不惑でも結婚したい(…かも)。二人目の婚活パーティーマッチング
がむしゃらに働いて、キャリアを積んで走り込んだアラサー時代。それなりの恋愛もしたけど、結婚にはたどりつかないことばかり。それでも、いつかは自然と結婚したい人が現れるだろうと、運に身を任せ、能動的に結婚相手を探すことをしなかったのですが、気づけばもうアラフォー。
そんな私が結婚相手を見つけるために、思い切って結婚相談所に登録。婚活のリアルをお伝えしていきます。
前回は「婚活パーティーで出会った、広告代理店営業の男性の話」をお届けしました。
昨年末に結婚相談所が開催している婚活パーティーに参加してみたところ、数人の方とマッチングできた筆者。どんな人とマッチングができたのか、今回は二人目を紹介します。
将来は安泰に思えたMMさん
パーティー中のMMさんは、優しそうな笑顔でうんうんと頷きながら話を聞いてくれる姿勢が好印象。
また彼からの話のなかで印象に残ったのは「最近スーパーで美味しい惣菜を探すことにはまっています」というトーク。家庭的で実直な内容が高ポイント。会ったばかりだというのに、パーティー中にMMさんとの穏やかな結婚生活を想像したほどw。
さらに… MMさんの職業は公務員! 将来は安泰で安心。
と、勝手な妄想をしている私に、MMさんからデートの申し込みが♡ 早速デートの日程を相談すると、「都合のいい日を教えて下さい。僕は合わせられると思うので」とMMさん。私の都合を優先してくれるなんて優しい♡
その流れでデートの内容を相談しようとすると、「僕は特に希望はないので○○さん(筆者の名前)の好きなところで!」と言われたのです。この時点で、「おや?」と一瞬思ったものの、私の意見を尊重してくれているに違いないと、甘いものを食べに行く提案をしました。
そうするとMMさんからは、「甘いものいいですね! 大好きです! 場所はどこですか?」と返答が…。ん? 内容も場所も私が決めるのもいかがなものか? とは若干感じたものの、MMさんは紳士的なのだと思い直し、互いの住んでいる中間点である東京駅エリアで提案。
するとまたまた「丸の内エリアですね! 僕もよく行きます! どこのお店ですか?」と言われ……、さすがに「なぜ何も提案がないのかな、ちょっとは考えてくれてもいいのでは…」と内心イライラ。それでも、婚活中の身にとってデート機会は貴重!
日にちも場所も私の言うがままのデートの予定は決まったのでした。
* * *
筆者の勝手な解釈ですが、最初のデートの計画は一方通行ではないほうがいいと思うんです。とくに「婚活」という活動の中でのデートならなおさら。初めてのデートを計画してく中で相手の趣向を探ってみたり、計画のやり取りの中でたくさんのコミュニケーションが創造されるから。
MMさんの対応は、相手の意見を尊重しているようでいて、悪く言えば人任せ。うがった見方をすれば、私の事を知ろうとしていない態度にも感じました。
* * *
そんなモヤモヤを抱えたままでしたが、丸の内でスイーツを食べるというデートは決行。
予想通り、デート中のメニュー決めなども全て私任せ。どういうこと? どんなつもり? という思いが私の脳内から消えることはなく…、デートを楽しむこともできないまま終了。MMさんとはそれっきりとなりました。
MMさんは誰かと交際したり、結婚しても、一から十まで決定権を相手に委ねたいタイプなのでしょう。それを良しとする、その方がいいと思う女性なら相性がいいのかも? 相互コミュニケーションを取ることを重視したい筆者とは合わなかったということですね。
何かを“決定”するという行為には、責任感が伴います。その後、何かが起きた時に決定を下した側の方が、従った側よりも責任を感じますよね。その「責任を負いたくない、責任負うことからは逃れたい」というのが(無意識だとしても、意識的だとしても)MMさんの本音なのでしょうね。。。
こんな分析力ばかりして全く未来が描けないままの私の婚活…、どうなることやら(溜息)。
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ライター sacco
IT企業に勤めるお酒ラブ(特にクラフトビールラブ)、毎晩移住を妄想するくらいオージーラブのOLライター。お酒を片手にシュールな人間模様の観察と妄想するのが趣味。最近は国内のブルワリー情報収集も日課になりつつあるビアギーク街道まっしぐら!
ときに紛争や平和などに思いを馳せる真面目な一面を覗かせたりも。モットーは「ビールで世界平和!」