“shop”と“store”の違いとは?
日本語でも「ペットショップ」や「コンビニエンスストア」などというように、とてもなじみのある“shop”と“store”。いずれも「お店」を表す言葉ということはご存じだと思いますが、両者の違いはわかりますか?
前回の記事はこちら>>「Touch wood」の意味は? 実は英語のおまじないだった…
大まかな違いはこうです。
◆shop
…特定の商品を売るお店、専門店。修理や加工などのサービスも行う。
例:「a flower shop」(花屋)「a coffee shop」(コーヒーショップ)
◆store
…いろいろな種類の商品を売るお店。仕入れた商品を売ることが中心。
例:「the department store」(デパート)「grocery store」(食料品店)
またどちらかというと、“shop”はイギリスで、一方の“store”はアメリカで使われる傾向があります(もちろんイギリスでも“store”は使いますし、その逆もしかりでアメリカで“shop”を使うこともあります)。
そのうえで、それぞれの国で以下のように微妙にニュアンスの違いがあるとされています。
【アメリカ】
“shop”… ある特定の商品を売る小さなお店
“store”… 一般的なお店
【イギリス】
“shop”… 一般的なお店
“store”… デパートなど複数の商品を売るお店
このような違いから、一般的に「本屋」はアメリカでは「a bookstore」と、イギリスでは「a book shop」といいます。
さらにイギリスでは「a department store」あるいは単に「stores」だけで「デパート」を表すことも!
【例】「She gets most things at the stores.」(彼女はたいていの買い物はデパートでします。)
このように、厳密な線引きは難しいのですが、アメリカ英語とイギリス英語でいろいろな違いがあるのです。また今度、その違いについては言及できたらと思っています!
こちらの問題もチェック!
“trump”じゃない! トランプ(カード)は英語でなんていう?
>>正解はこちらから
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。