「柿」と「杮」それぞれの読み方は?
よく似ている漢字でも、意味も読み方も違うものがあります。例えば、「人」と「入」。人は「ひと」と読む一方で、入は「(はい)る」と読みます。意味も違いますね。
こうした漢字はまだまだあります。
今回ピックアップするのは「柿」と「杮」です。それぞれ何と読むかわかりますか?
答えは「柿(かき)」「杮(こけら)」でした
正解は「柿(かき)」「杮(こけら)」です。正解できましたか?
杮(こけら)は、劇場用語で、新しい劇場で初公演することを表す「杮落とし」で使われる言葉。
柿(かき)と杮(こけら)をよく見てみてると、つくりの部分が違います。
柿(かき)は、市場の市(亠+巾)ですが、杮(こけら)は、亠と巾に分かれておらず、縦棒が突き抜けています。つまり、見分けるポイントは、亠と巾にスペースがあるかどうか。
しかし、柿(かき)と杮(こけら)は、フォントによっては見分けることが難しいものもあるそう。試しに、「小塚ゴシック Pr6N」で書いてみると、以下のような結果に。
ん〜ほぼ一緒ですね(笑)。読み間違えないように、「こけら落とし」と書く方が良さそうです。
いかがでしたか? 漢字を辿っていくと、意外な発見があって楽しいですね。
次の問題はこちら▶︎「湯湯婆」の読み方は? 毎晩、お世話になってる人も多いはず!〈難読漢字〉
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