「怠い」の読み方と語源、似ている言葉の意味を知っておこう!
花粉症には辛い季節が到来です。
「あぁ… 怠い…」の怠いはなんて読む?
怠いの読み方は?
◆怠いは「だるい」と読む
怠いは「だるい」と読み、「1. 疲れや病気などで、からだを動かすのがおっくうである。かったるい」ことをいいます。そのほか、「2. しまりがない。ゆるい。3. のろい。不十分である」という意味もあります。
だるいはdullい?
だるいという言葉の語源を調べると、英語のdullからきているのでは? という説があります。
コピる、サボるなどのように外来語を日本語の動詞のように用いることがあるので、「動作が鈍いさま。活気のないさま」の意味を持つdullが日本語の形容詞になったとする説も、なるほど、納得感がありますよね。
しかし、実はだるいという言葉は、『浮世草子』という江戸時代の小説でも使われている日本古来の言葉で、たるいという言葉が濁って、だるいとなったとする説が有力です。
似ている言葉のかったるいの意味は?
たるいに似ている、かったるいという言葉も聞いたことがあると思うのですが、かったるいは「1. 疲れてからだや気分が重く感じられる。だるい。2. 気分がのらない。また、物足りない。もどかしい」の意味を持ち、「かいだる(腕弛)い」が変化したものといわれています。
かいだる(腕弛)いは字の如く、腕が疲れて力が出ないというニュアンスの言葉です。かったるいは、現在は腕に限らず、だるさを伝える言葉になっていますね。
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いかがでしたか? だるいという言葉は若者言葉、最近の言葉に思っていた方も多かったのではないでしょうか。古くからある日本の言葉だったなんて驚きですよね。
言葉の意味/デジタル大辞泉
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!