【目次】
・「ずるい人」の特徴とは?
・「ずるい人」の心理とは?
・「ずるい人」の見分け方はどうする?
・「ずるい人」へのおすすめの対処法とは?
・最後に
「ずるい人」の特徴とは?
そもそも「ずるい」とは、「自分の利益を得たりするために、要領よく振る舞うさま」のこと。「ずるい人」には、行動や発言、見た目などに共通点があるのです。ここでは当てはまる人の特徴を紹介しましょう。
1:平気で嘘をつく
「ずるい人」は普段から嘘をつく傾向があります。口が達者な人が多いので、自分が利益を得るために嘘をついたり、言い訳をすることも得意です。自分がやりたくない仕事を任されそうになったときは、「その仕事なら○○さんの方が得意ですよ」とさらりと言って面倒なことを回避します。なるべく自分が損をしないように、その場限りの嘘を平気でつくのが癖になっているようです。
2:人によって態度を変える
人によって態度をコロコロと変えることも「ずるい人」の特徴です。職場の上司や仕事ができる人など、ひと目見てこの人と付き合ったら得をすると思う人にはすぐに媚を売ります。相手を褒めて持ち上げたり、冗談を言って笑わせるなど相手の懐に入るのが上手なので、要領よく昇進する人も。
逆に、自分より格下だと判断した相手には、大きな態度を取ったり、やりたくない仕事を任せるなど、自分の都合の良いように扱う傾向が見られます。そのような姿は一緒に働いていれば丸わかりなので、職場では嫌われている人も多いでしょう。
3:悪口や噂話が好き
「ずるい人」は悪口や噂話が大好き。表面上は、人の悩みや愚痴を真剣に聞いていますが、内心では楽しんでいることも。そういうところで職場の人の情報を仕入れて、弱みを握ろうとしているのかもしれません。このような「ずるい人」には、いかにもゴシップ好きでいじわるそうな顔をしている人もいれば、相談に乗る良い人を演じているたちの悪い人もいるでしょう。
「ずるい人」の心理とは?
「ずるい人」は、嘘をついたり、人を陥れようとすることもあるので、周りからすると「どうしてあんなことができるのだろう?」と思いますよね。それには「ずるい人」特有の心理があるからかもしれません。
大抵の人は、自分の行ったことで他人に迷惑をかけたら申し訳ないと思うことでしょう。しかし、「ずるい人」には罪悪感がないので、悪いことをしたと心を痛めることがありません。そのため、職場で仕事の手柄を独り占めしたり、自分のミスを後輩になすりつけるなどの卑怯な行動をとれるのです。また、自分が得をしたいという自己中心的な考えが強いので、他人への思いやりに欠けてしまうのかもしれません。
「ずるい人」の見分け方はどうする?
「ずるい人」は、口がうまく、利口な人も多いのでつい騙されてしまうこともあるはずです。思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、「ずるい人」の見分け方をチェックしておきましょう。
1:人によって態度を変えていないか
「ずるい人」を見分けるには、人によって態度を変えていないかチェックしましょう。先述したように「ずるい人」は、自分にとって有益かどうかを判断して相手と接するため、人によって態度が変わります。
例えば、自分には丁寧に接するのに、他の人には極端に冷たい態度を取ったり、口調がキツイ場合には損得勘定で行動していたりする可能性が高いです。明らかに人によって態度を変えている人とはなるべく関わらない方が良いでしょう。
2:嘘を指摘された時の様子を見てみる
「ずるい人」は、嘘をついたり言い訳をすることが多いので、間違いを指摘された時に本性が現れることも。例えば、業務のミスを指摘された時に「上司から命令された」と嘘をついたり、浮気を問い詰められた時に「相手に強く言い寄られて…」などと言い訳します。
誠実な人であれば、素直に自分の非を認めますが、「ずるい人」は必ず他人に責任を押し付けようとするのです。弁解の余地がない場面でも、他人に責任転嫁するようであれば「ずるい人」と判断できるでしょう。
「ずるい人」へのおすすめの対処法とは?
職場などの身近なところに「ずるい人」がいると、縁を切るわけにいかないところが悩ましいですよね。「ずるい人」へのおすすめの対処法を紹介しましょう。
1:できるだけ距離を置く
「ずるい人」は、周りの人を利用することを考えています。そのため、「ずるい人」とはできるだけ関わらないようにするのが賢明でしょう。たとえ向こうから近づいてきて噂話をしてきたり、連絡先を聞かれてもなるべくスルーするのがおすすめです。
会話するときは複数で話したり、業務連絡だけにするなど個人的な関わりは避けましょう。こちらから一線を引けば、「この人は利用できない」と判断して過度に接してくることはないはずです。
2:貸し借りはしない
「ずるい人」とのお金や物の貸し借りは避けましょう。「ずるい人」は、すごく困っている演技をしてあなたを頼ろうとしてきますが、いざ貸したあとはケロッとしてなかなか借りたものを返さないなんてこともよくあることです。「あとで奢るから」などと「ずるい人」の口車に乗らないように注意しましょう。
3:証拠は見える形で残しておく
「ずるい人」は平気で嘘をつき、口が上手いため、場合によっては本当のことを言っているこちら側が悪者にされてしまうことも。そうならないために、「ずるい人」との約束は見える形で残しておきましょう。メールやLINEでのやりとりを文章として保存しておいたり、通話を録音しておくこともできます。第三者がみて、れっきとした証拠になるものを残しておくことで、「ずるい人」の嘘も通用しなくなるでしょう。
最後に
「ずるい人」が身近にいると、自分がいいように利用されているようで許せないと感じる方もいるはずです。しかし、どんなに「ずるい人」が要領よく振る舞っても、その矛盾のある行動はいつか周囲にバレます。自分が「ずるい人」とのトラブルに巻き込まれないためにも「ずるい人」の特徴や見分け方、付き合い方を覚えておきましょう。
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