お年玉のポチ袋に宛名は書く? 送り主は? 金額は?
コロナ禍となり、なかなかお正月に親族で集まることが難しくなっているところではありますが、お年玉を渡す機会はあるかもしれませんよね。
ポチ袋に宛名を書く? 書かない?
ポチ袋に宛名を書く?
お年玉を渡す際、ポチ袋に宛名等を書きますか?
実はポチ袋に宛名等を書いても書かなくても良く、マナー違反にはあたりません。
しかし、宛名が書いてあるとその子のために前もって準備しておいてくれたんだな、と伝わりますし、もらったお子さんも自分にもらったんだと特別感がありますよね。
また、贈り主の名前が書かれていると、あとあと誰から頂いたのかがわかるので親御さんとしても助かったりしますよね。
宛名はどこに書く?
それでは宛名を書く場合はどこに書いたら良いのでしょうか?
基本はポチ袋の表面の左上に書きます。
最近はキャラクターなどいろいろなデザインのポチ袋があり、表面の左上に書けないものもありますよね。そういった場合には裏面に宛名用の欄が設けられていないか確認してみましょう(裏面の右上にあることが多いです)。裏面に宛名用の欄があればそこに書くようにします。
そういった欄がない場合は、裏面に宛名を書くことは失礼にあたると考える方もいらっしゃるので、書かない方が無難です。
特に親族以外のお子さんを含めてお年玉をお渡しする機会を想定している方は、宛名の書きやすさを意識してポチ袋を選ぶと、悩むことなく準備ができますね。
しかし、宛名を書くことがそもそも必須ではありませんので、お渡しするお子さんの好きなキャラクターやデザイン等に重きを置きたいな、ということであればそういう観点で選ぶのも素敵だと思います。やはり受け取ったお子さんが喜んでくださることが一番ですもんね。
なお、宛名はそのお子さんのお名前(○○くん、△△ちゃん)が一般的ですが、普段呼び慣れている愛称で書くのもいいですね。
贈り主の名前はどこに書く?
贈り主の名前は裏面の左下に書きます(ご祝儀袋のようなデザインのポチ袋の場合は、水引の下に書きます。結婚式のご祝儀袋と同じですね)。
デザインによっては裏面左下に贈り主の名前を書く欄が設けてあるものもありますよ。
その際に記入する名前は、普段からそのお子さんに呼ばれている愛称などでOKです。もちろん、お名前でも大丈夫ですよ。
宛名を書かなかった場合でも、贈り主の名前を書いておくとベターです。
金額は書く?
なお、ちょっと悩ましい金額の記載。
金額について記載したい場合は裏面の贈り主の名前の右横に書きます。デザインによっては裏面の左下の贈り主の名前欄の隣に小さな欄が金額欄として設けられている場合があります。
ただし、金額の記載も必須ではありませんので、安心してくださいね。
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いかがでしたか? 意外と知らないポチ袋の書き方、ご参考になれば嬉しいです。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!