「should」は「すべき」と習ったけれど……
学校で習ってその印象で覚えている人も多いけれど、実は微妙にニュアンスが違うという英語表現もあります。たとえば、「should」と「had better」。
みなさんは「should」と「had better」では、どちらが強い表現になるかわかりますか?
前回の記事はこちら>>なるほど、それでいいのか!「後の祭り」を英語にすると…?
正解は……「had better」のほうが強い表現!
「should」は「~すべき」、「had better」は「~したほうがよい」と習うことがほとんど。
そのため「should」のほうが強く、「had better」のほうが柔らかい表現だと思っている人も多いのではないでしょうか。
でも実際には真逆なのです!
つまり……
◆had better:
「~したほうが身のためだ」という警告や脅しのようなニュアンス
【例文】
You’d better do as you’re told.(言われた通りにしなさい)
You’d better not stay up late.(夜更かしはやめなさい)
◆should:
「~したほうがよい」という提案やアドバイスのような柔らかいニュアンス
【例文】
You should be more punctual.(もっと時間を厳守したほうが良いですよ)
「had better」は命令口調になるので、目上の人には使わず、目下の人に対して忠告をするときに使うのが一般的。一方の「should」は、義務の意味をもつ助動詞の中では柔らかい表現なので、目上の人も用いることができます。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。