【目次】
・「意地悪」の意味
・「意地悪」な人の行動や言動の特徴! 顔にも表れる?
・「意地悪」なことをする心理や原因とは?
・「意地悪」な人に負けない! 上手な対処法
・「意地悪」な人の末路は不幸? 因果応報も
・最後に
身近に、「意地悪」だなあと感じる人はいますか? 何かにつけて「意地悪」されるのは、誰でも困りますよね。本記事では、「意地悪」について考えてみたいと思います!
「意地悪」の意味
「意地悪」とは、わざと人を困らせたり、辛く当たったりすることです。
小さな子どもが、親の気を引くために困らせるようなことをするのに近いかもしれません。相手が立ち上がれなくなるまで困らせるというようなものではなく、少し面倒をかける、ちょっとだけ辛く当たるなど、小さな困りごとを頻繁に与えることが多いと思います。
「意地悪」な人の行動や言動の特徴! 顔にも表れる?
「意地悪」って、具体的にはどういう行為をいうのでしょうか? 思い当たることがないか、チェックしてみてください。
1:わざと足を引っ張るようなことをする
あなたの成功を阻む、ということです。あなたの担当するプロジェクトが成功しないように、周囲に悪口を言ったり、データを見せてくれなかったり。そんな行動が「意地悪」です。とはいえ、プロジェクトの進行がストップするほど大きなことはしません。会議室の予約を取れなくしたり、コピー機を長時間使い続けたり、ちょっとした面倒を起こすのです。
2:根も葉もないことを言う
人が評価されるのが悔しいのか、根も葉もないウワサ話を持ち上げて、評判を悪くしたりするのも「意地悪」です。「あの人、実は賭けごとが大好きらしいよ」とか、「酒癖がすごく悪いんだって」などと知ったようなことを言って、その人の評判を落とそうとするのです。
3:無視する
話しかけても答えない。答えても、すごく不機嫌そう…。こういった態度も「意地悪」です。なんでもない会話すらムッとした表情をされると、なんだか気分が悪いですよね。
「意地悪」なことをする心理や原因とは?
では、なぜ、こんな「意地悪」をするのでしょうか。どんな心理が「意地悪」を生むのか、調べてみました。
1:嫉妬深い
「意地悪」をする人は、嫉妬をしているのです。自分より優れている人、自分より評価されている人がうらやましいので、それをどうにか邪魔したくて「意地悪」をするのです。
本当なら自分自身が努力をして、さらに高みを目指せばいいのですが、その自信がないのか努力するのが面倒なのか…。結局、「意地悪」をしてしまうのです。
2:冗談
信じられないことですが、「意地悪」を「意地悪」だと思っていない人がいます。そんな人は、「意地悪」を指摘されると、「ちょっとからかっただけじゃん」とふてくされます。どういうわけだか、「嫌がっている」=「喜んでいる」と解釈して、いつまでも「意地悪」してくるのです。迷惑な話です。
3:劣等感
「意地悪」をする人は、実は劣等感のカタマリだったりします。ゆえに、一時的にでも優越感に浸りたくて、「意地悪」をするのです。「意地悪」をして相手が困っている間だけは、自分が優位に立てるからです。
「意地悪」な人に負けない! 上手な対処法
「意地悪」をされるのはとても嫌なことです。上手に対応したいものですが、その前に、ひとつ考えて欲しいことがあります。それは、「本当に意地悪をされているのかどうか」です。
「意地悪」をする人の心理の2つ目でも述べましたが、本人に悪気がない場合も少なからずあり、また一方で、「意地悪」をされた側が必要以上にネガティブに捉えている場合もあるからです。
たとえば、あなたが職場で会議室の片づけをお願いされたとしましょう。それを単なる頼まれごとと取るのか、「わざわざ私に嫌な役割を押し付けた」と取るのかは、受け取り側の心の持ち方も大きな要因として挙げられます。
「意地悪」か、そうでないかを見極めるのは、自分だけでは難しいこと。先の例でいえば同僚など、そのシチュエーションを理解できる人に客観的な意見を求めてみましょう。客観的に見て、「意地悪」だと判断されるのであれば、やめてもらうようにしたいですね。
逆に、「気にしすぎかもね」と言われたら、あなたのほうの心掛けを少し見直す必要があるかもしれません。特に、忙しい時や疲れが溜まっている時には、独りよがりな感じ方をすることが多くなります。注意しましょうね。
その上で、「意地悪」な人への適切な対処方法としては、次の3つが挙げられます。
1:スルー
これがすぐにできる対応で、かつ簡単な対処方法です。「意地悪」な人は、気を引きたくて「意地悪」をしています。そんな彼らにとって「ノーリアクション」はもっとも大きなダメージ。何かされても、完全にスルーを決め込みましょう。そのうち、手出しをして来なくなります。
2:はっきり迷惑だと告げる
「意地悪」をする人は、なぜか「許してくれるだろう」と思っています。そこで、キッパリと「許さない」ということを伝えるのです。
伝える時には、相手の人間性ではなく行動を指摘して。「あなたがデータを出してくれないと、書類が整わないから、明日までに必ずやってもらいたいの」などと、何をして欲しいのかを毅然とした態度で伝えましょう。
間違っても、「意地悪はやめてよ!」と感情的になってはいけません。あなたを困らせることがそもそもの目的なので、あなたが感情的になってしまうと相手の思うツボなのです。
相手に伝える時は、あくまでも冷静かつ具体的に。相手に逃げ場を与えてはいけません。
3:周囲を巻き込む
たとえば、先程の例。「意地悪」な人が持っているデータを出してもらえないがために、資料作りが進まないとしましょう。そんなときには、上司に「ここまではできているんですが…」と、「意地悪」な人に関係する部分以外は整っていることを伝えましょう。そうすれば上司が、「このデータは○○さんが持ってたわよね」と代わりに催促してくれるでしょう。
「意地悪」な人は得手して、目上の方には弱いもの。上司からはっきり指示されてしまえば、動かないわけにはいきません。
「意地悪」な人の末路は不幸? 因果応報も
「因果応報」という言葉を知っていますか? もともとは仏教用語で、「いいことも悪いことも自分の身に起こることは、それまでの自分の行いの結果である」という意味なのですが、一般的には、人に「意地悪」をしたり、嘘をついたりすると、それが自分に返ってくるという意味で用いられることが多いですね。
いずれにせよ、「意地悪」をすると、それは自分に返ってきます。「意地悪」をされたとしても、「因果応報」と思って距離をおきましょう。
最後に
「意地悪」な人への対処方法を3つご紹介しました。気をつけたいのは、あなた自身が「意地悪」な人が発するネガティブな空気に巻き込まれないこと。自分自身がうまくいっていなかったりすると、案外簡単に引き寄せられてしまうものです。自分自身をきちんと見つめておくことも大切です。
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