新婚期間はいつからいつまでを指す?
いわゆる「新婚期間」とは、いつまでを指すか知っていますか? 筆者の経験では、1年目はもちろん、2年目でも「新婚さんですね」と言われたことがありますが、「新婚」の具体的な年数は決められていません。それでも、「1年目まで」「3年目まで」と諸説あるようです。
◆1年目までが新婚
1年目は夫婦のスタートの年ですから、この1年間を新婚と考える人が多いよう。
結婚した夫婦に生活費の補助を出す「結婚新生活支援事業」という国の制度があり、ほとんどの自治体が婚姻届を提出した年度のみ補助金の対象となるよう。つまり結婚1年目の夫婦を「新婚」と定義していると考えられます。
◆3年目までは新婚
3年目までを新婚と考える人も少なくありません。テレビ朝日系列の長寿番組「新婚さんいらっしゃい」では、夫婦の応募条件が「結婚3年以内」となっているので3年目を基準に考えている人もいるようですね。
◆自分たちが新婚と思えばいつまででも新婚
「新婚」の明確な定義がないので、自分たちが新婚だと思えば何年経っても新婚であるという考えの人も。先述の「結婚新生活支援事業」を除き、新婚であるからといって法律や制度があるわけではないので、要は“気持ちの持ちよう”だと考えることもできます。
新婚期間で仲が悪くならないために気をつけるポイント
結婚早々、仲が悪くなってしまいたくはないですよね。どのようなポイントに気を付けておけばいいのでしょうか。
◆張り切りすぎない
結婚すると特に女性の方が、良い奥様になろうと張り切って料理をし、掃除をし、洗濯をし、役所や銀行など事務的なことも張り切って請け負うことが多いものです。やがて疲れてしまって「彼は何もしてくれない!」と不満を持ってしまうことも。
結婚当初から何もかもやってしまうと、夫は「自分が口を出してはいけないのかな」と遠慮し、妻に任せきりにしてしまいます。後から不満を口にしても、彼は良かれと思っての行動なので何が悪かったのかわからず、妻の不満を理解することができません。
新婚期間も張り切りすぎず、家事や夫婦の役割を上手に分担しましょう。
◆干渉しすぎない
夫婦になると、お互いの行動に口を出してしまいがち。夫婦だからなんでも一緒にすべき、全て把握すべきと思っている人もいますが、夫婦とて元は赤の他人。考え方も価値観も、好きなことや休日の過ごし方も異なって当然です。
お互いのプライバシーを尊重し、干渉しすぎないのが円満夫婦のコツです。
◆察してもらおうとしない
一緒に暮らし始めるとお互いに慣れが出て、言わなくてもわかるでしょ? 言わないとわからないの? という場面が出てきます。
何も言わなくてもこちらのして欲しいことを全てやってくれる王子様のような人と結婚したならまだしも、そうでない場合、普通の人間は言葉で伝えなければわかりません。察してもらおうとせず、思っていることやして欲しいことはきちんと言葉で伝えましょう。
いつまでも新婚気分で仲良しでいるためには?
新婚気分は気持ちが高まり、何でも前向きになれる気がします。そんな状態が長くなっていると嬉しいですね。どうしたら夫婦仲を円満にできるのでしょうか
◆あいさつや感謝の言葉を忘れない
一緒にいることが当たり前になりすぎて、簡単なあいさつや感謝の言葉を怠ってしまう人が多いものです。夫婦であっても人間関係ですから、先述のように「言わなくてもわかるでしょ」と甘えず、最低限の人と人とのコミュニケーションは行いたいですね。
◆スキンシップを怠らない
セックスはもちろん、キスやハグ、隣に座る、寄り添うなどのスキンシップは積極的に行いましょう。いつでもできるわ、とないがしろにすると、徐々に心の距離ができてしまいやがて体の距離が広がってしまいます。徐々に広がった距離は少しのことで縮めることはできませんので、距離を広げないようにしておくことが大切なのです。
◆ルール決めておく
夫婦で意見が衝突したり喧嘩になったりしてしまうのは、明確なルールがないから。事前にルールを決めておけば無駄な喧嘩も減りますし、不満を抱くことも少なくなります。家事の分担や育児に関するルール、遅く帰ってくる時や休日の過ごし方、喧嘩した時の仲直りの方法など、納得のいく方法を事前に2人で話し合って決めておきましょう。
新婚期間は、お互いのことをよく知って、夫婦の形を決めるための期間だと思います。夫婦として長く仲良くやっていくために、お互いを尊重し、共に生きていきやすい環境を2人で作っていってくださいね。
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ライター/コラムニスト コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。