【目次】
・「負のスパイラル」とは
・「負のスパイラル」の使い方を例文でチェック
・「負のスパイラル」に陥ってしまう原因とは?
・仕事や恋愛で「負のスパイラル」から抜け出す方法とは?
・最後に
「負のスパイラル」とは
「負のスパイラル」という言葉をご存じですか? 何か上手くいかないことや、不運なことが重なったときに、「負のスパイラルだ」と言うことがあります。「負のスパイラル」に陥ると、うつになったり、思考がネガティブになったりしてしまうのです。そうすると、更に悪い結果を呼び寄せてしまうという悪循環に陥ります。
「負のスパイラル」の意味
「負のスパイラル」の「負」は、「マイナス」という意味がありますが、「スパイラル」には、「螺旋(らせん)」という意味と、「連鎖的な動き、変動」という意味があります。つまり「負のスパイラル」とは、「マイナスなこと、不幸なことが連鎖的に続いている状態」を表す言葉です。
「恋愛がことごとく上手くいかない」「同じようなミスを繰り返す」「自分ではどうしようもない事や、考えても仕方のない事ばかりを考え続けて落ち込む」などが、「負のスパイラル」に陥っている人によくみられる、あるあるなパターンになります。
「負のスパイラル」の類語
「負のスパイラル」には、いくつかの類語があります。一つ目は「悪循環」です。「循環」という熟語も「スパイラル」のように、「巡るように繰り返すこと」という意味を持っています。
二つ目に「負の連鎖」という言葉です。「連鎖」は、「物事がお互いに繋がっていること」という意味を持っているため、「負のスパイラル」の類語ということが出来ます。
また、「負のスパイラル」の対義語は、「好循環」や「とんとん拍子」などです。どちらの言葉も、調子が良く、何事もうまくいっているときに使います。
「負のスパイラル」の使い方を例文でチェック
続いて、「負のスパイラル」の使い方を紹介します。
1:「仕事がうまくいかず、ストレスで体調を崩すという負のスパイラルに陥った」
「負のスパイラル」という言葉は、不運なことが立て続けに降りかかった時に使う言葉です。したがって、「仕事がうまくいかない」と「体調を崩す」という場合など、2つ以上の悪いことが続いたときに用います。
2:「私が負のスパイラルに陥った時、励ましてくれた友人のおかげで、今の自分があります」
「負のスパイラルに陥る」は、とても良く使われる表現の仕方です。「不運なことが続き、その状況から抜け出せない」という意味で「陥る」という表現をします。
3:「悪循環に陥っていることは分かっているが、自分ではもうどうすることも出来ないのだ」
「負のスパイラル」と「悪循環」や「負の連鎖」は置き換えることが出来ます。また、この例文のように「負のスパイラル」には、自分ではどうしようもできない事であったり、解決が難しい場合であるケースがあります。
「負のスパイラル」に陥ってしまう原因とは?
人生が常に順風満帆であれば嬉しいですが、現実はそうもいきません。何をやってもうまくいくときがあれば、何をやってもうまくいかないときもあります。そんな「負のスパイラル」に陥ってしまう原因や、「負のスパイラル」の具体例を紹介します。
1:嘘を誤魔化すために嘘を重ねる
「負のスパイラル」に陥ってしまう原因のひとつとして挙げられるのが、ミスや些細な嘘を誤魔化すために、更に嘘を重ねてしまうということです。嘘を隠すために、帳尻を合わせるための嘘を重ねていくことで、状況が改善されるどころか、悪化してしまいます。
2:人間関係の悪化
社会で生きていくためには、人間関係を築いていくことが大切です。人間関係が上手くいっていないと、上手くいかない原因を自分の性格や考え方の中に探してしまいます。そうすると、マイナスな感情が増幅されてしまい、仕事や恋愛関係においてもうまくいかず、「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。
仕事や恋愛で「負のスパイラル」から抜け出す方法とは?
「負のスパイラル」に陥って何もかもうまくいかないと、精神的に非常に苦しいですよね。そんな、「負のスパイラル」から抜け出すための方法をいくつか紹介します。ぜひ、出来そうなことからやってみてください。
1:運動やストレッチをして、ストレスを発散する
運動やストレッチをすることで、筋肉の緊張が解れるため、リラックスできます。また、15分から30分くらいのウォーキングも、ストレス解消効果があるとされています。ウォーキングをしながら周りの景色を眺めたり、歩くことに集中したりすることで、余計なことを考えずにすむというメリットもあります。時間があるときは、歩いてみるといいかもしれません。
運動が苦手な方や、好きじゃない方は、カラオケなどで楽しく歌いながら、体を動かすのもおすすめです。
2:部屋を掃除する
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉を聞いたことはありませんか? 部屋が整理整頓されていないと、家での作業も捗らないし、何かをしようというやる気すら削がれてしまいます。そんな状態では、気持ちも暗くなってしまうため、定期的に掃除をするように心がけましょう!
3:新しいことをチャレンジしてみる
「負のスパイラル」に陥っているときは、そのことについてずっと振り返ったり、後悔したりしてしまいます。何かきっかけを作ってあげないと、ずっと暗い気持ちのまま、更に「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。
ですので、そんな気持ちを切り替えるきっかけづくりとして、今まで自分がしたことのないことに挑戦してみるのはどうでしょうか? そうすることで、意外な自分の才能に気がつけたり、新しい趣味を見つけられるかもしれません!
最後に
「負のスパイラル」に陥っているときは、「どうして私ばかり」や「何をしてもうまくいかないからもうダメなんだ」とネガティブな思考になってしまいがちです。そんな時は、好きな食べ物を食べたり、映画や漫画に没頭したりと、一旦肩の力を抜いてみてください。自分に厳しくすることも、時には大切ですが、たまには自分を甘やかしてあげてくださいね。
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