【目次】
・「さとり世代」とは?
・さとり世代に見られる特徴
・さとり世代との上手な付き合い方
「さとり世代」とは?
90年代生まれの人をさす言葉
さとり世代とは一般的に、90年代生まれの人をさす言葉として知られています。
結果がわかっていることには手を出さない、過程よりも結果重視、草食系… 不景気時代に生まれ育ったことから、厳しい現実を見て悟りを開いているかのように見えるため、こうした呼び方をされているようです。
ゆとり世代との違い
ゆとり世代とは、一般的に2002年〜2011年に義務教育を受けた世代のことを指します。生まれで言うと1987年4月2日〜2004年4月1日生まれ。
授業時間や内容に大きな変更が加えられ「ゆとり教育」が行われた期間に義務教育を受けた世代であることから、こうした呼び名になったと言われています。
さとり世代とのはっきりした区別はありませんが、「脱ゆとり教育」を経験した世代のことを「さとり世代」と呼んでいるようです。
さとり世代に見られる特徴
デジタルネイティブ
さとり世代は、生まれたときから身近にインターネットが存在していた世代。そのため、幼少期からインターネットで情報を得ることが当たり前になっています。
ソーシャルネイティブと呼ばれることもあり、SNSでの情報発信や交流に慣れていてさまざまな価値観に触れることが多いため、多様性を受け入れ個性を大切にする世代でもあります。
必要な情報を取捨選択する能力に長け、頭の回転が早いのも特徴です。
“Z世代”って一体ナニ?? 特徴や名称の由来、さらなる次世代の呼び方も紹介します
仕事とプライベートをきっちり分ける
さとり世代は、仕事とプライベートをきっちりと分ける人が多いよう。
プライベートを重視しているので、詮索されることを嫌がります。職場ではあまり仕事の話をしなかったり、就業時間が終わると同時に真っ先に帰ったりと、人からの干渉を好まない人が多いようです。
身近にいる?「人に興味がない」男女の心理とは? 性格の特徴や恋愛傾向、改善方法を紹介
人当たりはいい
面倒ないざこざを避け人間関係を良好に保ちたいさとり世代は、意外にも人当たりのいい人が多いという特徴が。
言葉遣いが穏やかで丁寧だったり、聞き上手だったり、人との距離感を保つのが上手だったり。喜怒哀楽の変化も比較的穏やかなので、滅多なことでは怒りません。
「人当たりがいい」人に見られる特徴とは? そのメリット・デメリットについてまとめて解説
現実的で冷静な判断が得意
さとり世代は現実主義者が多いとも言われます。
落ち着いていて物事を冷静に見極めることができ、自分自身も客観的に分析することが得意です。お金に関しても現実思考なので浪費しにくく、計画的に使う人が多いようです。
「ペンギン系女子」とは? その特徴や言動、相性が良い「犬系男子」について解説
さとり世代との上手な付き合い方
精神論でおさえ込まない
さとり世代に精神論は△。
「私が新人だった頃は…」などと語っても、コスパ重視なさとり世代には通用しません。
アドバイスをするならこうした中身のない精神論・根性論ではなく、具体的で論理的、かつ端的に話すのがおすすめです。
適度な距離感を保つ
さとり世代はプライベートと仕事をきっちりと分けるタイプが多い世代。
仕事柄の仲なのであればとくに、程よく距離感をキープすることがとても大切です。仲良くなるために安易にプライベートに踏み込んでしまうと、なれなれしいと思われたりウザがられたりしてしまう可能性が…。
プライベートな話題はせめて、仕事上でしっかりと信頼関係を構築してから。仕事そっちのけで私生活の話ばかりされては、距離を縮められるどころか嫌われたり仕事がやりにくくなったりして悪循環です。