邪薬として人々の役に立っていたようですよ。「コブシ」は、日本原産の「モクレン」の品種で、その花の可憐さから切り花としても愛されています。

2:更紗木蓮(サラサモクレン)

「サラサモクレン」は、淡いピンク色の花を咲かせる品種です。「ハクモクレン」と「シモクレン」を掛け合わせて生まれた品種で、別名「桜木蓮(サクラモクレン)」とも呼ばれています。

3:エバーグリーンマグノリア

「エバーグリーンマグノリア」、素敵な響きの品種ですよね。別名を、泰山木(タイサンボク)といいます。「エバーグリーン」の名前にふさわしく、常緑の品種になります。春が見ごろの「モクレン」が多いですが、「エバーグリーンマグノリア」の見ごろは6月から7月と少し遅めです。

白くて大きなお椀のようなかたちが特徴的といえます。加えて香りも良く、香水などの香料に「モクレン」が用いられる時は、この「エバーグリーンマグノリア」が用いられることが多いようです。

最後に

「モクレン」は、街路樹として植えられることが多く、春になると街を華やかに彩ってくれます。現在でも愛されている「モクレン」ですが、人間が生まれる前から存在していると思うとなんだか不思議な気持ちになりませんか?

今回は、「モクレン」の「モクレン」の基本情報や歴史、「モクレン」の色別の花言葉や名前の由来などを紹介しました。話のきっかけとして、ひとつの参考にしてみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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