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2021.04.15

妊娠する能力は永遠じゃない… 不妊治療の辞めどきはいつ?<30代の不妊治療vol.40>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.40。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、夫に不妊治療への不安な気持ちを打ち明けたお話。

不妊治療のゴールを決める難しさ。夫に不安な気持ちを吐露…【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、不妊治療で離婚する夫婦としない夫婦の違いのお話をお届けしました。今回は、夫に不妊治療への不安な気持ちを打ち明けたお話。

夫に不妊治療への不安な気持ちを伝えてみると…

(c)Shutterstock.com

私は不妊治療の先輩であり、奥様友だちでもあるカオルさんに不妊治療の相談をしました。そこで、不妊治療をしている夫婦の離婚率が高いという衝撃的な話を聞き、不安が隠せない私。

酔っぱらって帰った夜。不妊治療を続けていく中で、カオルさんとの会話や私自身が思っている率直な気持ちを夫に打ち明けました。

不妊治療が原因で離婚になってしまう夫婦がいること、どこまで不妊治療を続けるのか終わりが見えないこと、ホルモン注射が怖いこと、年齢的なリミットも意識したほうがいいこと…。お互い後悔をしないように、きちんと話し合わねば!

夫は「う~ん」と難しい顔をした後、「うちもいざとなったら、養子とることも考えようか」と切り出しました。

「私はアナタとの子どもがほしいの…。ただ子育てしたいわけじゃない。子どもがいる生活をしたいわけじゃない」

「それなら、不妊治療をできるところまでがんばろう。原因をひとつずつ見つけて潰していくしかないよ。僕の精索静脈瘤も手術したばかりだから、まだどうなるかわからないし、すぐに答えはでないけれど」

「もし年齢やお金や何かほかの原因とかで限界がきたとき、どうなるのかな。浮気とか離婚とか、最悪の結末の可能性を考えたら、すごくツライ」

(c)Shutterstock.com

「その心配はナイ。その時は2人で生きていく人生を楽しもう」

「ほんの数分前まで養子まで考えたアナタがそんなすんなり子どもを諦められるの?」

「そうじゃないけどキミが養子の選択肢はないというなら、それはわかった。2人の子どもを授かれるように全力を尽くすだけだよ」

「でも、ホルモン剤が怖いから…。私は、これからステップアップするとき、がんばれないかもしれない…」

思わず涙が出てしまいました。酔っていたせいじゃないんです。ずっと我慢していた気持ちがあふれてしまいました。妊娠する能力は永遠じゃない。だからこそ、すぐに話し合わねばならないのに。このタイミングで泣いたらまともな話し合いができなくなるのに。

現実と向き合えない自分の不甲斐なさに、また涙がでる悪循環。あぁ、もう! こういう時の感情のコントロールって難しい…。

自分の希望を伝えた夫、気持ちを言語化できない私

「キミが薬や注射を嫌がっているのはわかってる。だからできるだけ自然に子どもができるように治療していこう」

そう言うしかありませんよね、夫の立場からしたら…。

(c)Shutterstock.com

泣いておいてアレですが、私はもっと「人工授精は○歳までに○回やってダメなら卒業」とか「費用は○○万円使ったら不妊治療は打ち切り、老後の生活資金に貯えよう」とか、具体的なゴールを決めてステップアップをしたいという気持ちもあったのです。が、何せ自分が泣いてしまったからもうしょうがない。

もし、ダラダラ治療を続けたら、深くて暗い沼に落ちるような、永遠に続く闇に包まれるような、そんな恐怖心もありました。終わりを決めておきたい私の気持ちとは裏腹に、夫が私よりかなり強く子どもを希望していることもわかってしまったので、すごく複雑な気持ちにもなってしまいました。

今度、また冷静に話せるときにこの話をしないとって思いながら、結局ずっとグダグダになってしまって3年経った今もここの明確な結論は出ていません。自分の気持ちをうまく言語化できないときに泣いちゃう癖を治さないと…。

次回は、二度目のフーナーテストに臨んだ話をしたいと思います。

これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。

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