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BEAUTY

2022.06.05

間食はやめないで!「肌の老化」を防ぐのに効果的!?〈医師が教える最強の間食術〉

美容や健康のために間食はしないという方もいますが、そう決めつけて間食を避けてしまうるのはもったいない。実は効果的な間食こそが、肌の老化を防ぐといいます。『医師が教える最強の間食術』の著者である医師の鈴木幹啓先生が、間食におすすめの食べ物などを紹介。全3回のミニ連載でお届けします。

肌を含む全身の老化を防ぐには間食がいい!

(c)Shutterstock.com

肌を含む、体の老化を防ぐ成分として注目の栄養成分が、ポリフェノールです。

名前を聞いたことがあるという方も少なくないかもしれません。ポリフェノールは、植物が光合成によって作る抗酸化物質の総称で、現在数千の種類が発見されています。

植物の色や苦味の元になっており、ポリフェノールを生成することで、紫外線や乾燥、害虫などから身を守っています。つまり、植物が外敵から自分の身を守るための強力なバリアがポリフェノールというわけです。

そんなパワーのある物質なので、体に悪いはずがありません! さまざまな健康効果がうたわれていますが、総じていわれているのが体の老化の原因となる増えすぎた活性酸素から身を守る抗酸化作用です。

そしてこちらのグラフのように、ポリフェノールは体内で蓄積ができず摂取してから効果が続くのが3~4時間なので、できるだけこまめに摂りたい栄養素です。つまり、間食で補給するにはぴったりな栄養素だといえるのです。

老化を防ぐために間食で取り入れたいものは?

(c)Shutterstock.com

代表例がフルーツです。バナナやりんご、いちご、グレープフルーツ、ぶどうといったものは当然甘くておいしいですし、ポリフェノールの量も比較的多く、GI値も高くありません。

量に関しては、太る・太らないは個人差があるので「太らない量であれば」といいたいところですが、何かしら目安がないとわかりにくいという方もいることでしょう。

厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e‐ヘルスネット」の中に、「一般的には1日に200キロカロリー程度の間食が適量だといわれています」と書かれてあるので、これがひとつの目安になるのではないでしょうか。

先程あげたフルーツでどれだけの量になるか換算すると、バナナだと2本程度、りんごだと約1個半いちごだと30〜40粒程度、グレープフルーツだと約2個半ぶどう(巨峰など)だと25〜30粒程度、といったところでしょうか。

ここまでの量に抑えるということですが、これだけの量を一度に食べるのはなかなか大変ですし、それだとあまり意味がありません。なぜなら先ほども説明したように、ポリフェノールは3~4時間で効果がきれてしまうからです。なので、できるだけ4~5回に分けて食べるのがよいでしょう。

おすすめする最強の間食がこれ!

(c)Shutterstock.com

身近なお菓子にもポリフェノールが含まれているものがあります。それが私が「最強の間食」と考えている高カカオチョコレートです。1日25gを分けて食べるのがおすすめです。太ると考える方もいるかもしれませんが、カロリーはそれで140kcalになり、先ほどの間食の目安200kcalより下回ります。

フルーツや高カカオチョコレートなどを間食にこまめに食べて、老化からお肌を守ってみてはいかがでしょうか。

さて次回からは、私が「最強の間食」と考えている高カカオチョコレートのさまざまな効果について語っていきたいと思います。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

医師が教える最強の間食術

著者:鈴木幹啓、出版:アスコム

続けられる健康的な食事術として着目したのが「間食」。適度な量で、さらに健康効果が高いものを食べれば「間食」は食事では摂れなかった、体にいい栄養素を補給する最高の機会となるのです。当然、あまーいケーキや脂っこいポテトチップスをバクバク食べるのはNG。では何を食べればよいのでしょうか。その答えは本書の中にあります! ぜひ本書の間食術で、楽しく間食しながらムリなく健康な体を手に入れてください。

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医師 鈴木幹啓

日本小児科学会認定小児科専門医、すずきこどもクリニック院長、株式会社やさしさ代表取締役、株式会社オンラインドクター.com 代表取締役。

自治医科大学卒業。2010年、卒業しわずか9年で現在のクリニックを開業。和歌山県新宮市(人口約2万7000人)の地方都市にもかかわらず、1日200人近く診察し、日本一忙しい小児科医と称されるにいたる。

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