【目次】
・「人望がない」の意味とは?
・「人望がない」人の特徴や原因とは?
・人望が厚い人に近づく方法とは?
・最後に
「人望がない」の意味とは?
皆さんは「人望がない」と聞くと、どのような人を思い浮かべますか? 身の回りの人との関係や仕事においては、ある程度の「人望」は持っておきたいものです。
そもそも「人望(じんぼう)」とは、「信頼できる人物として、人々から慕われること」です。「人望を集める」「人望を失う」などの言い方があります。そのため「人望がない人」は、他人から尊敬されたり、信頼される事がない人であるといえます。
反対に「人望がある人」は、身の回りの人から何かと尊敬されたり、慕われる人のことを指します。「あの人は人望がない(ある)ね」というように、他人が人柄を評価する時によく使われる表現です。
例文:「彼はクラスのみんなから人望を集めているため、生徒会長に推薦された」「ある有名企業の社長は、社員からの人望が厚いことで有名だ」「弟は人望が薄いため、なかなか会社で出世できない」
人望は仕事にも影響する?
できれば、人望がある人になりたいものですが、仕事にも人望は影響するものなのでしょうか?
人望がある人とは、「頼り甲斐がある」「人柄が尊敬できる」など、この人なら信頼できるなと感じさせる人です。そのため仕事においても、より多くのチャンスが与えられることでしょう。
人望がある人は、誠実な人柄や真面目に仕事に取り組む姿勢、頼もしい態度などが特徴的。そのような姿を見て、「この人に仕事を頼んでみよう」「リーダーを任せたい」など、相手から話を持ちかけてくれることもあります。
人望がある人は、人を通じて様々なチャンスが巡ってくるため、自然と出世したり、チームのリーダーを任されるなど、仕事で成功を掴む人も多いといえます。人からの好感度が高く、信頼される能力ともいえる「人望」は、仕事の場面でも多いに影響するでしょう。
「人望がない」人の特徴や原因とは?
「人望がない」と聞くと、どのような人のことをイメージしますか? 職場や学校で、「人望がない」人がしてしまいがちな行動や特徴、原因を紹介します。
1:ルールや時間を守らない
会社のルールや就業時間を守ることは、社会人として基本的なマナーであるといえます。約束の時間を守ることや、きちんと挨拶をすること、決められた規則を守ることなど、当たり前なことを守れないルーズな性格の人は、他人から信頼を得ることは難しいでしょう。
2:他人への気遣いがない
人望がある人は、常に相手への気配りや配慮を欠かしません。その真摯な態度を見て、周りの人も「この人と一緒に仕事がしたい」「仕事を任せたい」という気持ちが湧くのでしょう。
ところが「人望がない」人は、自分のことしか考えていない傾向があります。いつも自分中心に物事を考えているため、相手の立場を想像したり、気を利かせることができません。その結果、周りに人が集まらないのかもしれませんね。
3:協調性がない
チームや部署で、一団となってプロジェクトに取り組むことは、ビジネスの場面では多々あることです。人望がある人は、「みんなで頑張ろう」とリーダーシップを発揮したり、様々なアイデアを出します。ですが「人望がない」人は、消極的で他の人とコミュニケーションをとることもしません。協調性に欠けている人が多いでしょう。
4:失敗を人のせいにする
「人望がない」人は、仕事で失敗した時に、責任を人に押し付けることがあります。誰でも失敗することはあるものですが、自分の非を認めなかったり改善する様子がない人は、仕事仲間から信頼を得ることは難しいといえるでしょう。特に会社の上司で、部下に責任を押し付けたり、無責任な態度をとる人は、「人望が厚い」上司とはいえないものです。
人望が厚い人に近づく方法とは?
「人望がある人」は、仕事でもチャンスを手にする機会が多いもの。できることなら、そのような人物を目指したいですよね。周りの人から慕われて、仕事でも成功することができる「人望が厚い」人になるには、どうしたら良いのでしょうか? ポイントを3つ紹介します。
1:何事も誠実に取り組む
人望がある人は、何事にも真剣に取り組む姿が特徴的です。もし、仕事仲間や友人からの信頼を得たいなら、まずは目の前のことに誠実に取り組むことから始めてみましょう。自分なりの目標を決めてみてもいいですね。仕事に真摯に取り組む姿を見て、「この人についていきたい」「仕事を任せたい」と思ってもらえるかもしれません。
2:面倒見がいい
人望が厚い人は、他人への気遣いができる人が多いです。会社の同僚や後輩などの面倒見がよく、相談事などもよく持ちかけられます。相談を受けた後も、「最近はどう?」「あれから仕事はうまくいってる?」など声をかけてくれます。女性の場合は、頼り甲斐のある姉御肌なタイプが多いかもしれませんね。人望が厚い人を目指すなら、自分から積極的に人とコミュニケーションをとってみましょう。
3:常に前向きに努力する
「人望が厚い」人は、常に前向きでポジティブです。そんな前向きに努力を重ねている姿を見て、周りの人も「この人と一緒に働きたい」「親しくなりたい」と思うのでしょう。たとえ仕事で失敗したとしても、すぐに気持ちを切り替えて次に生かそうとします。辛い時ほど、笑顔で前向きをモットーにしているのかもしれません。
4:成功したことを自慢しない
人望が厚い人は、仕事のスキルが高いことから、難しいプロジェクトを成功させたり昇進することもあります。大抵の人なら少し自慢をしてしまいたくなる状況ですが、決して謙虚な姿勢を忘れません。周りの人の支えに感謝し、「おかげさまで」という気持ちを伝えることができます。そういう姿が周りの人から尊敬されるのかもしれませんね。
最後に
今回は、「人望がない」人の特徴や言葉の意味、人望が厚い人に近づく方法を紹介しました。「人望」は「周りの人から信頼され、慕われていること」。すぐに身に付けられるものではありません。まずは身の回りの人や仕事を大切にして、一つ一つ丁寧に取り組んでみましょう。仕事ができて、仕事仲間や友人からの人望が厚い、素敵な人に近づきたいものですね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com