「小春日和」の意味って?
うんざりするような暑い夏が過ぎたと思ったら、もう冬の足音がすぐそこまで近づいてきています。人というのは勝手なもので、こう寒くなるとあんなに避けていた日差しが恋しくなりますね!
そんな今日は、季節にまつわる言葉を紹介したいと思います。みなさんは、「小春日和」という言葉の意味を知っていますか?
以下のどちらの意味でしょうか?
【1】初冬の頃の穏やかで暖かな天気
【2】春先の頃の穏やかで暖かな天気
前回の記事はこちら>今更聞けない! 英語の【o’clock】ってなんの略?
正解は……
「小春日和」の本来の意味は、【1】初冬の頃の穏やかで暖かな天気のこと。空がよく澄んで晴れわたっている、そんな天気のことをいいます。
文化庁によると、平成26年度に実施した世論調査では、この本来の意味を正しく理解していた人は5割程度。一方で、【2】春先の頃の穏やかで暖かな天気という本来の意味ではない解釈をしていた人も4割以上いたのだそう。
先日、ある韓ドラを観ていたところ「Indian summer」という言葉が出てきました。実は「Indian summer」とは、まさにこの小春日和のこと。(主にアメリカで)中秋から晩秋にあらわれる異常に暖かい期間を指します。
由来は諸説あるようですが、その一つとして、ネイティブ・アメリカン(現在、“インディアン”という呼び名は差別的とみなされ“ネイティブ・アメリカン”と呼ぶのが一般的ですよね)たちが、暖かい日が続いて動物たちが活発になるこの小春日和の時期に狩りをして冬に備えたことと関係しているともいわれています。
早くも春が待ち遠しくなっていますが、これからが冬本番。みなさんも体調を崩さないようにあたたかくしてお過ごしくださいね♡
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。