【目次】
・「時間がない」というのは言い訳?
・「時間がない」と思う人の特徴・心理とは
・「時間がない」と感じてしまう原因とは?
・「時間がない」と感じる場合の対処法とは?
・最後に
「時間がない」というのは言い訳?
仕事やプライベートで、「時間がない」「忙しい」と感じることは誰にでもあるはずです。ですが、仕事の場面では「時間がない」と口にすると、言い訳だと思われてしまうことも珍しくはありません。どうしたら、「時間がない」状態を改善することができるのでしょうか? 一緒に見ていきましょう。
時間が足りない場合は、捻出するという考えが必要
「時間がない」と感じると、つい焦ってしまったり、不安になってきてしまうもの。もし、時間に余裕を作りたい、1日に、よりたくさんの作業を行いたいという場合には、時間を捻出する「タイムマネジメント」の考え方が必要です。
「タイムマネジメント」とは、「時間の使い方を改善することで、生産性の向上を図ること」です。仕事の処理能力の向上によって捻出した時間で、さらに新しい仕事や、やりたいことに挑戦できるといったメリットがあります。「時間がない」ことに悩んでいるビジネスパーソンは、ぜひ、取り入れたい考え方ですね。
「時間がない」と思う人の特徴・心理とは
「時間がない」と思う人には、どういった心理や特徴があるのでしょうか? 自分や周りの人に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
1:計画性がない
「時間がない」と感じる人は、物事に対する計画性がないことが特徴です。仕事や勉強などでやるべきことがある場合、1日のスケジュールを立てようとしますよね。しかし「時間がない」人は、その日にやるべきことや段取りを考えず、作業に取り掛かる傾向があります。その結果、終わらせるはずのものが終わらず、時間に余裕がなくなってしまうのです。
2:物事に優先順位をつけることが苦手
「時間がない」と感じる人は、物事に優先順位をつけることが苦手な傾向があります。今すぐにやる必要のあることと、そうでないものを区別することをしないため、思いついたものから手を出すことになります。その結果、優先順位が高いものを後回しにしてしまい、あとから後悔することになるのです。
3:他人のことを急かす
いつも「時間がない」と言う人は、自分が忙しいことが当たり前になっています。そのため、周りの人に対しても、同じことを要求してしまいがちです。人それぞれペースが違うことは分かってはいても、なかなか行動を変えられません。中には、「時間がない」アピールをしてくる人を苦手だと感じる人もいるため、思い当たる節のある人は、言動に気をつけましょう。
「時間がない」と感じてしまう原因とは?
「時間がない」と言うことが口癖になっている人の、よくある原因をみていきましょう。
1:時間の使い方に問題がある
いつも時間に余裕がない、と感じてしまう人は、時間の使い方に問題がある可能性も。本来なら仕事や勉強にある程度時間を割く必要がある時にも、だらだらとネットの閲覧をしたり、居眠りしていたりすることも少なくありません。忙しいと焦る前に、自分の生活の中で無駄な時間がないか確認してみましょう。
2:業務にかかる時間を把握できていない
どのような仕事にも、適正な作業時間があります。仕事の内容によって2時間かかる業務もあれば、30分程度で終わるものもあります。これらの作業時間をあらかじめ予測して計画を立てることで、効率的に作業を進めすことができるのです。
しかし、「時間がない」と感じる人は、例えば、平均2時間かかるはずの仕事を、30分の枠の中で終わらせようとします。業務にかかる時間を把握できていないため、無理な計画を立ててしまい、時間に余裕がないと感じてしまうのです。
3:充実した毎日を送るために、予定を詰めすぎている
時間に余裕がない人は、単純に予定を詰め込みすぎていることもよくあることです。それが、全て自分が心からやりたいと思っていることなら、その人の幸福度に繋がるため問題はありません。しかし、周りから充実した生活を送っているように思われたいと思って、予定を積み込みすぎている人も中にはいます。見栄やエゴではなく、本当に自分がやりたいことなのか考え直してみましょう。
「時間がない」と感じる場合の対処法とは?
毎日、「時間がない」「忙しい」と思っていると、だんだん心に余裕がなくなってきますよね。「時間がない」状態を改善するためには、どうすることがベストなのでしょうか? おすすめの対処法を3つ紹介します。
1:自分が抱えているタスクを把握し直す
「時間がない」と感じる一番の理由は、なぜ忙しいのか現状を把握できていないことが考えられます。「忙しいから」と言い訳をする前に、まずは、自分が抱えている作業を、パソコンや紙に全て書き出してみましょう。そうすることで、自分の仕事量を客観的に見直すことができます。また、作業にかかる時間や優先順位なども書いておくと、スケジュールが立てやすくなりますよ。
2:仕事のスピードを上げるため、スキルを磨く
「時間がない」と思うのは、ひとつひとつの仕事に対して、時間がかかりすぎていることも考えられます。仕事の量を減らすことが難しいなら、作業効率を上げるしかありません。どうしたら効率アップするか、無駄な作業を削れるかを考えて実践してみましょう。自分が身につけたいスキルに関する、ビジネス本などを読んで学んでみるのもいいですね。
3:無駄な時間や予定を省く
「時間がない」と言うことが口癖になっている人に限って、実は無駄な時間を過ごしている可能性も。自分の日々のスケジュールを客観的にみて、無駄に過ごしている時間がないかチェックしてみましょう。案外、食事の後にぼんやりテレビを見ていたり、ネットをしていたりなど、省ける時間が見つかるはずです。
ゆっくりする時間も必要ですが、何かを身につけたいと思うなら、日々のスケジュールを調整し直してみるといいかもしれませんね。
最後に
今回は、「時間がない」のを感じている人の特徴や原因、対処法などを解説しました。感情的になって「時間がない」ことに焦っても物事は解決しません。まずは、自分がどうして忙しいのか、原因を探ってみましょう。そして、しかるべきスケジュールを立て、日々実行していくことが肝心です。ぜひ、参考にされてみてはいかがでしょうか?
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