上長、上司、上席、それぞれの意味と違いを紹介!
先日、社内規程に「上長より連絡のこと」と定められており、誰から連絡すべきなのかと議論になりました。
上長とは? そのほか上司、上席とは? 早速チェックしてみましょう。
上長とは地位だけでなく年齢も上
上長とは「年齢・地位が上であること。また、その人。長上」のことをいいます。類語として挙げられているのは『長上』や『目上』です。
上長という言葉から自分より地位が上の長がつく役職者(係長、課長、部長など)を指すとする説もあります。
(冒頭の議論については結局、規程に則り、課長より連絡を入れることになりました)
上長に似ている言葉の上司や上席って?
上司とは「その人より役職が上位の人。上役」のことを指します。上長と違い、年齢についての言及はありませんね。なお、類語が『上役』や『上官』です。
続いて、上席とは「階級・等級や席次が上位であること」をいいます。類語が『上座』です。
同じ役職であっても階級・等級が上位の方に上席+役職とついているケースもありますね。上級とつけられている場合と同義ですね。
なお、上席は席次が上位であることも意味するため、社外の方で年長者などにも上席と使うこともあります。
* * *
いかがでしたか? 上長、上司、上席ともに自部署内に限定せず、他部署であっても自分から見て立場が上の方に使える言葉なんですね。そのため、「直属の上司」などと表現することがあるんです。
現在は即戦力としての中途採用や実力による昇格など年齢は上でなくとも役職が上の方も増えていますよね。そのような背景からも上長と使われる機会は減っていくのかもしれませんね。
言葉の意味/デジタル大辞泉
TOP画像/(c)Shutterstock.com
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!