不惑でも結婚したい(…かも)。「デート」の意味を改めて認識
がむしゃらに働いて、キャリアを積んで走り込んだアラサー時代。それなりの恋愛もしたけど、結婚にはたどりつかないことばかり。それでも、いつかは自然と結婚したい人が現れるだろうと、運に身を任せ、能動的に結婚相手を探すことをしなかったのですが、気づけばもうアラフォー。
そんな私が結婚相手を見つけるために、思い切って結婚相談所に登録。婚活のリアルをお伝えしていきます。
前回は「“普通”な男性との出会い」をお届けしました。今回は、共通の趣味がある男性とのデートで興醒めした話。
旅好きという共通項を発見! KRさん
筆者は海外旅行が好きで、コロナ禍以前は1年に1回以上海外旅行に行っていました。なので、できれば結婚後もそんな生活を送りたいという希望があり、お見合いでは必ず海外旅行が好きだという話題を出すようにしています。
そして、その話で盛り上がったのがKRさん。彼も海外旅行が好きで、特にアジアが好きだと話してくれました。私もアジア旅行が好きで、中でもバンコクと台湾は本当に楽しかった思い出がいっぱい。そんなことから旅行話に花が咲き、海外旅行の話をまたしましょう、という理由からお見合い後のデートの約束をしました。
仮にKRさんと結婚をすれば、共通の趣味があるおかげで年1回以上の海外旅行は続けられそうだし、彼の職業は安定した職種だったので、ちょっとアリかも!!?、なんて思えたお見合いだったのでした。
楽しかったデートから一転… 彼にげんなり熱が冷めたデート
デートは、アジア好きという共通内容からエスニックレストランに行こうと盛り上がり、彼のオススメのレストランでランチを楽しむことにしました。エキゾチックな雰囲気が素敵なレストランのテラスで待ち合わせ。ごく自然にお見合いの時には話しきれなかったお互いの旅行の話や思い出話などの続きができ、なんて雰囲気の良いデートなんだろうと思いました。
店内はランチ時ということもあり少々バタバタとしていましたが、よくある光景なので気にもとめていませんでした。ですが、オーダしてから30分近く経過してもいっこうに注文した料理が運ばれてくる様子がない…。よくよく見渡すと私達のテーブルだけ料理が運ばれてきていない模様。
「もしかしたら忘れられているかもね」とKRさんと話し、店員さんに確認をしてみようとなりました。そして、率先して店員さんを呼んでくれたKRさん。これが、暗転の幕開けでした。
慌ててやってきた若い東南アジア系の店員さんに対して、KRさんの様子が急変。さっきまでの穏やかな感じはなく、イライラした態度を前面に出しながら大声で「ここのテーブルのオーダどうなってんの!? 注文が通っていないんじゃない? 30分は待たされてるんだから、すぐに料理を持ってきてもらいたいんだけど!」と強い口調で詰め寄り始めたのです。その勢いと態度の変わりっぷりに、私まで何か悪いことをしたかのように胸が苦しくなって…。
店員さんは日本語が流暢ではないらしく、KRさんの様子からテンパってオロオロするばかり。彼のようにワーワー大声で怒鳴っても何も伝えられないと思い、私は急変したKRさんをなだめながら、店員さんにここのテーブルのオーダー状況を確認してほしいとお願いをしました。
この時点で私の心は興醒めも良いところ。KRさんはこの態度がカッコいいとか男らしいとか、そんな考えを持っている人なのかもしれませんが… 私は正直げんなり。周囲のテーブルの人からこの男性の知り合いだと思われるのさえ恥ずかしく、その場からすぐ去りたい気持ちに。この店員さんへの態度が決定打で、KRさんと2回目のデートはしないという判断をスパッと下すことができました。
店員さんに対して高圧的な態度を取る人って本当にいるんだな、と思ったデートでした。そして、こういうことを見極めるのが「デート」という機会だと改めて認識。なので、後々で知るより良かったのかなと考えつつ、ある意味あのデートは健全なデートだったんだなー、って今は思っています!
〜次回記事は2022.2.8(火曜)20時公開予定です〜
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ライター sacco
IT企業に勤めるお酒ラブ(特にクラフトビールラブ)、毎晩移住を妄想するくらいオージーラブのOLライター。お酒を片手にシュールな人間模様の観察と妄想するのが趣味。最近は国内のブルワリー情報収集も日課になりつつあるビアギーク街道まっしぐら!
ときに紛争や平和などに思いを馳せる真面目な一面を覗かせたりも。モットーは「ビールで世界平和!」