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2021.12.07

「絢爛」って正しく読める? 言葉の意味や使い方、類語について解説

「絢爛」は、<けんらん>と読み、結婚式やお祝いパーティーなど、華やかな場面で、人や空間に対して称賛する際によく使われる言葉です。「絢爛」を使った四字熟語でよく耳にする言葉としては、「豪華絢爛」が挙げられます。ここでは、「絢爛」の意味や使い方について紹介していきます。

【目次】
「絢爛」の読み方と意味は?
「絢爛」の使い方を例文でチェック
「絢爛」を使った四文字熟語とは?
「絢爛」の類語・対義語には、どのようなものがある?
英語表現は?
最後に

「絢爛」の読み方と意味は?

皆さんは、この「絢爛」という漢字、どんな読み方をするかご存じですか? あまり見慣れない言葉ですので、正しい読み方を知らないという方も多いかもしれません。「絢爛」は、パーティーや結婚式などの華やかな場面で、人や空間に対して使われる言葉です。日常的な場面で使わることは少ないですが、大人として覚えておきたい言葉になります。

本記事では、「絢爛」の読み方や意味、具体的な使用例や類語・対義語まで丁寧に解説します。ぜひ、参考にしてくださいね。

読み方と意味

「絢爛」とは、<けんらん>と読み、意味は「華やかで美しい様子、煌びやかな様子」です。また、詩歌や文章の表現が、「豊富な語彙や凝った言い回しで美的に表現され、華麗な印象を与える様子」を指す言葉でもあります。

一般的には、前者の意味として多く用いられ、例えばパーティーシーンなどで、彩りが鮮やかで煌びやかなドレスや宝飾品、また、豪華なシャンデリアや、繊細な彫刻品・壁画などの、空間や建築物に対して「絢爛な~」「絢爛たる」などと使います。褒め言葉として使われる言葉です。

(c)Shutterstock.com

「絢爛」の使い方を例文でチェック

では、「絢爛」を使った具体的な例文を紹介します。どんな場面で使われるのか、ぜひ、チェックしてください。

1:「イタリアで生まれたバロック建築は、鏡や金が施された煌びやかな装飾品がふんだんに使われており、まさに豪華絢爛という言葉がぴったりな芸術だ」

金箔や色鮮やかな宝飾品など、キラキラした様子を表す際に、「豪華」という言葉とあわせて「絢爛」は使われます。

2:「昨日の友人の結婚式は、天井に大きなシャンデリアがあしらわれた高級感ある会場と、煌びやかなドレスを身にまとった女性たちで、とても絢爛だった」

「絢爛」は、結婚式やお祝いパーティーなど、華やかなシーンを称賛する際によく使われます。

3:「その大聖堂にある絢爛たるモザイク画は、我々の目を一瞬にして奪った」

「絢爛たる~」といった形でもよく使われます。しっとりとした清楚な美しさというよりも、華美なものに対し使われるため、美しさのニュアンスを上手に使い分けましょう。

「絢爛」を使った四文字熟語とは?

「絢爛」を使った四字熟語でよく耳にする言葉としては、「豪華絢爛」が挙げられます。また、もう一つ、「豪華」と「絢爛」を逆にした、「絢爛豪華」も存在します。皆さんは、どちらが耳馴染みがある言葉でしょうか?

どちらが正しく、どちらが誤りなの? と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ご安心ください、どちらの四字熟語も正しい言葉になります。意味も使い方もほとんど違いはありません。強いて違いを挙げるとしたら、「豪華絢爛」は名詞や体言止めとして使われ、「絢爛豪華」は形容動詞として使われるのが一般的です。

(c)Shutterstock.com

「絢爛」の類語・対義語には、どのようなものがある?

では、「絢爛」の類語、対義語について、それぞれチェックしましょう。こちらも、ぜひ覚えておきたい言葉になります。

<類語>

1:煌びやか

「煌びやか」は、<きらびやか>と読み、「キラキラとして輝いている様子」を指す言葉です。華やかでキラキラしている様子や、華麗で美しい様子を表します。

「煌びやか」は、ただキラキラしているというよりは優美なイメージが強く、「うっとりと惚れ惚れしてしまう美しさ」というニュアンスを持ちます。醸し出す雰囲気が豪華で、目を奪われてしまうような華麗で煌めきのあるシーンや、人・物に対して使われる言葉です。

例文:「彼女は煌びやかな衣装を身に纏い、観衆の前に登場した」

2:華麗

「華麗」とは、<かれい>と読み、意味は「華やかで美しいこと」「派手やかなこと、また、その様子」を表す言葉です。人の目を引く美しさや華やかさを表現したいときに、「華麗な~」「華麗なる~」のように使われます。

例文:「本場フランスで修業を積んだ彼が創り出す料理の数々は、彩鮮やかで、華麗な品々ばかりで目でも楽しめる」

(c)Shutterstock.com

<対義語>

1:素朴

「素朴」とは、<そぼく>と読み、意味は「自然のままに近く、あまり手の加えられていないこと」「単純で発達していないこと、また、その様子」を指します。人に対しても使うことができ、言動や表現などが、ありのままで飾り気がない場合に使用が可能です。

例文:「彼は見た目も性格もシンプルで素朴な人間だ」

2:質素

「質素」は、<しっそ>と読み、「地味で飾り気がない」「生活などが贅沢ではなく、つつましい様子」という意味です。「質素な生活」「質素な人」「質素な食事」などと使うことができます。

例文:「彼の家は飾り気がなく、質素な家具で統一されていて、まさに彼らしいと感じた」

(c)Shutterstock.com

英語表現は?

「絢爛」を英語で表現したい時には、「splendid」や「glorious」という単語が使えます。どちらも豪華さや煌びやかさを表し、また、「素晴らしい」「立派な」という意味としても使うことが可能です。

<例文>
“His splendid performance made the audience impressed.”
(彼のすばらしいパフォーマンスは観客を感動させた)

“That was a gorgeous and splendid party.”
(豪華で華やかなパーティーだった)

最後に

「絢爛」は、結婚式やパーティーシーンなど、華やかで煌びやかな場面で使われる言葉です。「絢爛豪華」「豪華絢爛」はどちらも正しい言葉ですので、覚えておくといいですね。美しくキラキラした物や空間、人物に対しても使えることができます。

非日常的な場面で主に使われますので、あまり頻出する言葉ではないかもしれませんが、おめでたい席やお祝いの場で、褒め言葉として、また美しさを表現する一つの方法として、ぜひ、この言葉を活用してみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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