ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#53>
前回記事:『誰にもときめかないアラサー婚活女性… “減点法”が原因!?<働く女性のお悩み相談室#52>』
こんにちは、ライター・安本由佳です。およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
産む・産まないもタイミングも女性主導でいい。けれど…
お悩み:昨年結婚した31歳どうしの夫婦です。年齢的にも早めに子どもを産みたいのですが、お互い忙しく働いていてほとんどセックスレス状態… 計画的に妊活する必要があります。けれども夫が「今じゃない」と言って協力してくれません。タイムリミットがあるのに… どうすればいいのか悩んでいます。
子どもを産むのは女性です。なので基本的には、産む・産まないもタイミングも女性主導で決めればいいと考えています。
ただしそうは言っても、父親になる夫にその気がなければ話になりません。
相談者さんの焦る気持ちもわからなくないのですが、まだ覚悟の決まらない彼を「計画的に妊活したい」とか「タイムリミットがある」など現実的に追い込んでしまうと、ますます気持ちが後向きになってしまいそう。
逆の立場になって考えてみましょう。
相談者さんは子作りのタイミングを「今じゃない」と考えているのに、相手に一方的に押しつけられたら… 拒否反応を抱きませんか?
まずは「動機づけ」からスタート
とはいえ相談者さんがおっしゃる通り、子どもを授かりたいと願うなら、早めに行動するに越したことはありません。
そのため、これは一例ですが、彼が自発的に「子どもが欲しい」と思えるような機会を、自然な形で作ってみてはいかがでしょうか。
例えば、子どもが生まれた友人や親族の家に一緒にお邪魔するなど。回りくどい方法に感じるかもしれませんが、子どものいる生活を実際にイメージすることで、彼の心に変化が起きる可能性は大いにあると思います。
「もう31歳なんだから」「焦る気持ちがなんでわからないの!?」というのは女性側の言い分です。
男性はやはり、実際に自分が産むわけじゃないので、当事者意識の低い人も多い。それをただ一方的に責めても、夫婦仲が悪くなるだけ。
子どもを授かることも大事だけれど、夫婦円満であることも同じくらい重要ですよね。
多少時間がかかっても、お互いが前向きに妊活できるよう、まずは動機づけからスタートしてみてください。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。