ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#52>
前回記事:『彼氏の過去の浮気のせい… 言動すべてを疑ってしまう。解決策は?<働く女性のお悩み相談室#51>』
こんにちは、ライター・安本由佳です。およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
アラサーは、ときめくハードルが上がっている
お悩み:まもなく30歳です。友人に紹介を頼んだりアプリ婚活も頑張っていますが、食事に行っても相手の癖や嫌な点ばかりが目につき再び会う気になれません。良いところもあるのはわかるのですが、誰にもときめかないんです。どうしたらいいのでしょうか。
相談者さんにまずお伝えしたいのは、アラサーにもなると「ときめく」ハードルが相当上がっているということ。このことを、少なくとも自覚しておきましょう。
残念ながら、もう10代〜20代前半の若い頃とは違うんです。年齢を重ね経験値を積んだことで、良くも悪くも、ちょっとやそっとのことでは心が動かなくなっています。
例えば食事に誘われ、彼が商業施設の高層階にあるような、夜景が売りのレストランを予約してくれていたとする。
若く経験値のない頃だったなら「素敵なお店に連れてきてくれた」と素直にときめくこともできたはず。しかしアラサーにもなるとレストラン偏差値が上がってしまって「ベタだな」とか「センスない」とか減点が始まるわけです…。
こういうことが、お店の話だけではなく、服装・会話の内容・エスコートの仕方・会計のスマート等ありとあらゆる項目に及ぶ。それがアラサー女子なんです。
そして、減点方式をやめようとしても、これがなかなか難しい。
「こんなの初めて!」と素直に言えたあの頃にはもう戻れないし、目に入れば気になってしまうものです。
すぐに白黒つけない。まずはそこからスタート
ではどうすればいいのかというと… 減点ポイントばかりが目について「ああ、やっぱりときめかない」と思ってしまっても、白黒つける前にいったん一呼吸置いてみてはいかがでしょうか。
先述のように、アラサー女子は「ときめく」ハードルが上がっています。
30代以降は、初対面でビビッとくるような相手に出会えたら奇跡。つまり、容易くときめかないのがデフォルトだと考えるんです。
ときめかなかったとしても「悪くはない」と思える相手なら、面倒くさがらず、続けてデートしてみては?
そもそもたった1回の食事でわかることなんて、彼が見せるよそ行きの顔の、ほんの一部です。
何度か会ううち素敵な一面を見る機会があるかもしれないし、共通の趣味があって意気投合するかもしれないし、経験値を積んだアラサーでも思わずときめいてしまうようなハプニングが起こるかもしれない。
男女の仲は、些細なきっかけでいかようにも転ぶもの。
可能性を最初から潰さず、少しばかり時間をかけて関係を深めてみても損はないと思います。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。