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2022.01.13

辛いことだらけだった不妊治療。体験や気持ちを振り返ると…<30代の不妊治療vol.79>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.79。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、採卵前日の話。

ホッとした気持ちの採卵前日、これまでの不妊治療を整理してみる【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、D(デイ)12の診察結果と点鼻薬のブレセリンについてをお届けしました。今回は、採卵前日のお話。

採卵前日に自分の気持ちを整理しながら、心に保険をかける…

(c)Shutterstock.com

今日は採卵の前日。「もう自己注射は終わり~!」そう思っただけで、とても快適な気分でした。体外受精の採卵周期も明日の本番でおしまい。とはいえ、体外受精はその後、受精、培養、移植… と続いていくわけですが、注射の恐怖感から解放されてホッとした朝でした。

実は、この連載を書き始めたのは、採卵前日のこの日。仕事は全部ストップしていたし、ただゴロゴロしているだけの時間…、どこかやけっぱちになっていた自分がいました。

仕事やプライベートでかかわりがある人に連絡をするときに、「P.S.実は、明日採卵なんで、しばらく動けないかもしれません」って書いて、軽めの保険をかけていたのです。

実際、体はすでにしんどいし、採卵後にすぐ元気になれる保障もありません。「明後日から私はいつも通り動けるのかな? このまま動けなくなるんじゃなかろうか」そんな不安もいっぱいでした。

もう仕事をがんばる余裕はなくなっていましたが、私たち夫婦が不妊治療をこじらせた体験談を同じ不妊治療で悩んでいる人たちへシェアすることで、もしかしたら同じような失敗や辛い思いをしないで済む人が増えるかもしれない… と思ってツラツラ今までの不妊治療を振り返りながら整理をはじめたのです。そのことがきっかけで、Oggi.jpで配信させていただくことになりました。

思えば辛いことだらけだった不妊治療…

(c)Shutterstock.com

体外受精へとステップアップしている話を同世代の友人にすると、「不妊治療できるのは、経済的な余裕があるからだし、ある意味幸せだよ」と言われたりもしました。私はそんな時、「いやいや、私のお財布事情を知ったら不妊治療してる場合か? って止められるレベルよ~」って明るくふるまっていましたが、本音はマジで笑えない過酷な状況です。

ただ、子どもがいる未来を思い描いてしまったら、もうお金のところはどうでもよくなってしまうんですよね。

ほかにもライフプランがあいまいなまま生きていかざるを得ないこともキツかったです。

30代にもなると、周りの友人たちは家やマンションを買ったりする人もちらほら出てきます。でも私は、子どもを産めるかどうかもわからない状況。家族構成は未定のまま。これでは、なかなか身動きが取れません。

それにどんなに努力をしたところで、結果が伴うとは限らないのが不妊治療…。どこまで治療を続けても、妊娠できなければずっと辛い思いをする気がしてしまいます。

私と夫の場合、いつまで続けるか? というゴールを夫婦間で話し合えないまま体外受精をはじめてしまったので、この辛い採卵を何度も繰り返すことになったらどうしよう… という茫漠とした気持ちを抱えていたのも良くなかったなと思っています。

こうしたとりとめのない気持ちをツラツラ書いていたら、あっという間に夕方に…。

精のつく料理を食べて縁起を担ごう

(c)Shutterstock.com

夕方、リビングへいくと、在宅ワーク中の夫がリモート会議を終えてPCを片付けていたところでした。

「仕事、大丈夫?」

「今日は、ノー残デー(週に何度か残業禁止の日がある)だからこれで勤務おしまい」

「そっか。ご苦労様。今夜さ、夕飯どっか食べにでかけない?」

「え? 体調は大丈夫なの? 動けそう?」

「“もう自己注射はない!”って思っただけで、すごく気分がいいよ。汗はかいてるけど。明日採卵だから、何か精のつくものを食べに行きたいな」

「よーし。いいよ。何を食べに行く?」

「明日は卵子にも精子にもコンディションを万全にしたい日だから、鰻とかは? 鰻屋さんだったら歩いて行けるし」

「そうしよう!」

というわけで、採卵前日の夜、近所の鰻屋さんへでかけました。

私の場合、ゴナールに一番やられていたとき、大好きな穴子で体調が回復した経緯もあったので、鰻も効くような気がして。うな重に肝焼き、う巻きに肝吸い。採卵前日にどんな食材を食べれば効くのか、ぜんぜんわからないけれど、完全にプラセボ効果狙いです!

栄養あるものをガンガン食べればきっと卵子にも精子にもいい影響があると思い込んで、夫とわいわい楽しく食事をしました。笑っていれば、きっといい結果に繋がる。そう信じるしかありません。

次回は採卵前最後に、ブレセリンを点鼻した話をお届けします。

これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。


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