七草粥の七草全てをおさらい!
1月7日に食べる七草粥。
みなさんは、七草全部分かりますか? 写真とともに確認しましょう。
1:セリ
一箇所で競る(せる)ように群生する若葉の様子からセリという名前がついたといわれており、そこから、「競り勝つ」という意味が込められた縁起物ともいわれます。夏には白い小さな花を咲かせます。
鉄分が多く含まれており、発汗効果も促してくれるんだそう。疲労回復効果もあるそうですよ。
2:ナズナ
夏になると枯れてしまうことから「夏無」とついたという説や、雪の間から顔を出したナズナを愛でて、撫でたことから「撫で菜」と呼ばれるようになったという説など、様々あるナズナは、ぺんぺん草とも呼ばれます。ぺんぺん草の方が馴染みがある方もいらっしゃるかと思います。
ナズナは春に白い花を咲かせます。ぺんぺんさせたナズナの茎にある小さな三角形の葉のように見えるものは、実はナズナの種なんだそう!
利尿作用や解熱作用があるといわれています。
3:ゴギョウ
葉も茎も白い綿毛で覆われているのが特徴です。春になると黄色い丸い花をつけます。ハハコグサとも呼ばれます。
その昔は草餅にも用いられていました。
咳を鎮めたり、喉のつらさをやわらげる効果があるといわれています。
4:ハコベラ
10~20cmほどの小さな草で、ハコベと呼ばれることも。少し紫がかった茎に白い花が咲きます。繁殖力が強いといわれているんですよ。
たんぱく質やミネラルなどが豊富で、古くから食用や薬草として用いられてきました。また、粉末状にしたハコベラと塩と混ぜて歯磨き粉として使っていたんだそうですよ。
5:ホトケノザ
コオニタビラコとも呼ばれるホトケノザは、放射線状に広がる葉の様子が仏様の座る台座に似ていることからつけられたんだそう。
胃腸の働きを整えるだけでなく、高血圧の予防効果もあるんだそう。
6:スズナ
スズナは花が鈴に似ていることから名付けられたといわれています。根が大きくなったものが野菜のカブなんですよ。
スズナは消化を促進させるといわれています。
7:スズシロ
スズシロは漢字では蘿蔔や清白と書きます。薄い紫か白の花が咲き、根が大きくなった部分が野菜の大根です。
スズナと同じく、消化を促進させる効果に加え、便秘解消も効果ありなんだそう。
* * *
いかがでしたか? 七草の効果でお正月の疲れた胃腸を労わり、無病息災で新しい一年を過ごしましょう!
TOP画像/(c)Shutterstock.com
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!