【目次】
・「話が通じない」人の特徴とは?
・「話が通じない」人の心理・原因とは?
・「話が通じない」人への、上手な対処法とは?
・「話が通じない」性格の改善方法とは?
・最後に
「話が通じない」人の特徴とは?
あなたの身の周りに、「この人は話が通じないな」と思う人はいませんか? 丁寧に説明しても気持ちが伝わらなかったり、誤解されてしまうと困ってしまいますよね。特に職場などでスムーズに仕事を進めるためには、コミュニケーションは欠かせません。まずは、意外と身近にいる「話が通じない」人の特徴から見ていきましょう。
1:自分のミスを認めない
「話が通じない」人の中には、自分のミスを認めない人もいます。たとえ、自分が間違ったことに気付いていても、素直に謝ることができません。「でもそれは…」と否定的な発言をしたり、言い訳をしてしまいます。どうしたら今後ミスを防げるのか、という話し合いをすることができないため、周りの人から、「話が通じないな」と思われることも少なくありません。
2:思い込みが激しい
「話が通じない」人は、自分中心で物事を見ています。例えば、「あの人に絶対に嫌われている!」と思い込んだら、周囲から「それは誤解だよ」と説明されても、聞く耳をもちません。「自分はこう思う」「絶対こうすべき」という感情に流されてしまいやすく、冷静に物事を考えることができないのです。同僚や友人にいたら、疲れるタイプかもしれません。
3:せっかちな性格で、すぐに結論を求める
元々せっかちな性格の人は、相手のペースに合わせて会話をすることが苦手です。自分のペースでサクサクと会話や物事が運ばないと気が済みません。
特にビジネスの場面や初対面の人とは、会話のキャッチボールを重ねて、お互いを理解する辛抱強さも時には必要になります。ですが、せっかちな人は待つことができず、すぐに結論を求めてしまうのです。周りからは、接しにくく、怖い人というイメージを持たれていることもあるでしょう。
「話が通じない」人の心理・原因とは?
素直に話を聞いてくれなかったり、すぐに結論を求めてきたりする「話が通じない」人は、一体どのようなことを考えているのでしょうか? 心理や原因を探っていきましょう。
1:人の話に興味がない
「話が通じない」人は、そもそも周囲のことに関心が薄いのかもしれません。あまり、人や世の中で起きていることに興味がないため、本人は話を聞いているつもりでも、知らないうちに上の空になってしまいます。相手への共感力や集中力に乏しいため、なかなか会話が続かないのです。
2:自分が正しいと思っている
「話が通じない」人の中には、自分の考えが正しいと思い込んでいる人もいます。特に、会社に長年務めてきた上司などは、自分の仕事のやり方や意見にプライドを持っています。そのため、部下が提案してきたアイデアを受け入れる=負けと思い込んで、耳を貸さないのです。この場合、「話が通じない」というより、話を受け入れたくないと考えているのかもしれませんね。
「話が通じない」人への、上手な対処法とは?
一生懸命説明しても、なかなか相手から理解されないと、「どうしてわかってもらえないのだろう」とイライラしたり、腹が立ってしまうこともありますよね。職場や身近なところに「話が通じない」人がいる場合、どう対処していけばいいのでしょうか? 伝え方や話し方のポイントを紹介します。
1:伝えたい用件を簡潔に話す
会話は、相手が話を理解してくれて初めて成り立つもの。話が通じない、理解してくれない場合、伝え方を工夫してみましょう。基本的なことですが、用件はわかりやすく簡潔にすること。いつ・どこで・何が・何を・どのようにという、「5W1H」を意識するようにしましょう。また、誤解されやすい相手には、メールなどの文書で伝えるとミスを防ぐことができますよ。
2:相手が理解できているか、確認しながら話す
ビジネスシーンでは、相手に企画や仕事内容の説明をする機会も多いですよね。そのような時に、相手がぽかんとした顔をしていたり、適当な相槌を打っていると「本当に話を理解しているのかな?」と心配になります。
しかし、聞き手からすれば、ビジネスの専門用語やカタカナ言葉はなかなか理解しづらいもの。「ここまでで何かわからないことはある?」など、話の途中でワンクッション置いて、相手に確認してみましょう。
3:適度な距離感で付き合う
コミュニケーションは、相互の意思で成り立つものです。こちらがどんなに粘り強く対応しても、上司が同僚が全然話を聞いてくれなかったり、意見が受け入れてもらえない… と感じる場合は、適度な距離感で付き合いましょう。無理にわかり合おうとすると、かえってストレスになってしまうこともあります。
「話が通じない」性格の改善方法とは?
では、反対に自分自身が「話が通じない」と言われる場合、どうしたらいいのでしょうか? 改善するポイントをいくつか紹介します。
1:原因を考えてみる
自分の知識不足であったり、理解力が足りなかったり、「話が通じない」と思われてしまう原因がなんなのか、振り返って考えてみましょう。理解力に問題があるのか、聞く態度がよくないのか、または、話し方や説明の仕方に原因があるのかもしれません。自分に何が足りないのかに気がつけば、解決策が見えてくるはずです。
2:わからないことは聞き直す
特に職場などでは、専門用語やビジネス用語が上司や先輩の口から当たり前のように出てくるため、理解が追いつかないという方もいらっしゃるかもしれません。話を遮って、質問しづらい気持ちもありますよね。
しかし、わからないままにしてしまうとミスの原因になったり、相手との解釈に違いが生まれてしまうことも考えられます。そうなる前に、「こちらの理解不足で申し訳ありません」と相手を立てながら、もう一度説明してもらうようにしましょう。
3:結論から伝える
話し方や伝え方に問題がある場合は、まず相手に結論から伝えるように意識してみましょう。特にビジネスシーンでは、結論から先に述べるのが主流です。結論から先に伝えることによって、相手も話の目的を理解して、建設的な話し合いができます。長々と説明して、結局、何が言いたいのかわからなくなってしまいがちな人は心がけてみましょう。
最後に
「話が通じない」人の、特徴や心理、対処方法はお分かりいただけましたか? 「話が通じない」人の中には、頑固な性格で話を聞かなかったり、思い込みが強い人や話し下手な人など、様々なタイプがいます。職場でイライラしないためにも、自分が困っている相手がどのような人なのか理解してから、適切な対処をしていきましょう。
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