【目次】
・「冷静沈着」の意味とは?
・「冷静沈着」な人の特徴
・「冷静沈着」であることのメリットは?
・「冷静沈着」であることのデメリットは?
・「冷静沈着」になる方法には何がある?
・最後に
「冷静沈着」の意味とは?
ビジネスシーンなどで、問題が起きたときに落ち着いた対応ができる人って素敵ですよね。そんな人のことを「冷静沈着」などと表現したりします。主に、人の性格を表すときに使われる言葉ですが、どのような意味があるのでしょうか? チェックをしていきましょう。
「冷静沈着」の意味
「冷静沈着」は、「落ち着いていて、動揺しないこと」「物事に動じず、慌てることのないさま」を表します。また、対義語には「混乱して慌てること」を意味する「右往左往」「周章狼狽」がありますよ。
「冷静沈着」と「沈着冷静」に違いってあるの?
「冷静沈着」と「沈着冷静」に、意味の違いはありません。「沈着」と「冷静」はどちらも「何事にも動じず、落ち着いている」という意味。両方とも、似た意味の言葉を重ねて強調した四字熟語です。
「冷静沈着」な人の特徴
いざというときに、冷静に対処できる人って憧れますよね。あなたは「冷静沈着」な人でしょうか? 診断してみましょう!
1:ポーカーフェイス
「冷静沈着」な人は、どんな状況でも取り乱したりせず、常にポーカーフェイスです。大抵の人が慌ててしまうようなことが起こっても、表情に出さず冷静に対処することができます。その姿から、周りからクールな印象を持たれる人も多いでしょう。問題が起きた時は、感情でなく理性で対処することが大切、と心得ているのかもしれませんね。
2:何事にもストイック
仕事やプライベートに関わらず、ストイックな姿勢を貫くのが「冷静沈着」な人の特徴です。今の自分に足りないものは何かを冷静に分析して、目標に向かって努力します。何事にも動じない自信に満ちた態度は、見えない努力の賜物なのかもしれませんね。
3:公平な立場に徹する
「冷静沈着」な人は、物事のメリット・デメリットを冷静に考えることができます。そのため、極端に偏った思考を持つことがありません。また、人間関係のいざこざが好きではないので、同じ意見の人同士で固まることはないでしょう。常にフラットな立場でいることを好みます。
「冷静沈着」であることのメリットは?
「冷静沈着」であることには、どのようなメリットがあるのでしょうか? 詳しく解説していきます。
1:物事を客観視できる
自分自身やまわりの物事を、客観視できることは「冷静沈着」であることのメリットの一つです。問題点から一歩距離をおいて考えることができるので、視野が広く冷静な判断が下せます。そのため、仕事でミスをすることも少ないでしょう。普段から主観的で、その場の感情に流されてしまいがちな人は、参考にしてみるといいかもしれませんね。
2:周りと比べて落ち込まない
「冷静沈着」な人は、人の目を気にしたり、他人と比べて落ち込むことがありません。たとえ、人より劣っていると感じることがあっても、どうしたら改善できるのかを考えられる冷静さがあります。他人に対して嫉妬せず、良いところは素直に認める潔さがあるでしょう。
3:心に余裕がある
「冷静沈着」な人は、気持ちに余裕をもてるように自己管理をしっかりと行っています。そのため、仕事で急なお願いをされても冷静に対応することができます。感情的な浮き沈みがあまりないので、周りの人も安心して接することができますよね。
「冷静沈着」であることのデメリットは?
完璧な性格に思われがちな「冷静沈着」な人ですが、ときには誤解を生むことも!? 「冷静沈着」な性格に憧れる人は、3つのデメリットに気をつけましょう。
1:冷たい人だと思われがち
「冷静沈着」な人のクールな印象は、そうではない人からすると憧れるものですよね。しかし、あまりに感情を顔に出さなかったり口数が少ないと、周りから「冷たい人」だと思われてしまうかもしれません。「冷静沈着」を意識しすぎて、周りから距離を置かれてしまわないように気をつけましょう。
2:嬉しい感情が伝わらない
心の中では、嬉しい! 楽しい! と思っていても、表情に出ないことが「冷静沈着」な人の特徴。その態度から周りの人に「本当に楽しいの?」と言われてしまうことも。メールやLINEでも、そっけない対応をしてしまうと、双方に誤解が生まれる可能性もあります。大事な場面では、素直な感情を相手に伝えましょう。
3:理屈っぽい
「冷静沈着」な人は、物事を理論立てて説明することが得意です。そのようなスマートな振る舞いに憧れている人もいるでしょう。しかし、その能力はビジネス面で役に立ちますが、友人や同僚から、「理屈っぽい」「偉そう」と思われてしまうことも。プライベートや親しい間柄の人に対しては、もう少しおおらかな態度をとる柔軟さも必要かもしれません。
「冷静沈着」になる方法には何がある?
冷静な性格になるにはどうしたらいいのでしょうか? 「冷静沈着」な性格になりたい人に、おすすめの方法をご紹介します!
1:気持ちに余裕を持つ工夫をする
自分の気持ちや時間に余裕がないと、つい焦ったり、イライラしてしまったり…。なかなか「冷静沈着」にはなれませんよね。落ち着いた対応ができるように、気持ちに余裕を持つ工夫をしてみましょう。「冷静沈着」な人は、万一のことを考えてスケジュールに余裕をもっていたり、ストレスを発散する時間を作っていたりします。自分なりの工夫を、日常の中に取り入れてみましょう。
2:感情ではなく理性で判断する
「冷静沈着」な人は、物事を理性で考える習慣が身についています。感情的になっても、物事は解決しないことがわかっているからです。理性で考えられるようになると、ビジネスシーンでも短時間で正しい判断ができるようになります。感情に振り回されてしまう人は、悩んだ時ほど理性で判断することを意識してみましょう。
3:スキルを習得して自信をつける
人は、自分が知らないことや不測の事態に対して、気が動転してしまいがち。万一、なにかトラブルが起きてしまったとしても、自分に知識やスキルがあれば、ある程度冷静に対応することができるはずです。いざというときに落ち着いた対応ができるように、自分に足りない知識やスキルを、前もって習得してみましょう!
最後に
いかがでしたか? 「冷静沈着」な人は、元々の性格に思われがちですが、意外と努力家なのかもしれないですね。物事に動じてしまいがちな人も、ここに挙げた「冷静沈着」な人になる方法を試してみることで、憧れの性格に近づけるかもしれませんよ! ぜひ、ご参考にされてみてはいかがでしょうか?
TOP画像/(c)Shutterstock.com